保育の仕事における正規職員とパート職員のメリット・デメリット

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家庭の事情や独身者は、生計を立てるために正規職員を選択します。しかし、保育士や幼稚園教諭の仕事の求人の中には、「パート職員」や「臨時職員」というものが多数あります。

この正規職員とパート職員(臨時職員)には、雇用形態をはじめ業務内容などに大きな違いがあります。

そこで、今回は「保育の仕事における正規職員とパート職員のメリット・デメリット」について解説していきます。

⚫︎残業も多く責任の重い正規職員

保育士や幼稚園教諭は、女の子が将来就きたい仕事の上位にランクインしています。

しかし、実際に資格を取って働き始めると、様々な要因で退職したり、そもそも養成校の通っている時点で別の道を選択したりするケースが後を絶ちません。

そのため、資格は持っているけれど保育や教育の仕事に就いていない潜在保育士の人数は国内で60万人とも70万人とも言われています。

現代では、この潜在保育士をどうやって保育の仕事に復帰させるかが大きな課題になっていることもあるため、有資格者でなおかつ正規職員で働ける人はとても重宝されています。

ですが、退職者の半数は「給料が後5万円アップしたとしても保育の仕事に戻るつもりはない」と語っています。なぜなら、手当の出ない残業が多い上に責任も重いのにも関わらず、給料が見合っていないからです。

また、正規職員はその施設の要です。このため、担任を持てば日頃の保育や教育だけでなく、行事の出来栄えや保護者への対応の仕方など、施設内外からプロとして厳しい目で見られがちです。

これにより、仕事へのプレッシャーから精神疾患を患う人が年々増えています。これが、保育や教育の仕事で、正規職員が置かれている厳しい実態です。

しかし、責任は重い分やりがいはあります

やはり、自分が1年間責任を持って保育・教育をした子どもたちには思い入れもありますし、行事などもやり遂げた後は「頑張って良かった」と思えるような子どもたちが成長した姿を目の当たりにできるのは、正規職員ならではの良さでしょう。

そのため、「今年こそは退職をした方が良いのではないか」とマイナス的に考えたとしても、担当クラスが落ち着き、子どもたちが成長して集団としてのまとまりを見せた頃には「保育の仕事は最高!」と思って、長く続ける人もたくさんいます。

つまり、保育士や幼稚園教諭は、子ども達から元気をもらえてなおかつ一生学び続けることができるやりがいのある仕事と言えます。また、子どもに対して重い責任を持つ正規職員だからこそ、味わえる感動や学びがあるのです。

⚫︎待遇が良いとは言えないパート職員

では、パート職員はというと正規職員と比べれば残業や責任所在は免れることができる可能性が高いことが特徴です。

しかし、地方自治体によっては保育や教育への予算を組むことができず、公務員の定数を減らし、有資格者のフルタイムパート(非正規職員)がクラス担任を持つことも珍しくなくなってきました

そうなると、責任と重さはクラス担任を持っている以上正規職員と変わらなくなります。ですが、あくまでも非正規職員のため、賞与や退職金などの待遇面が冷遇されていることが多々あります

一方、短時間勤務のパート職員の場合は、保育園の場合ならば無資格者でも働くことができます。なぜなら、仕事内容は「保育補助」であり、責任は正規職員が持つからです。

短時間勤務のパート職員の仕事内容は、保育補助から掃除、洗濯など契約により異なります。

また、目の前に子どもに対して責任を持たなくてはなりませんが、時間通りに帰ることができることが多いため、家庭と両立ができる仕事として人気があります。ただ、都心の市町村でない限り時給はどちらかといえば、「安い」と言われる傾向にあります。

ですが、短時間パート職員の場合、家庭と両立をしたい人が希望するため、労働したい時間が重なりやすいという点があります。

例えば、保育園であれば長時間保育を行っているところもあるため、夕刻17時以降や早朝7時台に働ける人を望んでいます。その場合、子育てをしている人や子どもや家族の世話をしている人にはなかなか難しい条件になります。

言い換えると、早朝や夕刻の時間帯に働ける人は貴重なので、60歳を超えていても喜んで雇用される可能性があるということです。早朝や夕刻の時間は、施設によって働く人を集めるために時給を日中よりも高く設定しているところもあります。

しかし、短時間勤務ならば他職種のパートと労働条件では変わりがないと思えても、フルタイムのパート(非正規職員)となると、待遇は良いとは言えません

それでも、「子どもが可愛い」「子どもたちのために働きたい」と考える人が保育を支えるからこそ、日本の保育園や幼稚園は成り立っているのです。

このように、一概に「正規職員かパート職員どちらが良いか」ということは言い切れません。どちらにも一長一短がありますし、家庭の状況や生計をどのように立てるかによって働く形を変えることが一番良いでしょう。

ただ、現代では非正規職員を使い捨てるような雇用形態が問題視されています。したがって、保育や教育の仕事も例外ではありません。そのため、求人票を見るときに給与面や休日だけに捉われることは危険です。

パート職員ならば、自分の生活スタイルと照らし合わせて「どの程度仕事で責任を負うのか」を吟味しましょう。

そして、正規職員ならば、どこへ行っても責任はついて回ります。このため、納得して保育・教育ができる職場を探すことが充実した仕事をする上で非常に重要です。

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保育士・幼稚園教諭が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、施設や企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

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