保護者と子どもが適切な距離をとることが大切な理由

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学校や幼稚園や保育園など、子どもを預かったり、教育をしたりする機関で、子どもの支援や教育以上に頭を悩ませることがあります。それは、「保護者との関係」です。我が子かわいさや不安から、必要以上に学校などに口出しをする保護者が急増しているのです。

保護者からすれば、自分たちの子どものより良い生活、教育のために考えて学校ななどの教育機関に意見していると思っています。

もちろん、学校なども「教育(預かって)してやっているんだから、口を出すな」ということは思っていません。むしろ、感じたことを伝えあうことで、相手の思いを知ることができます。

しかし、常に監視しているような状況をつくることや、感情的になって教育者や保育者にむかって怒鳴りつけることは、子どものためになるとは言えません。そして、保護者が常についているということで、子どもの成長の妨げにもなってしまいます。

人の最終的な目標は、「自立」です。それは保護者の愛情があり、周りの環境や人との関わりの中で「人格」が形成されていき、自信をつけることで自分の足で人生を歩んでいくことができるのです。

保護者の役割は、子どもを守ることだけではありません。保護者が守れなくなるような状況になったときにも、子ども自身の力で、人生を切り開いていけるように自立ができる力をつけることが大切なのです

⚫︎保護者と子どもの距離が近すぎると、周りの人と自然に触れ合えなくなる

日本の教育者が提唱した、「子育て四訓」というものが大きな共感を得たことがありました。

【子育て四訓】

1.乳児はしっかり肌を離すな

2.幼児は肌を離せ 手を離すな

3.少年は手を離せ 目を離すな

4.青年は目を離せ 心を離すな

この四訓に共通する言葉は、「離せ」と「離すな」です。子どもをいきなり離すことはできませんが、自立をするために、離すべきところと、離さずにきちんととどめておくべきところがあるということです。

保護者が、子どものことで過剰に学校などに口出しをすることで、学校などの職員からは恐怖の対象となったり、頭痛や胃痛のタネになったりします。それは、他の子どもたちや、保護者にもなんとなく伝わるものなのです。

そうなると、子どものことで過剰に口を出す保護者の子の周りには、「あの子には、けがをさせたらいけない」「あの子とけんかをすると、すぐに保護者がとんでくる」という雰囲気がつくられます。子ども同士でも、なんとなくその子どもの向こうに保護者の影がちらつくのです。

そのため、周りがその子の存在を敬遠してしまいます。ときには、「あの子と遊ばない方がいいよ」と子どものことで過剰に口出しをする保護者を、わずらわしく思う人もいるでしょう。それは、人間ならば当然のことです。誰もが、人間関係であえて苦労をしたいとは思わないものです。

そうなることで、過剰に保護者が口出しをする子どもは、周りの人と当たり前に触れ合う環境が減っていきます。保護者が苛烈になればなるほど、その人の子が避けられてしまう兆候は大きくなるでしょう。

子どもは、けんかや、「できる」「できない」など自分の身に起こる「トラブル」を乗り越えたり、回避したりすることで力をつけていきます

あまりにも、学校などが対処をしてくれないと感じたときには保護者がその子の力になってあげることは必要かもしれません。しかし、トラブルそのものを保護者が解決しては意味がありません

それよりも、子どもの気持ちを受けとめて、どうしたらトラブルが解決するのかをサポートする方が子ども自身の力になっていきます。

⚫︎子どもは、保護者がいつまでも自分を守ってくれると思う

自然界に存在する動物においても、餌を与えて愛情深く子どもを守っていた親は、自分の子が自立をする時期になった途端に、子どもを追い出します。人間の関係は動物とは違いますが、自立をする上では、親が少しずつ子どもと距離をとることが必要です。

子育て四訓でも、最後の「心」だけは離さないことが大切としています。しかし、保護者が常に子どもを監視するようにはりついていることで、子どもも保護者もお互いがいないと成り立たない「共依存」の関係に陥ってしまいます。

「共依存」の関係になることは、子どもからしてみれば「いつでも保護者は自分のことを守ってくれる」という状態になります。子どもと保護者の間に、絶対的な安心感は必要です。しかし、この場合の守るとは、保護者がいつまでも子どもの盾になるということです。

いつでも保護者がトラブルの盾になっていたら、子どもは痛みを知ることが少ないでしょう。傷ついたとしても、それを自分で解決してきてはいません。もしも、保護者が倒れたり、亡くなったりした場合は、自分では何もできないのです。

人間は、トラブルが起こることで、自分の力がどの程度なのかを知ることができます。自分の力がわかったとき、問題を解決するために、他の人の力を借りることができるようになるのです。

保護者と子どもが、共依存になるということは、子どもは保護者以外の周りの力を借りることができません。そうなる前に、保護者が解決や回避をしてくれるからです。それは、いずれ社会から孤立してしまうことにもつながります。

このように、その子の将来を考えたときには「自立」ができるように、保護者以外との人間関係が重要です。子どもの身に起きたトラブルを見守ることや、乗り越えられるようにさり気なくサポートすることで、子どもは、自分の人生を切り開いていく力をつけていくことになります。

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