乳児院・児童養護施設の給与と休暇

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保育士を目指す人や保育士の転職希望する人の中には、乳児院や児童養護施設などの入所型の児童福祉施設へ就職を考える人もいるでしょう。

このような入所型の施設は、保育園とは異なった専門性が必要とされます。そのため、そこにやりがいを感じる人も大勢います。

しかし、ただ「やりがい」だけでは生活をしていくことはできません。また、人生は何が起こるかはわかりません。したがって、給与や休暇についてしっかり把握することが必要なのです。

そこで、今回は「乳児院・児童養護施設の給与と休暇」について解説していきます。

⚫︎激務の割には「低い」とされている給与

保育園のように通園する施設とは異なり、乳児院や児童養護施設は入所施設です。

そのため、「保育園の保育士と比べてどちらが給与が高いか」について気になる人も多くいます。

結論から言えば、施設が民間であるか公立であるかで多少の違いはありますが、夜勤や宿直手当などがある分、入所型施設の方が保育園よりも給与は高いとされています。しかし、実際に働く人からは、「夜勤をやったとしても、まだ給与は低い」と言われています。

また、乳児院によっては、乳幼児突然死症候群(SIDS)を防止するため、常に時間を見て呼吸の確認を行うところもありますし、児童養護施設では、入所している子どもたちが夜中に抜け出すこともありますので、常に気を張らなければなりません

その点も含めて、人員体制が手薄になる夜勤を思うと、夜勤手当は「少ない」と思われる原因になるようです。そして、日頃の業務自体も激務です。つまり、給料の額面と言うよりも、労働実態と見合っていないということで、給与は「低い」と言われているのです。

福祉の仕事自体が「給料が高い、低いということだけでは計れないやりがいがある」とされています。したがって、福祉を志す以上、お金のことを口にするべきではないという考えです。

しかし、保育士も人間であり、生活をしていく必要があります。もちろん、子どもたちを支えることはやりがいもあり、大切な仕事です。そのために、きちんと正当な賃金を支払われる必要があるのです。

⚫︎休みは保障されているが、長期休暇は難しい

若くて独身のうちは、休暇については不満があったとしても、「必ず休めなければ困る」という事態に陥ることは比較的少ないものです。

しかし、結婚して家庭を持ち、子育てをしようと思った時に、夜勤がある乳児院や児童養護施設の仕事の休暇について考えなければならないことがあります。

なぜなら、入所型の施設の場合は、必ずこの日が休みになるという保障がないからです。そのため、「家族と休日が合わない」ということが起こります。そうなると、「子どもとなかなか一緒にいてあげられない」ことについて葛藤し、退職を余儀なくされる人もいます。

また、連休を取れたとしても、休暇を取った分は、職員の配置人数が決まっているため、誰かが代わりに出勤することになります。そうなると、余分に職員がいない施設の方が圧倒的に多いため、連休を取得することは自然と難しくなるのです。

この状況を打破するために、施設によっては交代で連休を取れるように工夫したり、子育て中の職員の夜勤を少なくするために夜勤専門の職員を雇用したりして、対策を行うところも出てきています。

それは、施設や子どもに慣れた職員が長く働くことで、子どもたちの精神的な安定にもつながるからです。

このように、乳児院や児童養護施設の入所型施設でも、保育士の給与や休暇の実態は厳しいものがあります。施設に就職希望する人の数は少なくないのにも関わらず、人手不足の実態があるのは、このためです。

しかし、「福祉だから、職員は自分のことを犠牲にすべきである」という考え方は少しずつ変化してきています。実際、質の高い職員を確保し、良い職場環境を作るためには、職員が働き続けられるように工夫が必要です。

そのためには、「どのような工夫が必要なのか」について、職員たちから声をあげ、世間に実態を知ってもらうことが必要なのです。

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