【ADHD(注意欠如・多動性障害)】の子がトラブルを起こした時だからこそ大切にしたい関わり方

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保育園や幼稚園に入園してくる子どもたちの中には、保育士や幼稚園教諭が集団保育をしている中で気になる姿を見せる子が年々増加しています。いわゆる「ちょっと気になる子」という子どもたちです。

その中には、自閉症スベクトラム症候群(ASD)やADHD(注意欠如・多動性障害)、またはどのどちらも併せ持つ複合タイプの子など、発達障害の特徴を持つ子どもたちも含まれています。

その子たちの多くは、「集中する時間が極端に短い」「強いこだわりがある」など集団生活において、時に個別の配慮を必要としています。しかし、それに対して保育士や幼稚園教諭の理解がなければ、その子たちは辛い幼児期を過ごすことになってしまいます。

特に、ADHDと診断される子どもたちの中には、攻撃性が強い子(すぐに手が出てしまう)や人の話を聞くことができない子(意識が散漫になりやすい)など、誤解されやすい行動を取ってしまう子もいます。

そこで、今回は「【ADHD(注意欠如・多動性障害)】の子がトラブルを起こした時だからこそ大切にしたい関わり方」について解説していきます。

⚫︎ADHDの子たちがトラブルを起こした時の心理状況を知る

ADHDと呼ばれる子どもたちが悩んでいることは、他者とトラブルになることです。

ADHDの子は、カッとなると考えるよりも先に手が出てしまったり、悪気がなくても見たままを言ってしまったり(例えば、太っている人に「太っているね」と言ってしまう)します

そのため、一見トラブルの発端は、彼ら彼女らに責任があるように考えてしまいがちです。実際、保育園や幼稚園では、怪我や安全管理について厳しく追及される場合があります。

そうなると、「またあの子がトラブルを起こして・・・」と怒りの矛先が子どもに向いてしまうことが事実としてあります。

しかし、友達に手を挙げた直後に「また◯◯くん(ちゃん)が叩いた!」と悪者扱いされたり、自分が感じたことをそのまま口に出してしまい、「あなたなんて大嫌い!」と言われてしまったりすることで、一番困っていて、悲しい思いをしているのはADHDの子どもたちです

なぜなら、彼ら彼女らの場合は、悪気があってやっているわけではないからです。しかも、知能に問題があるわけではありません。したがって、周りから言われていることもよく分かっています。

その時、ADHDの子どもたちは「どうして、自分はいつも失敗をしてしまうのだろう」と後悔しているのです。

それにも関わらず、大人から「どうしてすぐに手が出るの!」と一方的に責められてしまうことで、ますます「自分はダメな人間なのだ」と子どもは落ち込んでしまいます

確かに、「いいこと」「いけないこと」はしっかり子どもに教える必要があります。それは、ADHDの子も同じです。むしろ、周囲から誤解されがちな子どもたちだからこそ、他の子に比べて根気強く伝える必要が出てくるでしょう。

しかし、その時に「どのように叱るか」が大切なのです。

⚫︎叱りつけるのではなく「話し合い」

幼児期の保育や教育において、一番大切なことがあります。それは、自己肯定感を育むことです。なぜなら、自己肯定感(ありのままの自分を好きになること)がなければ、他者を受け入れることはできないからです。

これは、字や計算、他言語を教えるよりも、大切にしたいことです。

しかし、トラブルを起こしやすいADHDの子の場合は、みんなの前で叱られてしまうことが多々あります。そのため、自己評価が低くなりがちなのです。しかも、自分で行動を止める術を身につけられないうちは、何度もトラブルを繰り返し起こしてしまう可能性があります。

そのため、叱るときこそ、ADHDの子どもには配慮を行いたいものです。

まず、危険な行為や友達に怪我をさせてしまいそうな状況はさっと止めて、子どもを精神的に落ち着かせてあげましょう。興奮している時には、大人でも話をすることはできません。

また、ADHDの子は周りの状況が全て刺激として入ってきてしまうため、できるならば落ち着いた環境に連れて行ってあげることがベストです。

そして、落ち着いた上で、トラブルになった原因を本人なりの言葉で語らせてあげるのです。その時に、あくまででも保育士や幼稚園教諭は、傾聴の姿勢を保たなくてはなりません。

例えば、トラブルになった状況を大人が見ていると、つい「あの時はこうだったでしょう」と言いたくなる場面があります。それでも我慢して、子どもが感じたことを聴いてあげてください。

なぜなら、トラブルになった時にはその子なりの理由が必ずあるからです。それを「手を出したあなたが悪い」「嫌なことを言うあなたがいけない」と味方になってほしい人には言われたら、子どもはどう感じるでしょうか。

おそらく、「自分の思いを述べたところで、どうせ自分が悪者にされるのだ」と自分の思いを話すことに対して、悪い印象が植えつけられてしまいます。だからこそ、優しく真剣にその子なりの思いを聴くことが大切なのです。

つまり、保育士や幼稚園教諭は、「悪いことをしたのだから叱らなければ」と考えるのではなく、あくまでも子どもと「何がいけなかったのか」について話し合うのです。

その上で、「あなたの気持ちはよくわかったよ。でも、手を出すことはいけないよね。これは叱るね」と最後にいけないことを伝えてください。そのあとに、「次回、手を出さないためにはどうすれば良いか」という対策法も一緒に考えてあげると良いでしょう。

このように、ADHDの呼ばれる子どもたちは、生きていく上で人間性を誤解されてしまうことがあり、本人たちが一番苦しむことになります。それでも、彼ら彼女らは友達を求める姿があるのです。

そうやって、友達との関わりを求めているADHDの子たちをどのように保育・教育していくのかは、保育士や幼稚園教諭の子どもの捉え方により変わっていきます。

確かに、ADHDの子どもたちは、幼児期は特にトラブルの原因になりやすい子が多いです。しかし、彼ら彼女らはトラブルを乗り越えていくことで、成長した時に「自分がどんなことが苦手で、どのような時にトラブルを起こしやすくなるのか」を知ることができます。

そうやって、ADHDの子たちが自分自身を知ることにより、トラブルも時間はかかっても徐々に減っていきます。そのために、保育士や幼稚園教諭は、ADHDの子どもたちに対して、叱りつけるのではなく落ち着いて話し合う習慣をつけることが大切なのです。

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