「自分らしく」を大切にすることと「自分勝手」の違い

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2014年、ディズニー映画「アナと雪の女王」が世界的に大ヒットしました。たくさんの人々の心を射止めた要因には、印象的な劇中歌の存在がありました。その劇中歌は、「Let It Go」です。「一度は聞いたことがある」という人も多いと思います。

劇中歌「Let It Go」は、「ありのままで良い」、「自分らしく生きていこう」という歌詞が、多くの人の共感を呼んだのです。この歌を聴いて、「自分も頑張ろう」と勇気をもらった人もいるのではないでしょうか。

教育や保育においても、子どもの主体性を育み、「ありのままの自分が好きになる(自己肯定感)」ことを大切にしています。また、子育てをしている人の中には、「子どもを自然に育てたい」という教育方針を持っている人がいるかもしれません。

しかし、「子どもを自然に育てる」、「子どものありのままの姿を受けとめる」ということは、実はとても難しいことです。なぜなら、子どもを観ている人(保護者、教育者)の主観によるところが大きいからです。

現代では、「子どもがスーパーやレストランで走り回っていても、保護者が注意しない」、「公共の場所で子どもが、好き勝手に騒いでいる」という子どものマナーや、保護者のしつけの仕方が問題になることがあります。

「自分らしくあること」と「自分勝手に振る舞い、人に迷惑をかける」ことは全く異なります。人間社会は、集団を意識する必要があります。つまり、集団にふさわしい行動を子どものときから、時間をかけて身につける必要があるのです

そこで、「自分らしさ大切にすること」と「自分勝手に振舞うこと」の違いについて解説していきます。

⚫︎子どもが悪いことをしたときはきちんと叱る

子どもは、たくさん間違いや失敗をすることで成長をします。間違えることは、子どもの権利だと言えるでしょう。失敗をしたときに、頭ごなしに怒る必要はありません。

しかし、人に迷惑をかけたときや、他の人を傷つけたときは、きちんと叱る必要があります。真剣に大人が叱ることで、子どもは「これは本当にやってはいけないことだったのだ」ということが分かるのです。

一方で、現代では「叱られたことが少ない」という人が多くいます。そのため、「どうやって子どもを叱ったらいいか分からない」と悩む保護者が増えているのです。

また、「子どもを厳しく叱ることに抵抗がある」という人がいるかもしれません。叱るときに大人が困った場合、高い確率で次のような言葉を口にします。それは、「そのようなことをしていると、あの人に叱られるよ」という言葉です。

誰しも一度は、この言葉を使ったことがあったり、聞いたことがあったりするのではないでしょうか。しかし、この言葉には大きな欠点があります。それは、「大人の思いが入っていない」ということです。

どういうことかというと、「あの人に叱られるよ」という言葉は、子どもにとってただの注意喚起でしかありません。実際に、「あの人」に叱られるわけではありません。それは、叱ることができない大人の逃げの言葉でしかないのです。

小さい子どもであっても、人の思いは感じることができます。本気で叱ったことは、子どもの心に届きます。心を動かす「感動」で、子どもは心を成長させることができるのです。

大きな声で怒鳴ったり、恐ろしい形相を見せたりすることが「叱る」ことではありません。子どもの目を見て、大人の思いを真剣に伝えることが叱ることなのです。

もちろん、一度真剣に叱ったからと言って、次回その行動を一切しなくなるかということはないかもしれません。子どもは、その都度失敗をします。しかし、失敗を許されることが、子ども時代の特権なのです。

「自分らしく」あることの大前提は、「人に迷惑をかけない」という土台にあることを覚えておくが大切です。

⚫︎子どもの考えを否定しない

「人に迷惑をかけない」ということを解説しましたが、偉業を成し遂げた人物というものは、一様に「型破り」なことをしています。突拍子もない考えを持って、今までの常識を覆すことがありました。

それができた理由は、小さい頃から保護者か周りの人の中に、彼ら彼女らへの理解者がいたからです。突拍子もない発想に対して、賛同する人がいたからこそ、今日までの歴史があるのです。

子どもの個性を尊重することは、子どもの人格を形成するために大切なことです。人を傷つけないためのしつけは必要です。しかし、子どもの話に耳を傾け、考えを否定しないことが子どもの自己肯定感を育てます。

そして、自分の話を大人に聴いてもらえた子は、他の人の話やともだちの思いを同じように聴くことができるようになります。大人は子どもよりも、人生経験や知識が豊富です。そのため、つい子どもの発想に対して、常識を伝えてしまうことがあります。

しかし、子どもの「どうして⚪︎⚪︎なのだろう」という疑問や、「これはきっと△△だよ!」という子どもならではの驚くような発想は、科学や文明の発展の基礎になっています。

一方で、大人が知っている知識や常識は、ほんの一部です。何年かしたら、変化していることも考えられます。子どもは、自分が考えたことに共感されることが自信のひとつにつながります。

誰かに否定されず、自由に自分の思いを口にできることが、「自分はこのままで良いのだ」という自己肯定感を育てます。子どもの発想を、大人が一緒になって楽しみましょう。

「叱ること」と「子どもの考えを否定しないこと」は、一見すると全く違うもののように感じられるかもしれません。なぜなら、叱ることは子どものやっていることを否定しているように見えるからです。

しかし、「叱ること」は、子どもが社会で生きやすくなるための手段です。面白い発想をしたとしても、素晴らしいアイディアがあっても、自分勝手な振る舞いばかりしている人には誰も味方になってくれません

また、きちんとしつけをされなかったことで、その子が大人になったときに辛い思いをすることがあります。しつけは、その人の考え方の基本になるため、人生を左右するのです。

子どもを威圧的に感情に任せて怒鳴りつけることは、「叱る」ことではありません。子どもの発想や考えは尊重するけれど、人としていけないことは、必ず保護者をはじめとする大人が教える必要があるのです。

このように、子どもが「自分らしく」を大切にすることと、「自分勝手」になるまでには、大人のしつけの仕方が子どもに大きな影響を与えています。

「ありのままのあなたが大好き。ただ、人として間違ったことは絶対にいけない」という大人の姿勢を見せることが大切です。真剣な思いは、必ず子どもに伝わるのです。

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