子どもが嘘をついたときの対処法

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人は生きていく上で、いつも正直ではいられません。なぜなら、自分が思ったことを素直に相手に伝えることが、必ずしも良いことだとは限らないからです。

例えば、ふくよかな体型をしている人に対して、「あなたは太っていますね」と直接言わないでしょう。もし、その人の健康状態を心配して声をかけるとするならば、別の表現方法で伝えるはずです。

これは、相手の気持ちを考えた上での言葉の配慮です。また、時には相手のことを思い、傷つかないような嘘をつくこともあるでしょう。つまり、「嘘も方便」なのです。

しかし、世の中には、嘘の中には人を傷つけ、騙すような嘘がたくさん存在します。そこで、嘘をつくことは、他者を傷つけることであるとして、大人は「嘘はついてはいけない」と子どもに教えるのです。

そうであっても、人は誰しも嘘をついてしまう瞬間があります。それは、子どもでも同様で、必ず通る道です。しかし、もし子どもが嘘をついたことが分かったときに、「大人がどうやって対処をするか」ということが重要です。

そこで、「子どもが嘘をついたときの対処法」について解説していきます。

⚫︎どうして嘘をついたのかが重要

子どもが嘘をついたことが分かったときに、一番多い反応があります。それは、真っ先に子どもを叱ることです。なぜなら、可愛かった子どもが、自分を騙したという事実が悲しかったり、「それはいけないことだ」とすぐに教えたりするために必要だからです。

しかし、そこで重要なのは、「どうして子どもは嘘をついたのか」ということです。もちろん、悪い嘘をつくことはいけません。そのため、「善悪を教える」という意味では、子どもを叱ることも必要でしょう。

そうであっても、人間が嘘をつくときには、必ず理由があります。それは、子どもも同じです。何か理由があり、とっさに嘘をついてしまうのです。

そもそも、「嘘をつく」ということは、自己防衛反応です。その理由は、「自分を良く見せるため」や「相手に叱られないため」など多岐に渡ります。

しかし、多くの子どもは、善悪の区別なく「嘘をつくことはいけない」と教えられています。そのため、嘘をついてしまったことを後ろめたく思っている子がほとんどです。

そのときに、大人が「この子が嘘をついた」という事実だけを責めてしまうと、子どもは何も言えなくなってしまいます。

それよりも、「嘘をつくまで至る子どもの気持ち」を考え、それを子どもに尋ねることの方が大切です。そのときに、子どもに怒鳴ったり、強い口調で迫ったりしてはいけません。あくまでも冷静に話をしましょう。

そうすることで、子どもは「大人は自分の気持ちを理解してくれようとしている」ということを感じます。そこで、やっと自分の思いを伝えることができるのです。そして、子どもが嘘をついた理由を話すことができたら、十分の褒めてあげてください

なぜなら、「嘘をついた」ことを認め、人に話すということは、大人でも勇気のいることで、自分と向き合う大変なことだからです。

そのことを十分に認めた上で、最後に「嘘をつくことはいけない」と伝えることで、子どもは「嘘をつくことはいけない。でも、正直に話すと他人は認めてくれる」ことを学びます。

このように、正直に話すことで褒められたり、認められたりする経験を重ねることにより、子どもはそれが心地よいことだと感じます。

また、嘘をつくのではなく、「どうしたら困った状況を回避できるのか」を大人が教えてあげることで、自然と嘘をつくことを減らすことができます。

つまり、子どもが嘘をつくということは、それだけ困った状況になったり、精神的に追い詰められたりしているということを理解しようとすることが重要なのです。

⚫︎子どもに罪悪感を持たせる

一方で、子どもが嘘をついたと分かると、それを認めさせるために「嘘の証拠集め」をする人もいます。それは、「嘘をついていない」と誤魔化せないようにするためには、有効な手段です。しかし、あまり良い方法だとは言えません。

なぜなら、嘘は暴けば暴くほど、高度化・巧妙化するからです。

実際、犯罪を追う警察と、犯罪者はいたちごっこになります。その理由は、警察が事件を解決したとしても、犯罪者はそれを教訓に、「バレない手口」というものを考えるようになるからです。

それと同様に、子どもがついた嘘というものは、最初はどう見ても嘘だと分かってしまうものがほとんどです。しかし、嘘をつくことに対して理由を尋ねられずに、厳しく咎められると、子どもの「嘘」の精度は上がっていきます。

そこで、このことについてアニメを例にしてみてみましょう。日本には、「サザエさん」というアニメ作品があります。サザエさんは、日本の伝統的な家庭「磯野家」の日常を描き、長い間愛されてきた作品です。

その「サザエさん」の登場人物に、カツオくんという男の子が出てきます。彼は、活発でいたずら好きなため、叱られることが多い子です。そこでの彼の行動が、とても印象的なのです。

例えば、家の庭で大好きな野球の練習をしていると、お父さんの波平さんが大切にしている盆栽を壊してしまう場面が、本当に数多く出てきます。

しかし、そのときにカツオくんがどうするかというと、まず周りを見回し、自分の行動を誰も見ていないかということを確認します。その後、彼なりに考えて、鉢植えを接着剤でくっつけるなどの行動に出るのです。

そして、それが分からないことを願って、その場所から立ち去ってしまいます。つまり、自分のやってしまったことを隠し、誤魔化しているのです。

それでも、最後にはお父さんの波平さんに見つかって、ひどく叱られてしまうのですが、ここでカツオくんが考えることは、反省だけではありません。「どうして(嘘が)分かってしまったのだろう」と考えるのです。

したがって、カツオくん自身は、そこまで反省していないため、同じことを繰り返すことになり、自分がやってしまったことに対しての誤魔化し方は、だんだん巧妙化していくようになるのです。

そもそも、どの生物にも、生き抜いていくために必要な「学習機能」があります。これにより、同じ失敗を回避しようとします。これが、嘘が巧妙化・高度化していく原因です。つまり、本能だから仕方がないことでもあります。

しかし、人間には、他の生物にはない「罪悪感」という感情があります。これがあるからこそ、嘘をつくときに、踏みとどまることができたり、悪いことをした気持ちになったりできるのです。

この「罪悪感」を利用する方法は、実際、子どもが嘘をついた場面でも有効な手段です。どういうことかと言うと、子どもの嘘を暴こうとするのではなく、子どもの嘘にあえて騙されるということです。

しかし、これには、子どもに「嘘はいけないこと」と教えていることと、その子と大人の関係がしっかりしていることが前提としてあります。

この条件が揃っていると、子どもが嘘をついたときに、大人があえて騙されることで、子どもは「いつも自分を信頼してくれる人を騙してしまった」という罪悪感が生まれます

そこでさらに、大人から「嘘はいけない」と常々教えられていることで、気まずさが増していきます。

これにより、子ども自身が、罪悪感から嘘をつきたくなくなってしまうのです。この方法は、大人が労力を使って嘘の証拠集めをしたり、子どもを厳しく問い詰めたりするよりも、有効な手段です。なぜなら、自然と嘘をつくことを減らすことができるからです。

このように、嘘をつくことは厳しく教えたからと言って、必ず止められるとは限りません。むしろ、嘘をついたときに詰問されたら、子どもは学習本能にしたがって、さらに嘘を高度化・巧妙化させる恐れがあります。

それよりも、嘘をついた原因を優しく聞き、日々、子どもと信頼関係をつくることが重要です。そうすることで、子どもが嘘をつかなくても良い状況をつくることができるのです。

もし、目の前にいる子どもが、嘘をついたことが分かったら、一度冷静になって子どもと向き合ってみてください。なぜなら、嘘をついてしまった子ども自身が、一番大人の助けを必要としているかもしれないからです。

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