子どもを預けるときに保護者が大切にしたい考え方

b965cfb6415ff6a5190c61baf9204da8_s

幼稚園や保育園、託児所、学校など、子どもを育てるにあたって、集団生活を経験する場所は多様に存在します。公立であれば別ですが、私立であれば、保護者と子どもが自由に施設を選ぶことができます。

施設を選択する場合の基準としては、「施設の雰囲気が子どもに合うか」、「自宅から近い」、「治安が良い」、「教育方針に賛同した」といったものがあげられるかと思います。

熱心に見学を行い、施設を決めたとしても、子どもを預けたときに「こんなはずではなかった」ということが起こる可能性があります。それが不安や不満になって、施設を相手取って言い争いになることも現代では珍しくありません。

争うことは、誰も望んではいません。中には、面白半分でその施設の噂を拡散させる人もいます。しかし、こういった行動は、その人自身が、不満や不安を抱えているために引き起こされます。

本来、子どもを預ける施設と保護者は、共に子どもの幸せを願い、子どもの成長の手助けをしなくてはなりません。そして、保護者と施設が争った場合、犠牲になるのは子どもたちです

そこで、「子どもを預けるときに注意するべき考え方」について解説していきたいと思います。

⚫︎施設の職員は「人間」である

これを聞いて、「そんなことは当然でしょう」と思うでしょう。しかし、「人間である」ということは、万能ではありません。誰しも必ずミスをします。

子どもを預かる施設の職員は、プロ意識を持って、子どもに関わっている人ばかりですが、人間である以上ミスも起こります。しかし、「お金を払って預けている」と思うと、その「ミス」が許せなくなることがあるのです。

そして、「この施設の教育(保育)方針に共感したから預けたのに、なんだか違う」と意見は、教育・保育施設でのクレームとして上がってくる件数が多いです。このように、保護者は、教育・保育施設に対して「職員の対応の仕方が、方針や理念に合っていないのではないかと」不信感を持つのです。

この原因としては、「職員と保護者の方針や理念の理解の仕方の違い」があげられます。つまり、保護者が「こういう理念ならきっとこうしてくれるはずだ」という予測と、職員の「こういう理念なら、自分はこうして子どもに関わろう」という手法は、必ずしも一致するとは限らないのです。

職員は、理念には共感していたとしても、教育や保育のやり方に正解はありません。そして、物事には表と裏があります。

例えば、「子どもたちの自主性を尊重しています」と言っても、見る人によっては、「無秩序な放任」に見えることがあります。これは、「自主性」の捉え方が、施設側と第三者的に見る人で違うからです。

そして、職員はロボットではありません。1人の人間として職員個人が生きてきた中での生活感や、考え方があります。そして、これは保護者も同じです。これにより、「自分の考えていた施設のやり方ではない」という意見の食い違いが起こるのです。

しかし、施設のやり方に疑問が出ても、「相手も人間だから我慢してください」ということではありません。

施設側の職員はプロです。自分が気づいていないだけで、他の人か見たら言葉遣いや態度などが、子どもと関わるときにそぐわないことがあれば、それを直さなくてはなりません。

そのため、保護者が疑問に思ったことは、そのまま職員本人に伝えることが大切です。言いにくいことは、施設の管理者に伝えても良いでしょう。他の保護者に相談しても良いかもしれませんが、それは、信頼する人だけにするべきです。

人間は、人の噂が大好きです。「絶対に秘密はもらさない」と約束したとしても、残念ながら、守れる人は少ないと思った方が良いでしょう。

⚫︎子どもには個性があるということを認める

現代では、発達障害を持つ子どもや、厳しい家庭環境で育っている子どもが増えてきています。そして、そのような子どもたちに共通していることがあります。それは、「トラブルを起こしやすい」ということです。

この場合の「トラブル」は多岐に渡ります。その種類としては、「噛んだ」「押した」「ひっかいた」となど、けがをして残るものが代表的です。

他には、「教室の外をいつもフラフラしているので、何を考えているのか分からない。怖い」「授業中いきなり大声を出したり、歩き回ったりするので集中できない」など、精神的に緊張することや、授業妨害にみえる行動などもトラブルにあたります。

とくに、けがとして残るものの場合、保護者はとてもショックを受けてしまいます。それが度重なれば、「けがをさせた子が許せない。相手の子どもの保護者が許せない!」と怒りの矛先が、けがをさせた子どもや保護者に向かってしまうことがあります。

最悪の場合、「被害」にあった保護者同士が結託して、トラブルを起こした子やその保護者を攻撃するようなことが起こります。

保護者としては、自分の子どもがさらなる被害に遭わないように守っているつもりかもしれません。しかし、これは、子どもにとって「良い影響」とは言えません。

子どもは、大人のことを驚くほどよく見ています。保護者が「あの乱暴な子は最低!」と差別するようなことを言い続ければ、子どももトラブルを起こした子のことを「あの子は関わってはいけない子なのだ」と考えるようになります。

そしてその子どもは、相手の個性を知って理解することも、どんな人にも良いところがあるということも考えなくなるでしょう。それくらい、保護者の影響力は絶大なのです。

反対に、保護者がトラブルを起こした子の特性を「個性」として捉えて、「どうしてトラブルが起こるのか」について子どもと一緒に考えれば、その子どもには、保護者の思いが伝わります。

つまり、保護者の考え方は、そのまま子どもに影響するということです。これは、子どもに「どんな子に育って欲しいか」という保護者の願いにもつながるでしょう。

もちろん、相手にけがをさせることは良くないことです。施設側も、特定の子どもがトラブルを頻繁に起こすのであれば、「その子に対してどう関わるか」について適切な判断を下す責任があります。

このときも、施設の職員に率直に保護者の思いを伝えましょう。そして、できればそのときは、子どもが近くにいない方が良いです。なぜなら、子どもは、話を聞こうとするからです。

このように、子どもを預ける際には、保護者自身が、子どもや施設への見方を少し変えることで、その保護者のイライラや不安は和らぎます。そして、思ったことは、「相手」に伝えれば良いのです。

子どもを預かる施設は、保護者や子どもの敵ではありません。一緒に子どもを育てていく「仲間」です。その仲間に対して、「どうして?」と思うことは尋ねれば良いのです。場合によっては、特定の問題に対して、施設側が全く気づいていないこともあります。

そのため、気になったことは、教育・保育施設に積極的に聞いた方が良いです。

そして、子どもたちにとってより良い道を、保護者と、子どもを預かる施設の職員で一緒に探すことが、子どもの成長にとって一番大切なことなのです。

action
保育士・幼稚園教諭が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、施設や企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

botton6

注目の人気記事

a1管理人による転職体験記
保育士・幼稚園教諭として、私が実際に転職サイトを利用して転職した経験を述べています。

見学の際に感じたことや、失敗した経験から、転職の際に必要だと感じたことなどを詳細に記しています。


a2転職サイト利用の流れ
転職サイトを活用するとはいっても、初めて利用する人がほとんどなので「どのような流れで進んでいくのか分からない」という不安が残ります。

実際には難しいことは何一つないのですが、どのような手順で進んでいくのかを解説しています。


転職サイトを有効活用する方法
a3良い求人を見つけ、転職を成功させるときは転職サイトの利用が一番の近道です。しかし、保育士・幼稚園教諭の中でも、転職サイトを利用したことがないという人は多いです。

そこで、転職サイトの有効な活用方法について記しています。