乳児保育における育児担当制と一斉保育の違い

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現代において、0歳児から2歳児の子どもたちを保育する乳児保育は珍しくなくなってきました。しかも、育休明けとなる1歳児の入所希望は年々増えており、「保育園に入れなかった」という人も都市部では大勢います。

しかし、「乳児保育」と言っても保育方法は様々です。そして、その保育方法は子どもの人権や安全面を侵さない限り、保育園が自由に選択することができるのです。

乳児保育の中で、注目されているのが「育児担当制」と言われる保育方法です。この保育方法は、少しずつ広がりを見せてきています。そのため、転職した時に保育の方針や考え方が違うことに、保育士は戸惑うのです。

そこで、今回は「乳児保育における育児担当制と一斉保育の違い」について解説していきます。

⚫︎育児担当制は担当保育士の裁量で質が決まる

育児担当制とは、保育士が担任の中でさらに受け持ちの子どもの担当を決めて保育を行うことです。これは、「乳児は家庭での母親との愛着関係が何よりも大切である」という考えに基づいています。

そして、保育士は担当の子どもたちとの愛着関係を築くことを中心に保育を行います。担当の子どもの朝の受け入れや食事の援助、遊びなどを家庭に近い状態でゆったり保育することが目的です。そのため、子どもが安心して情緒が安定すると言われています。

このメリットに着目して、育児担当制を採用する保育園が増えてきているのです。

ただ、その中で問題になることがあります。それは、「自分の担当の子どもさえ落ち着いていればそれで良い」と考える人が出てくることです。

このケースでは、その保育士は確かに自分の子どもには責任を持ちます。しかし、他の職員が子どもとの関わりで悩んだとしても「自分の担当」にこだわりすぎるあまり、集団としての保育を顧みなくなってしまうのです。

しかし、保育は一人の職員の技量が高ければ良いわけではありません。なぜなら、職員間でコミュニケーションが取れていて、協力して保育を行うからこそ、子どもへのより良い関わり方ができるようになるからです。

そのため、育児担当制を行う保育士は、保育以外にもどのようなクラス運営をして、他の職員と協調していくかを考える必要があります。つまり、育児担当制の保育は、保育士の考え方や裁量で質が大きく影響すると言えるのです。

⚫︎一斉保育では職員同士の連携が必要

一方、一斉保育ではクラスの担任がすべての子どもたちと関わります。この保育形態を取っている保育園もまだ数多くあります。そのため、育児担当制を実践していた保育園から転職してきた職員には、この一斉保育に違和感を覚える人も多いようです。

なぜなら、育児担当制では自分の担当の子どもたちを中心に見ていくため、すべての子どもたちを保育する一斉保育は「ドタバタとしていて忙しい」印象を受ける人が多いからです。

ですが、悪い事ばかりではありません。すべての職員で子どもたちを保育する分、一人で抱え込まずに職員で悩みを共有してより良い方法を考える事ができるからです。これは、保育経験の少ない若い職員でもベテランと一緒に保育をすることで学ぶことができる利点です。

それでも、複数の職員で保育をすると、職員が注意しなければ大人の動きがドタバタとして落ち着かない雰囲気になることは事実としてあります。。

また、職員が複数存在することで「きっと誰かが見ているだろう」という慢心から、子どもが怪我をしたり事故が起ったりすることもあります。

これにより、一斉保育で保育を行う時には「どのように職員同士が連携をしていくか」について検討を行い、実践することが必要となります。

そして、一斉保育ではベテランの職員や経験のある職員の考えが反映されやすくなる傾向にあります。そのため、若い職員が「なかなか自分の意見を言うことができない」という事態に陥ることがあります。

そういった不安や不満が噴出することにより、クラスの雰囲気が悪くなります。この事態を回避するためにも、職員同士が積極的にコミュニケーション取ることは不可欠なのです。

このように、「乳児保育」と一口で言っても、その方法は保育園により保育方法は様々です。しかし、保育方法が変化するということは、職員にとっては「今までの自分を否定されているように感じる」と戸惑う原因にもなります。

しかし、保育方法に違いはあっても子どもに責任を持つということは変わりありません。それぞれの保育方法には一長一短がありますが、保育では子どもだけでなく、周りの職員とコミュニケーションをとることが、より良い保育につながるのです。

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