児童養護施設で働く保育士の仕事

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保育士の資格を取得した人の就職先は、保育園が高い割合を占めています。しかし、保育士の資格は、様々なところで活用することができます。

例えば、児童養護施設です。

現代では、様々な家族の形ができ、その上社会情勢が厳しくなりました。それと比例するように、児童虐待の発覚数や最悪の場合子どもが死亡する例などが増えてきています。

したがって、児童養護施設の役割はとても重要になってきているのです。

そこで、今回は「児童養護施設で働く保育士の仕事」について解説していきます。

⚫︎時差勤務だけでなく夜勤や宿直など様々な勤務形態

児童養護施設は、3歳から18歳までの子どもたちが様々な事情から保護者と離れて暮らす入所施設です。したがって、勤務形態は通園施設である幼稚園や保育園とは異なり、夜勤や宿直を行い24時間体制で子どもたちを見守っています

もちろん、日中の時差勤務もあります。そのため、生活スタイルは看護師のように不規則になりがちです。それでも、子どもたちが安心して帰ってくることができる居場所を作ることができるように、施設の職員は努力をしています。

しかし、この激しい時差勤務や夜勤等がある上に、子どもたちは幼い時から様々なものを背負い、心に傷を負っている子が多いことが特徴であるため、心身にストレスをきたしやすい職場です。

これにより、結婚して子どもを育てをしたり、親の介護を重なったりするとこのローテーション勤務をこなすことは難しくなります。そのため、せっかく子どもたちと信頼関係ができ、仕事に慣れた中堅の職員が退職することが多い現状があります。

職員が長期的に働けるような環境を確保するため、夜勤を専門にする職員を募集するなど工夫を行っている施設もあります。ですが、現実的には3交代制勤務のような形をとっている施設がほとんどです。

⚫︎生活指導や学習指導と心のケア

児童養護施設は、入所している子どもたちの家です。そのため、保育士や児童指導員は、子どもたちが施設を退所してから自立できるように指導を行います。

この指導内容とは、洗濯や掃除、調理など生活力を身につける「生活指導」、そして勉強の進み具合や理解度を細かく見ていくための「学習指導」です。

しかし、この二点と同じくらい大切なことがあります。それは、子どもたちひとりひとりへの「丁寧な心のケア」です。

これは、生活指導や学習指導をする上でも重要になってきます。なぜなら、児童養護施設に入所している子どもたちは、辛い生い立ちなどから、精神的に安定しない子が多いからです。

時には、大人をたじろがせるような迫力で凄んだり、暴力や暴言など荒れた姿を見せる子もいます。

したがって、まず子どもたちと信頼関係を築くことができなければ、生活指導や学習指導を行おうとしても、言うことを聞いてくれることはありません

ですが、子どもたちは児童養護施設に行き着くまでに、想像を絶するような環境で育っているケースが多いために、簡単に他者に心を開くことはありません。

また、虐待を受けた子どもの中には、脳が萎縮し機能的に感情を抑える事ができなかったり、物事を理解する事に時間がかかったりする子もいます。

つまり、ひとりひとりの子どもの生い立ちや状態を受けとめる「心のケア」が一番重要であり、それと同時に大変困難なことなのです。

このような子どもたちへのケアへの重圧と、職員が努力したとしてもすぐには結果が出ることのない子どもたちの姿に無気力感を覚え、精神的に負荷がかかって退職してしまう人も少なくありません。

しかし、子どもたちからすれば「頼りになりそうだった大人がまた自分の前からいなくなった」と事実しかありません。これが、心に傷を負った子どもたちにとっては一番つらいことなのです。

このように、児童養護施設は、社会的な役割が大きい施設です。そして、丁寧に子どもたちに働きかける保育士の役割が期待されている分野でもあります。

その一方で、労働条件は良いとは言い切れません。実際、児童養護施設は離職率が他の児童福祉施設と比較しても高いと言われています。

ただ、人手不足の業界だからと言って、軽々しく応募ができるものではありません。したがって、もし児童養護施設での就業を希望するならば、施設実習やボランティアを体験してみて判断することをお勧めします。

そこで、「やりがいを持ってできそうだ」と判断すれば、ぜひ応募してみてください。なぜなら、情熱を持って、人と向き合うことができる大人の存在を子どもたちは心から望んでいるからです。

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