絵を描こうとしない子どもへの働きかけ方

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子どもたちがいきいきと描いた絵は、見る人をひきつけ、思わず笑顔にさせる不思議な魅力があります。しかし、子どもたちの中には「絵を描きたくない」と描くことに対して消極的な子もいます。

絵を描きたくないと思う原因の中には、子どもの中で「上手」「下手」という比較をしていることがあります。これは、4歳の時期の発達の特徴です。「他の人と比べて、自分はどうか」と自分を客観的にみようとする力がついきているということです。

比較をするようになった4歳の子どもにみられる特徴的な姿として、次のものがあります。

・勝てない勝負はしたくない

・自分ができないと思うことはやりたがらない

その中のひとつとして、「絵を描きたがらない」という姿がみられます。ただ、そのときに大人が「やる気のない子」「できない子」という目で子どもを見たり、子どもを追い詰めて絵を描かせたりすると、子どもは自信を失ってしまいます

子どもにとって、楽しんでできることが一番大切です。その経験を重ねることが、「絵を描いてみようかな」と思えるきっかけになります。

⚫︎楽しんでできる技法をつかう

絵を描く以外にも、デカルコマニー(転写画)、マーブリング、染め紙など楽しめる活動があります。そのため、まずは「絵を描く」ということから離れてみることもひとつの手段です。

デカルコマニーやマーブリングなどは、偶然できた模様が面白く、どんなやり方をしても素敵な作品に仕上がるのが特徴です。そこには、「上手」「下手」というものはありません。

「絵を描くことが苦手」と思っている子の作品が、素敵に仕上がり、作品を作った子が「もう1回やってみる」と言い、目を輝かせることもあります。この「もう1回やりたい」という気持ちが重要です

子どもの絵は、「子どもの心の動き」です。やりたいと思ったときこそが、その子のやる気や気持ちを引き出すチャンスになります。その子がどんなことが好きで、どんなものなら興味を持つのかいろいろ試してみましょう。

「苦手」「好きではない」という感情は、人間ならば誰もが持っています。それは、子どもたちも同様です。そのため、楽しんでできる技法をつかったり、好きなものがみつかったりしても、必ずしも「絵を描く」ということにつながらないことがあります。

しかし、「作ることは楽しくできる」「絵の具を使うなら好き」という描くことや作ることに対して良い感情があれば、「絵を描いてみようかな」というきっかけをつくることができるかもしれません。

楽しいと思える活動をまずはたくさんやってみましょう。そして、子どもたちは、大人が自分のために考えてくれているということは、とても嬉しいことなのです。

⚫︎絵を描くときに、子どものとなりで話を丁寧に聞く

絵を描きたがらない子の中には、次のように困っていることもあります。

・描きたいものがみつからない

・描きたいものはあるけれど、どうやって描いたらいいのかわからない

これが、描いてみようとはするけれど、なかなかペンが進まないという姿です。例えば、「楽しかったことを描いて」と言えば、それだけでスラスラと描ける子もいます。しかし、描くことに困っている子は、スラスラと描いている子のとなりで悩んでしまうのです。

描けなくて困っている子に、いくら「描いてごらん」と言っても、描けるわけがありません。そのときには、大人の支えが必要なのです。子どもと話をしてみましょう。

描きたいものがみつからない子には、「何が楽しかったのか」「誰と一緒にいたのか」「何がみえたのか」など、具体的に思い出を質問しながらひきだしていきます。そうすることで、子どもたちは、少しずつそのときの楽しかったこと、嬉しかったことなどを思い出します。

子どもたちのいきいきした絵は、心が動いた感動から生まれます。その経験をしていくことで、描いて伝えたいことが出てくるのです。

どうやって描いたらいいのかわからなくて困っている子でも、描きたい情景は頭の中に浮かんでいます。しかし、絵の構成の仕方やポーズなど、技術のところで困っているのです。

そういうときは、実際に大人がポーズをみせてあげたり、子どもが一番印象に残っている場面を鮮明に思い出せるように丁寧に聞き取りしたりしましょう。その中で、描きたい構成が決まってくることがあるのです。

このように、子どもたちは発達の節目で、絵が苦手になってしまうことがあります。それでも、楽しいと思えることを大人と一緒に探す中で、作る楽しさをみつけることができます。

子どもが絵を描くことだけに大人がとらわれるのではなく、子どもたちと一緒に描く楽しさ、作る楽しさを大人が共感していくことがなによりも重要なのです。

「もう1回やりたい」と思えることや、「この人と一緒になら絵を描いてみようかな」という大人への信頼感を日々の生活の中でつくることを大切にしていくことが、子どもたちの心を動かします。そうやって、子どもたちの心を動かした絵は、とても素敵なものになるでしょう。

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