「イヤイヤ期」の子どもとの上手な付き合い方

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どのような子どもにも、「反抗期」と呼ばれる時期が、必ずやってきます。それは、発達段階としては大切ですが、保護者や周りの大人から見たら「どう関わって良いのか分からない」と悩んでしまいます。

この子どもの反抗期には、ふたつあります。

ひとつは、思春期の時期に起こる「第二反抗期」です。これは、「心理的離乳」とも呼ばれ、保護者から離れ、子どもが「個人」として完成していくために、保護者の干渉に抵抗する現象です。

この第二反抗期のときに、保護者と子どもが激しく言い争うことがあったり、ひどい場合には、家庭内暴力に発展したりすることがあります。

これにより、インターネットの検索エンジンでも、第二反抗期に悩む保護者のための「子どもの第二反抗期をどう対応するか」というサイトや、悩みを共有する掲示板が人気を集めています。

もうひとつは、2歳時期に起こる「第一反抗期」です。これは、「イヤイヤ期」とも言い換えられています。この「イヤイヤ期」は、子どもが「保護者と自分(子ども)は違う存在だ」ということを認識するため、保護者の言うことに抵抗する時期のことを言います。

つまり、どちらの反抗期も子どもが正常に発達していくために、避けて通ることのできない道なのです。むしろ、「反抗期がなかった」という子どもの方を心配した方が良いでしょう。

しかし、そうは言っても、反抗期に付き合わなくてはならない保護者の多くは、「なるべく穏やかに子どもと過ごしたい」と思うものです。なぜなら、子どもの成長は嬉しいものですが、反抗期の子どもと関わるのは、とても労力のいることだからです。

特に、子どもの発育の最初にぶつかる2歳児の「イヤイヤ期」は、子育て経験が少ない人ほど戸惑うものです。

そこで、「イヤイヤ期の子どもとの上手な付き合い方」について解説していきます。

⚫︎「イヤイヤ期」の子どもに大人の理屈は通じない

一生懸命子どもと関わろうとしている人ほど、子どもの「イヤイヤ期」に振り回されてしまうことがあります。なぜなら、そのような人の多くは、「きちんと対応すれば、子どもはわかってくれる」と考えることが多いからです。

その考え自体は、とても素晴らしいものであり、間違いではありません。事実、子どもは大人をよく見ています。そして、小さいときから丁寧に自分の気持ちを聞いてもらった子は、大きくなってから、他の人に同じように接するようになります。

しかし、この2歳児期の「イヤ!」は、保護者に対して「自分の存在を認めて!」と主張しているものです。

したがって、このようなときには、子どもはとにかく「イヤ!」と言いたいのです。そして、「そう、嫌なんだね。どうしようね」と大人に自分の気持ちを受けとめてもらい、子ども自身の思いを聞いてもらいたいものなのです。

例えば、「服を着替えたくない!」と主張している2歳の子どもがいる例で考えてみましょう。このときに、大人が「何を言ってるの? 汚れたのだから着替えて!」と大人の思いだけを子どもにぶつけてしまうと、子どもはもっと激しく「イヤ!着替えたくない!」と言うでしょう。

一方で、「そう、着替えたくないのね。でもあなたの大好きなこのふたつの服は、あなたに着替えてほしいみたいだよ。着替えるならどっちがいいかな?」と大人が声をかけた場合は、どうでしょうか。

意外と、あっさりと「じゃあ、こっちの服にする!」と子どもが自分で服を選んで、先ほどの抵抗が嘘のように着替えをする場合があります。

この例えは、決して珍しいことではありません。なぜなら、この例には、2つのポイントがあるからです。

それは、まず第一に「そう、着替えないのね」と子どもが「着替えたくない!」と言った言葉を受けとめていることです。

そして、子どもの気持ちを受けとめた上で、「もし着替えるならどちらの服がいい?」と子どもに選択肢を与えています。これは、子どもにとって、自分の「イヤ」という気持ちと、選択肢を与えられたことで、「自分の思いを尊重してもらった」と感じられることなのです。

これにより、「子どもは自分の意思で、自分の決めた服に着替えることができた」という結果になったのです。確かに、毎回この方法がうまくいくというわけではありません。ときには、子どもが「とにかく何もかもがイヤなの!」と、抵抗することもあるでしょう。

しかし、どのような場合であっても、「イヤイヤ」を主張する子どもに対して、なんとかして言うことを聞かせようとするよりも、大人が「あなたの『イヤだ』と主張する気持ちを受けとめるよ。付き合うよ」という姿を見せることが大切です。

そうすることで、子どもは、「自分の思いを大人が聞いてくれた。受けとめられた」と感じます。これにより、大人に対しての信頼感や安心感がさらに育まれます。それが、今後の子どもの自我を形作っていく上で、重要になってくるのです。

⚫︎余裕を持って子どもに向き合う

忙しい毎日を過ごしている保護者にとって、理想であり一番難しいことが、「余裕を持つ」ということではないでしょうか。たとえ、「子どもには常に穏やかに接したい」と思っていても、それを実行できている人は少ないでしょう。

それくらい、子育てとは大変なものです。保護者の多くは、「子どもを叱ることが好きなわけではない。本当なら優しく言って聞かせたい」と願っています。実際、夜子どもの寝顔を見て、昼間叱りすぎてしまったことを悔やんでいる保護者は大勢います。

そして、子どもの反抗期に向き合い、きちんと付き合っていこうと思うと、その疲労度はさらに増します。したがって、「イヤなら好きにしなさい!」と子どもに言い放ってしまうことは、仕方がないことです。

しかし、もし子どもに対して「少しでも多く、笑顔で接したい」と思うならば、保護者自身に余裕がなければなりません。

では、どのようにしたら、気持ちに余裕を持つことができるのでしょうか。それは、「保護者がリフレッシュする時間を作ること」に他なりません。なぜなら、保護者がリフレッシュすれば、気持ちが新たになり、違った視点から子どもの姿がみられるようになるからです。

そして、なにより子どもは、保護者が穏やかで、なおかつ笑顔でいることで安心します。この結果もたらされる「安心」や「信頼」を乳児期にどれだけ築くことができるかが、子どもの将来にとっては、重要です。

この場合、真面目な人ほど、「子どもから離れて、自分だけリフレッシュするなんて」と後ろめたくなってしまうものです。

しかし、「子どもの健やかな成長のために」あえて体と心を休める時間は、保護者には必要です。もし、保護者がリフレッシュをすることに抵抗があるならば、子どものために気分転換をすると考えましょう。

このように、子どもの「イヤイヤ期」に付き合うためには、子どもの発達を知って関わることと、保護者自身が余裕を持つことが大切です。

なぜなら、子どもの発達を知れば、もし子どもに困った姿が見られたとしても、それが成長の証であることを知っていれば関わり方は変わってくるからです。

そして、保護者自身がゆとりを持って子どもと関わることで、子どもは乳児期に大切な「安心」や「信頼」といった大切な土台を作ることができるのです。

 

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