肌が触れ合うスキンシップで穏やかな子どもに育てる

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育児方法は、その国によって考え方に違いがあります。そして、その方法に良い、悪いという判断はできません。なぜなら、その国の人々が培ってきた文化があるからです。

ある研究で、あかちゃんをずっと抱いて生活している部族と、あかちゃんをバスケットなどに入れて抱くことはないという部族で、「子どもの性格形成がどうなるか」ということを比較しました。

あかちゃんを抱いて生活している部族の子の場合、穏やかで争いごとのない性格になったといいます。反対に、あかちゃんを抱くことのない部族の子は、とても攻撃的で、争いごとが好きな性格になったのです。

現代では、「穏やかさだけではいけない」という、闘争心を掻き立てて生活しなくてはならない風潮があります。また、厳しい社会では、子育てだけに専念できる生活環境も少なくなってきているのです。

欧米のように、「あかちゃんのときから、両親と別々に寝ることで自立につながる」「子どもが泣いても、すぐには抱かない。そうすることで自立心を養う」という考え方もあります。

子どもに、「自立できる大人になってほしい」と考えるのは、どの親も民族も同じです。そのため、「常にあかちゃんを肌身離さず生活してきた」という国も、最近では子どもの自立を考えて、「自立を促す」育児スタイルを採用している家庭が増えてきています。

しかし、子どもにとっては、肌と肌が触れ合うスキンシップこそが人格形成をする上で重要です

そこで、「肌が触れ合うスキンシップが、子どもの成長にどう影響していくのか」ということを解説していきたいと思います。

⚫︎子どもがむやみに泣くことがなくなる

肌と肌が触れ合うことで、子どもは安心します。イヌイットは、生まれてきたあかちゃんをトナカイの皮でできたオムツでくるみ、その上からさらにトナカイの皮でラッピングするように固定します。

こうすることで、子どもは、母親の子宮にいたときのような感覚に包まれ、とても安心するといいます。古来の育児方法は、とても理にかなっていると言えるでしょう。

アフリカの先住民族の人々も、常に子どもを抱いて生活していました。この民族の場合、子どもが歩けるようになるまでは、母親は子どもを離さなかったといいます。また、たとえ子どもを離したとしても、違う大人や年長の子どもが、小さい子どもを抱くようにしていたのです。

現代では、「抱き癖」という言葉がでてくるようになりました。「小さいときからのだっこは自立の妨げになる」という人もいます。その理由は、「子どもがだっこを求めて、甘えて泣くようになるから」というものです。

しかし、イヌイットやアフリカ先住民族の子どもたちは、少し大きくなったときに、常にスキンシップを求めて泣くようになるかというと、そうではありません。

むしろ、ずっと密着していたことで安心しています。そのため、むやみに泣くことがないのです。むやみに泣くことがないため、子どもが泣くというのは、それなりの理由があると考えられました。

常に泣いている子どもには、なにか理由があります。場合によっては、「不安な気持ちがあり、安心したい」という気持ちの表れとして、子どもが泣くこともあるのです。

「子どもが小さいほど、肌を触れ合わせて安心させる」という育児方法で、子どもたちの性格は安定します。それが、友好的な部族関係をつくってきたことにつながるのです。

⚫︎「愛されている」という安心感をもつ

子どもは、むやみに泣くものではありません。泣くときには、何か理由があります。それを「子どもをだっこしすぎて甘えさせたせいだ」と考える人もいますが、「抱き癖」は、子どもであれば程度の違いはあっても、どの子にもあるものです。

子どもはスキンシップを求めたときに、それが常に叶えられない状況になると、「自分は愛されていないのではないか」という不安感に襲われます。

状況によっては、子どもが求めてきたときに、だっこができないかもしれません。そのときは、時間をあけても構いません。あとからでも、スキンシップをとってあげることで、子どもは安心するのです。

「泣いているときに少し見守る」という手段は、必ずしも悪いことではありません。しかし、放っておかれることは、子どもにとって良いことではありません。あくまでも「見守る」ということが必要なので、子どもが大人のまなざしを感じていることが大切です。

子どものことで心配するべきなのは、「抱き癖」がつくことよりも、心が不安定になることです。子どもを実際に抱くことができるのは、子育ての時間に換算すると、ほんの数年です。その数年が、子どもの心の安定を決めると言っても過言ではありません。

このように、スキンシップをしっかりとってもらった子どもの心は、とても安定します。中には、「自分が働いているから、子どもを預けることが多い」と悩む人もいるかもしれません。

子どもというのは、たくましいものです。預けられても、その先で良い人間関係を学び、親の知らないところで楽しく過ごしている場合がほとんどです。たとえ、スキンシップの時間が短かったとしても、きちんと向き合えば子どもは親の心を感じることができます

「肌身離さず」という育児は難しいかもしれません。しかし、子どもをみつめ、できる限りのスキンシップをすることが、子どもの安定と穏やかな人格形成につながるのです。

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