保育士の新人職員の育成方法

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保育士は、ある程度経験年数を積むと必然的に新人職員の育成を任せられる機会が出てきます。新人職員は、人材が一番大切とされる保育園において、大切にしたい存在です。

しかし、この新人職員の指導について悩む人が多いのも事実です。一方で、新人職員は初めての社会生活でとても緊張しています。そして、「自分の行動は間違っていないだろうか」ということを不安に思っています。

その時に、指導役の人は新人職員のためを思ってたくさん助言をします。ですが、それが「やはり自分はダメな存在なのだ」とかえって新人職員が落ち込んでしまい、逆効果になってしまうことがあります。

そのため、「新人職員に対してどのように接して良いのかが分からない」と人が増えているのです。

そこで、今回は「保育士の新人職員の育成方法」について解説していきます。

⚫︎「わからないことは聞いて」は通用しないと考える

新人教育において、どこの業界でも言われることは「分からないことは遠慮せずに何でも聞いて」ということです。これは、一見とても親切な言葉です。また、言った人も「聞いてきたことについては何でも答えて教えてあげよう」と思っています。

しかし、そうやって伝えていたのにも関わらず、新人が指導者に確認せずに物事を進めてしまって「あの時自分に聞いてくれていたらこのような事態にはならなかったのに」ということが起こることは珍しくありません。

その時に、指導者となる保育士は「どうして分からないことを聞こうとしないのか」ということを責めてしまいます。一方、新人職員からしてみれば、「気を利かせてやったことなのに、なぜか叱られた。もう何もしたくない」と落ち込んでしまうことになるのです。

これは、お互いの考えが一致していなくて起こる事態です。では、なぜこのような事態が起こるのでしょうか。

この原因は、そもそも新人の多くは「分からないことが分からない」のです。つまり、「聞いて」と言われても、何を聞いて良いのかがわからないのです。

なぜなら、「わからないこと」とは、基礎知識や実践経験があることによって出てくることだからです。

これを指導者が理解できないと、「あの人は何も聞いてこない。やる気がなさそうに見えるのに勝手な行動をとる」と新人職員のことを悪く捉えてしまいます。そうなると、職員関係に大きな溝が出来てしまい、保育に支障をきたすようになってしまうのです。

それを避けるためには、指導者が新人職員からの質問待っているだけでは解決しません。むしろ、指導者が新人職員に細やかに指示をしながら、「なぜ」やるのかについて伝える方が大切です。

その上で、「分からないことがあったら一緒に考えるから、伝えて欲しい」ということを新人職員に話していくことで、その施設での保育の基礎が新人職員にもできていきます。そうすることで、具体的な「質問」が出てくるようになるのです。

つまり、新人職員からの言葉を待つだけでなく、指導者が常に新人を気にかけ、こまめに声をかけることが大切なのです。

⚫︎できていることを褒めてから指摘するポイントを伝える

保育士の仕事は、子どもの命と安全を守ることを第一の使命としています。また、保育園の多くは、仕事中は子どもの動きから目を離すことができないため、職員同士で会話をすることはまずできないでしょう。

しかし、複数担任で保育をするならば、保育士同士が連携をとる必要が出てきます。確かに、時間はないかもしれませんが、時間のない時だからこそ気持ちの良い言葉を使いたいものです。

なぜなら、大人が効いていて気持ちの良い言葉は子どもにとっても心地よく感じられるからです。それでも、新人職員に対して指導したくなる気持ちが湧いてくることもありかもしれません。

その時は、時間がないからこそ指導の言葉は一旦おさめた方が良い雰囲気を作ることができます。もちろん、子どもの安全や命、人権を侵害するような言動がある場合は、子どもを守るために止めるべきです。

ですが、それ以外の時には子どもの前で新人職員の指導を行うのはやめましょう。それよりも、子どもたちの良い姿を伝えあったり、新人職員がもし何か準備などをしてくれていたらそれに対しての感謝の気持ちを伝える方が、新人職員は気持ち良く働くことができます

そして、もし指導する点があるならば、子どもたちの聞こえない静かなところで伝えた方が、指導される側もきちんと話を聞くことができます。

また、指導する際にもポイントがあります。それは、「ダメ出し」のように新人職員の悪かったところを羅列しないことです。悪いところばかりを長々と言われることを好む人は、少ないでしょう。

しかも、自分が一生懸命取り組んでいることならなおさらです。

そのため、もし指導することがあるときには、まずその職員の良いところやできているところを褒めてあげてください。その上で、「この点をこうするともっと良くなる」と指導点を具体的に伝えるのです。

そうすることにより、新人職員も指導する職員が自分の良いところもきちんと認めてくれた上で、自分をもっと良くするためにアドバイスをくれていると感じることができます。

こういった小さな信頼を少しずつ積み上げていくことで、職員の良好な関係が出来てくるようになるのです。

このように、保育士の新人職員の指導において、「技は見て盗め」というスタイルは通用しなくなりました。また、新人からの質問を待ち、それに答えるという方法もある程度新人職員が育つまでは、人によっては難しいでしょう。

それよりも、指導者となった保育士が新人職員がどのようなことに困っているのかを丁寧に話を聞きながら、解決に向けて一緒に考えることが大切です。そして、指導する時には、新人が頑張っている点についてまず褒めてあげてください。

誰しも、最初は新人の時代がありました。そして、年数を重ねて働くことができたのは自分一人の力ではありません。失敗やミス、できないことがあっても、周りがフォローしてくれて、育ててくれたからこそ今の自分があるのです。

そのため、指導者を任せられた時には、いかに新人職員のやる気を引き出し、「保育は楽しい」と新人なりの保育の喜びを感じられるようにフォローしていくことが大切なのです。

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