0歳児に絵本を読む意義と絵本の選び方

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現代では、保育園において乳児保育は一般的になってきました。その中で、産休明け(生後57日から預けられる)保育も広がりを見せています。

こういったあかちゃんたちは、保育園でも大人気です。幼児の子どもたちも、小さなあかちゃんが入園するとそれを聞きつけて会いに来たり、可愛がったりしてくれます。それくらい、あかちゃんには人を惹きつける不思議な力があるのです。

ですが、保育する方としては「あかちゃんにミルクをあげたり、寝かせてあげたりはわかるけれど、小さなあかちゃんとどうやって遊んで良いのか困る」という悩みを抱える職員もいます。

しかも、あかちゃんは幼児の子どもたちほど反応が良いわけではありません。そうなると、寝返りのできないあかちゃんに対しての働きかけは後回しになってしまいます。

まして、「まだ寝返りもできない子に絵本を読んでも意味があるの?」と考える人もいるでしょう。

しかし、0歳児は1歳までに脳の神経細胞にある信号を伝える枝「シナプス」は大人の9割程度出来上がります。したがって、1歳までに大人が行う働きかけは非常に重要なのです。

そこで、今回は「0歳児に絵本を読む意義と絵本の選び方」について解説していきます。

⚫︎絵本を読み聞かせることで脳が活性化する

現代では、脳科学への注目が集まっています。これにより、「頭の良い子に育てるために0歳児から英才教育」という教室やセミナーも大変人気があるようです。

戦術にもあったように、子どもの脳は3歳までには大人の8割程度の重量まで成長します。その3歳までに大人から受けた働きかけで子どもの成長は変わってくるのです。

その中で、絵本の読み聞かせは気軽にあかちゃんと大人がスキンシップを取れる上に、脳を活性化させるのに良いと言われているのです。

しかし、読み聞かせたとしても、最初はあかちゃんが目立った反応をしてくれない時があります。そうすると、大人は「やっぱり、絵本は興味がなかったのだな」と判断してしまいがちですが、それは間違いです。

なぜなら、脳の中では、大人に絵本の読み聞かせをしてもらったことでその子の脳の中では大きな刺激を受けているからです。

子どもに絵本を読み聞かせると、子どもの脳の中では、大脳辺縁系が活発に動いています。これは、食欲や睡眠欲などの本能や情緒、記憶などを司っている部分です。

つまり、たとえ大人が期待するような反応がなくても、あかちゃんにとっては絵本の読み聞かせをしてもらったことで、脳は確実に刺激を受け発達し、特にコミュニケーションや表現といった能力が高まっていくのです。

一方、同じ絵本を繰り返して読んでいくと、あかちゃんの反応は確実に変化します。例えば、「次のページを早くめくってよ」と言わんばかりにニコニコしたり、手足を動かしたりすることがあるのです。

このことから、「あかちゃんは、何度も読んでもらった絵本の面白さは覚えている」ということがわかります。

したがって、あかちゃんに絵本を読むことは全く無駄ではありません。それどころか、脳に刺激を与えてコミュニケーション能力を高める可能性を秘めています。そして、何よりも優しい笑顔を声で絵本を読んでもらえることは、あかちゃんとのスキンシップになります。

これが、情緒を安定させ、表現の豊かな子に育つ秘訣の1つなのです。

⚫︎あかちゃんに最適な絵本選びのポイント

現代では、0歳児の子どもたち向けの絵本がたくさん出ています。そのため、かえって種類が多すぎて、どのような観点で絵本を選択するべきか悩みます。

なぜなら、「0歳児」とひとくくりで言っても、まだ寝返りができない2か月程度の月齢の子と1歳に近い子では全く姿が異なるからです。

しかし、絵本を選択するときのポイントを踏まえることで、こうした悩みは軽減します。そのポイントを知るときには、0歳児の発達を知ることが大切です。

まず、0歳児のあかちゃんは、幼児の子どもたちと比べるとまだたくさんのものを一度に認識する力はまだ未熟です。そのため、1ページの中でたくさん彩色あるものや登場人物が多大勢出てくると、「どこに視線を合わせて良いのか」がわかりません

そうなると、集中力が切れてしまいます。したがって、月齢が低ければ低いほど、パッと見て捉えられる単純な形と色、そして出てくるものは一つで良いのです。

また、背景は白で構いません。むしろ、見せたいものをはっきりと際立たせた方があかちゃんには分かりやすいのです。

そして、絵本の内容は「いないいないばあ」など、何度も繰り返しがあるものや擬音を多用し、音の響きを楽しむものが最適です。

なぜなら、繰り返しがあるものや音の響きを楽しむものは、何度も読んでもらうことであかちゃんは見通しがつくからです。その時に、「この次はこうなるのでしょう?」とワクワクした表情を見せるのです。

つまり、あかちゃんは何度も繰り返し読んだ絵本の内容をちゃんと記憶していくのです。そのため、1回目は無反応でも、繰り返すうちに反応が少しずつ変化していきます。それは、きちんと脳が発達している証拠なのです。

このように、まだ0歳児の時期であっても、絵本を読み聞かせることはあかちゃんの脳を刺激し、のちにコミュニケーショや表現の力を伸ばすことにもつながります。

現代は、アプリケーションで絵本を読み聞かせてくれるものがあるようですが、あかちゃんにとっては、大好きな大人の声で読んでもらう方が記憶に残ります。

そして、保育園で預かる時にも、ぜひ1日のどこかでまだ寝返りが出来ないあかちゃんにも絵本を読んであげてください。これが、あかちゃんとのコミュニケーションの一つなり、信頼関係を築く土台になっていくのです。

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