ゲーム中毒の恐怖

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先進国では、子どもたちのゲームやメディアへの接触の仕方が問題になっています。ゲームを与えると、子どものほとんどは熱中します。まるで誰もいないかのように静かになることもあり、子どもを静かにさせるためには丁度良い道具だと思う人もいるかもしれません。

しかし、小さい頃からゲームに熱中することで、子どもたちの脳にはたくさんの弊害が起こります。子どもだけではありません。インターネットのオンラインゲームに熱中して、異常行動を起こす大人もいるのです。それくらい、面白いゲームには中毒性があるのです

そこで、「ゲーム中毒の恐怖」について解説していきたいと思います。

⚫︎中毒性から抜けられなくなる

一番恐ろしいのは、「ゲーム中毒から抜けられなくなる」ことです。麻薬やアルコールをはじめとする中毒症は、なかなかすぐには改善しません。「中毒」と呼ばれるものは、自分で自制ができなくなるので、コントロールすることが難しいのです。

実際に「ゲーム中毒に陥った青少年たちの脳は、麻薬中毒の脳と似ている」という研究結果は、海外では多数発表されています。

中毒は、脳の働きが阻害されている状態です。そのため、いくら保護者が「ゲームはやめなさい」と注意しても、子どもはゲームがやめられないことがあります。それは子どもの意思が弱かったり、保護者に逆らったりしているわけではありません。

ゲームに熱中しているときには、脳の線条体や前頭前野での「ドーパミン」の放出が増えます。「ドーパミン」は脳内神経伝達物質のひとつで、人に「やる気」や「快感」を与えるものです。そして、この「ドーパミン」と働きによって、ワクワク感や気分の高揚感が高まるのです。

そのためゲーム依存が進んでくると、ワクワクする気持ちはゲームでしか感じられなくなります。その結果、他の活動への興味が薄れていくのです。それが、学校の成績の低下にもつながります。

ゲーム中毒には、段階があります。それは以下のようなものです。

【第一段階】空いた時間にゲームをしている。夢中になるけれど、保護者が注意するとやめることができる。

【第二段階】ゲームについて保護者と対立する。お小遣いを全てゲームにつぎ込む場合や、保護者の忠告を無視したり、隠れてゲームをしたりすることがある。さらに、自分の意志でゲームを中断することができない。

【第三段階】判断力が失われ、学校に通わなくなったり、引きこもったりするといった形で、現実生活に大きな支障が出てくる。強い現実逃避の状態で、現実よりもゲームの世界で生きている割合が大きくなる。

子どもの状態が第一段階の場合だったら、保護者や教育機関がゲーム中毒の恐怖を子どもに伝えたり、ゲームよりも大切なものがあることを教えたりすることで、ゲーム中毒を防げる可能性があります。

第二段階では、保護者だけでは対応が難しくなるでしょう。なぜなら、中毒状態だからです。専門家の助けが必要となります。

第三段階は、麻薬やアルコール中毒者と同じ状態です。専門機関による治療が必要となり、状態によっては、薬物を使用しなくてはならないことがあります。

オンラインゲームのヘビーユーザーが多いと言われている韓国や中国では、ゲームを禁止された青少年が半狂乱になって暴力事件を起こしたり、多額の借金を抱えたりする事件が起きました。これらは、保護者だけでは解決することが難しい事例です。

ゲームやメディアと、子どもがどう関わっていくのかは、大人がしっかり考えるべき課題です。そして、一度「中毒」になってしまうと、そこから改善することは難しいということを覚えておく必要があります。

⚫︎ゲーム中毒になる前に気をつけたいこと

ゲーム中毒の恐ろしさについて解説してきましたが、間違ってはいけないことがあります。それは、ただ「ゲームをつくる会社が悪い」と短絡的に考えることです。

アルコール中毒になる人がいるからと言って、「酒造店をすべて潰せ」と言う人はいないでしょう。それは、「飲みすぎてしまう本人の責任」だと考えるからです。ゲームもそれと同様に、与える大人側がきちんと子どもと約束をしてからゲームをさせるべきです

時間は就学前であれば、長くても30分程度が理想です。大人だったとしても、1時間程度のゲーム時間が良いとされています。

しかし、子どもは、ゲームを与えると熱中してしまいます。自分の理性で時間をコントロールできるようになるには、根気よく大人が約束を守らせることが大切です。

ときには、「約束が守れなかったら、ゲームは預かるね」という毅然とした大人の態度も必要になるでしょう。あやふやな約束の仕方では、子どもは「約束は守らなくてもいいのだ」と大人との約束を簡単に考えてしまいます。

そして、ゲーム中毒を防ぐためには、実生活での学校生活や勉強、友達関係の充実をはかることが一番です。生身の人間との付き合いは、ときにはわずらわしく感じられるかもしれません。しかし、人との関わりは、子どもの脳にとってとてもたくさんの刺激を感じます。

「ゲームよりも楽しいことがある」と感じることができれば、自然とゲームから離れていきます。ゲームはそれぞれ攻略方法があるかもしれませんが、人間との関わりは攻略法もマニュアルもありません。

人との関わりは、苦しいこともあるかもしれません。しかし、他人の温かさや絆は、人との関わりでしか感じることができないのです。

このように、ゲーム中毒には「抜けることができない」という恐ろしさがあります。しかし、ゲームとの付き合い方を大人がきちんと決めることで、ゲーム中毒を未然に防ぐことができます。

熱中するほど楽しいゲームというものは、なかなか自分で中断することは難しいでしょう。しかし、ゲーム中毒の恐ろしさを伝え、小さいうちからきちんと約束を子どもが守れるようにすることで、ゲームと上手に付き合っていく第一歩になるのです。

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