進まないろうあ児への教育とろうあ児教育への期待

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「ろうあ」という状態を知っているでしょうか。「ろうあ」とは、耳が聞こえず、目が見えないので言葉を獲得できず、話すことができない状態のことです。「三重苦」とも呼ばれています。

「ろうあ」になる原因としては、先天性のものである場合と乳児期の高熱などの後遺症によって後天的になる場合があります。

障害をもつ人々への支援や理解、教育の方法などは、熱心に研究や啓蒙が進められています。しかし、ろうあ児に対しての教育や支援は、まだまだ進んでいない現実があるのです。

そこで、「ろうあ児への教育と支援が進まない問題」と「ろうあ児を効果的な教育をすることによって、期待できること」について解説していきたいと思います。

⚫︎ろうあ児の教育方法が確立していない

ろう者(耳が聞こえない人)、盲者(目が見えない人)のどちらかは見たことがあるという人が多いと思います。教育の現場でも、ろう者や盲者へのより効果的な教育方法の研究は進んできています。

ろう児、盲児のための学校はありますが、ろうあ児のための教育施設はありません。ろうあ児の保護者は、盲学校かろう学校どちらかを選択する必要があります。そのため、学校は「入学してきた子が、ろうあ児だった」という問題にぶつかることがあるのです。

ろうあ児の場合、「盲」か「ろう」のどちらかに分類されてしまいます。そのため、一体どれくらいのろうあ児がいるのかは把握されていません。それが、ろうあ児への教育が進まない原因のひとつではないかと言われています。

ろうあ児の人数がたくさんいれば、そのことが問題にあげられます。しかし、国がろうあ児の数を把握していないので、問題としてあがらないのです。国がろうあ児のことを問題として捉えていなければ、ろうあ児への教育が変わることはありません

そのため、ろうあ児を担任した教師は、手探りで教育方法を試す必要があります。ろうあ児は、体が刺激されることでしか、外部とのつながりを感じることができません。その子に教育をしようと思った場合は、個別での対応が必要です。

しかし、学校は教育期間が定められています。その期間の中でろうあ児が力をつけようと思ったら、効果的な教育方法を知らなくてはなりません。そこでさらに問題になるのは、ろうあ児への教育方法を、教師養成校では教えることがないことです。

教師たちの自主勉強で、ろうあ児の教育はなんとかなっているようにみえます。しかし、ろうあ児を育てる保護者は、「この子はちゃんと社会で生きていけるのだろうか」ということを一番心配しています。この問題を解決するためには、効果的な教育方法を実践できることが大切なのです。

⚫︎教育を受けることで、その人なりに自立することができる

「三重苦」とも言われるろうあ者ですが、教育を受けることでその人ができる活動の幅は、ぐんと広がります。

ろうあ者として有名な人物として「ヘレン・ケラー」がいました。彼女は、幼少時に視力と聴力を失いましたが、アニー・サリバン女史を家庭教師にして、献身的な教育を受けます。その結果、少しの手助けがあれば生活が送れるようになり、「三重苦を乗り越えた奇跡の人」として世界中が注目したのです。

ヘレン・ケラーとサリバン先生の関係は、一心同体のようでした。常に行動を共にして、視覚や聴覚から得られる情報のないヘレンに、サリバン先生は触感で情報を伝え、指文字でコミュニケーションをとる手段を教えました。

一心同体のように過ごすことで、教えるタイミングを逃すことがなかったのです。ものの概念を感じることができなくても、肌を通して伝えられる情報は、ろうあ者にも感じることができます。その効果的な教育法が、ヘレン・ケラーにはぴったりあったのです。

ろうあ児にあった「ぴったりあった教育法」を探すまでには、とても時間がかかります。しかも、数年で自立への道が開かれるわけではありません。しかし、ろうあ児に適切な教育が行われることで、その子の自立へ未来は確実に開けていきます。

このように、ろうあ児の教育は、その人数が少なかったとしても研究を進めるべき課題です。目が見えず、耳が聞こえないという状態は、自分の世界に閉じこもることになります。

そして、一番の問題は、ろうあ児が孤独に陥りやすいことです。その理由として、視覚や聴覚を閉ざされた状態というのは、自分の世界に閉じこもりがちになってしまうことがあげられます。なぜなら、他者の存在を感じることが難しいからです。

ろうあ児が手やものを叩く姿があります。それは、振動を感じているだけではなく、その子ができる他者へのサインである場合があるのです。他の人との関わりを求めているからこそ、自分なりにできることをサインとして出すのです。

今回述べたように、適切な教育を継続して行われることで、ろうあ児も周りの力を借りながら、自分の身の回りのことができるようになっていきます。

学校や支援機関をはじめとする他者と関わることで、ろうあ児は、「自分はひとりではない」という嬉しい感情をも手に入れることができるのです。

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