行事における保護者と職員の考え方の違い

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子どもが小さいときほど、運動会や発表会などの行事は、保護者にとっても楽しみなものです。行事で、我が子が集団の中で頑張っている姿をみて、感極まったことのある保護者もいると思います。

しかし、この「行事」というものが、保護者と教育者、保育者の捉え方の違いで、お互いの関係に溝ができてしまうこともあるのです。なぜ、考え方が違うかというと、行事の目的が異なるからです。

保護者は、「自分の子がみんなと一緒に、楽しく取り組んでいる姿がみたい」と思っています。それは、学校や幼稚園、保育園の職員も同じです。しかし、保護者というのは、楽しさだけでなく、「できばえ」(結果)も気になってしまうものです

しかし、学校などは、結果も重要ですが、それまでの行事にむかう「過程(プロセス)」を大切にしています。だから、「最初よりも、昨日よりも、頑張ったり、楽しくできたりしている⚪︎⚪︎さん」という見方をしています。

だから、学校などの職員が思ってもいないところで、保護者の「もっとこうしてほしかった」という考えとぶつかってしまうことがあるのです。

保護者も職員も別の人間ですし、みんなが「大満足」という結果には、なかなかならないものです。しかし、大きな不満やあつれきになる前に、防ぐことはできます。保護者と職員、「どのようなことに気をつけていけば良いのか」を解説したいと思います。

⚫︎起こりうるトラブルはあらかじめ伝えておく(職員)

職員が保護者と話をするときに、良い話はとても話しやすいものです。しかし、良い話ばかりを伝えていると、行事の本番に思いがけない我が子の姿をみて、「こんなはずではなかった。聞いていた話と違う」と保護者がショックを受けることがあります。

子どもにとっては、その行事の日までに頑張ったことはもちろんですが、「みんなの前で素敵な姿をみせることができた」というのは、大きな誇りになります。自信につながったり、「できたこと」が大人になっても忘れることができない、良い思い出になったりすることもあります。

しかし、いざ本番になると、次のようなことも起こります。

・前日まで意欲的に取り組んでいたのに、大勢の人の前で緊張してしまい、体が動かない

・緊張のあまり泣き出してしまう。そのまま気持ちが立ち直らず、行事が終了してしまう

・それまでできていたこと(競技やセリフ)ができなくなってしまう

・自分の出番を忘れてしまう

あげたことは、ほんの一例ですが、大人でも思い当たることはあると思います。そのため、「こんなはずではなかった」ということを防ぐためには、練習の様子などで、職員が感じた「本番当日に起こりうること」を行事の前に、保護者にも伝えておくことが大切です。

しかし、できないことばかりを伝えると、保護者はがっかりしてしまいます。そして、「ちゃんと自分の子をみてくれて、評価してくれない」という職員に対する不信感につながることもあります。

たとえ、「やりたくない」とずっと言い続けている子であっても、行事の中でその子なりに感じていることがあります。ただ、「取り組みをやりたがらないので、当日もやらないかもしれません」と伝えるよりも、その取り組みの中でその子が感じていることを一緒に伝えることが大切です。

それは、「先生は、ちゃんと自分の子をみていてくれる」という安心感にもつながるからです。

⚫︎その「瞬間だけ」を評価しない(保護者)

保護者自身が感じたことを、職員に伝えることは、お互いの思いを知る上でとても重要です。子どものその年の行事は、確かにその瞬間にしか体験できないものです。

「泣いて終わってしまった」「見せ場が思ったように決まらなかった」ということが起こると、楽しみにしていた保護者は少なからずがっかりすると思います。楽しそうに参加している他の子をみて、胸が痛むこともあるでしょう。

しかし、同じように子どもも、「うまくいかなかった」と感じていることがあるのです。そこで、保護者ががっかりしている様子が伝わると、「やっぱり、自分はダメだったのだ」と子どもまで落ち込んでしまいます。

その年の行事は、巻き戻ることはありませんが、子どもの人生はずっと続いていきます。「今年は失敗だった」と思っていても、次の年に、ものすごく成長した姿をみせてくれて、何倍も感動することがあるのです。

失敗をしたとしても、子どもの成長に必要なことは、「起き上がる力」です。起き上がる力というのは、たとえ「失敗」だと感じたとしても、それまでの子どもの様子や、頑張ったことを褒めることで、子どもが「失敗しても大丈夫なんだ。また挑戦しよう」と思えることでついてきます。

その行事での様子や出来事だけですべての評価が決まってしまいがちですが、「子どもがそれまでにどのように行事に取り組んできたのか」ということにも目を向けることが大切です。そこで起き上がる力がついた子どもは、「また頑張ってみよう」と思えるようになるのです。

行事とは、子どもと保護者と職員みんなで、「子どもの成長」を願って行うものです。そのためには、大人同士が子どもの姿を伝えて、その子自身が「やってよかった」と思える瞬間を作ることが大切なのです。

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