少年犯罪を起こした少年・少女の更生の難しさ

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少年犯罪」と呼ばれる若年層の犯罪は、世界的に増えています。少年犯罪を起こす少年・少女(以下・少年)は、捕まると少年院等の更生施設に送られます。しかし、更生施設で反省したとしても、釈放されたらまた犯罪を起こしてしまう例が後を絶ちません。

しかも、少年犯罪は世界でも年々凶悪化しています。その中で、殺人を犯した少年たちの「人を殺してみたかった」というセリフは、大人たちを震撼させました。

更生施設を出たあとは、社会生活をしていくことになります。しかし、少年犯罪の前歴のある少年は、社会生活を送るときに、他の人に比べて支障が出ることが多いです。

本来、更生には時間がかかります。そして、少年犯罪を起こした少年たちを更生させるためには、彼ら彼女らを収容するための施設や人が必要です。しかし、更生施設と人員が足りないという問題があります。

罪を犯したとしても、社会でやり直すチャンスはあります。ただ残念なことに、更生施設を出た少年が再犯を犯すことが多いのは事実です。このように、「若年層による犯罪」は、どの国でも大きな問題になっています。

そこで、「少年犯罪を起こした少年・少女の更生の難しさ」について解説していきます。

⚫︎精神的な異常を抱えている場合が多い

「凶悪事件を起こす「犯罪者の脳」は似ている」と、一説では言われています。凶悪な犯罪を起こした人間の脳のMRI画像を見てみると、確かに似ているポイントがあるのです。

実際に、犯罪者たちの脳を研究して、犯罪の傾向をつかむ研究は行われています。その一方で、異常犯罪者である「サイコパス」の脳を研究する犯罪心理学者も存在しています。

また、「凶悪事件を起こした少年が、実は発達障害児であった」という例は、最近ではいくつも出てきています。そのため、責任能力を巡って被害者家族と揉めることがあります。しかし、間違ってはいけないのは、発達障害を持っている人が全員犯罪者になるわけではないことです

しかし、発達障害を持っている人の場合、ひとつのことに執着する傾向がみられます。そしてそのことが、「人をバラバラしてみたい」、「血がみたい」などの歪んだ方へ突き進んでしまうことがあるのです。

その一方で、正しい援助を受けることができていたり、仲間の中で受け入れられたりして、「人の中で過ごすことは良いことだ」と感じている発達障害の人はたくさんいます。つまり、発達障害の持つ人自身の良い面が認められていれば、犯罪にはつながらないのです。

発達障害がなかったとしても、子どもの育ちによっては、精神に異常が出てくる場合があります。「自分の力を誇示したい」という欲求が間違った方へ向かうことで、犯罪を起こすようになります。そして、認められた経験がない子ほど、「自分を認めて欲しい」と感じます

子どもにとっては、自分の得意なことや仲間の中で力を発揮できるのが理想です。その一方で、認められた経験のない子は、他者との関係をうまく結ぶことができません。

そのため、「他人が驚いてくれた」、「自分の方をみてくれた」という喜びから、すぐに人目をひくことができる「問題行動」で力を誇示しようとする傾向になるのです。

「人を殺したい」、「人の驚く顔がみたいから、暴力を振るった」という衝動は、「それは良くないことだ」という大人精神論だけではどうにもなりません。このことは、犯罪を起こした少年たちに説教したとしても、彼ら彼女らには伝わりません。

精神に異常が出ている場合は、心理学者をはじめとする専門家との協力が必要です。ときには、薬物治療を行わなくてはならないこともあります。

それに加えて、「自分は役に立っている」、「人の中で過ごすことは楽しい」と他人に対して良い感情を持てなければ、再犯を防ぐことは難しいでしょう

⚫︎更生しても社会生活を送るときに支障が出る

更生した少年たちには、「もう二度と犯罪はしない」と強く誓い、普通の社会生活を送ろうとする子は多くいます。

「反省だけしたらすぐに更生施設を出られる」という子も中にはいますが、そのような子は精神に異常をきたしています。そのため、そういった少年の場合、すぐに何らかの形で犯罪を起こしたり、犯罪に関わったりすることがほとんどです。

犯罪を起こす子の特徴として、「仲間内では元気良く強気でいられるけれど、他者との人間関係を結ぶことが難しい」という点があげられます。そもそも、本当に助けてくれる仲間がいたら、犯罪に手を染めることはなかったでしょう。

更生をしたら、その少年には自分の力で生きていけるようになる必要があります。世の中には、楽に稼げる仕事はありません。叱られることもあれば、更生施設にいたことをなじられることもあるでしょう。

このようなことがあったとしても、その少年自身が更生しようと思うならば、これらに耐える必要があります。

しかし、少年犯罪に手を染めた少年たちには、本当の意味での「自己肯定感(自分を肯定している感覚)」が育っていない場合が多くみられます。そのため、上手くいかないと挫折してしまうのです。

自己肯定感が育っていれば、「今」は辛い状況であっても、未来を信じて粘る力も身についていきます。

逆に、自己肯定感がないと、すぐに自信を喪失したり、「自分には無理だったのだ」と自暴自棄になったりしてしまいます。そして、「どうでもいい」を思ったときに、犯罪の影はやってきます。

たとえどんなに固く再犯しないと誓っても、甘い誘いに勝てないことがあるのです。

更生した少年たちが社会で生活するためには、「あなたはよく頑張っている」と認めて支えてくれる人の存在が重要です。自己肯定感が育っていない人は、主観では「自分はこのままでいい」という判断ができません。他人からの評価がすべてなのです。

そして、「自分は役に立っている」という自信は、少しずつ挫折せずに頑張れる力をつけていきます。しかし、「自己肯定感を育む」ということは、とても長い時間がかかるのです。そのための人手も必要ですが、その人員数は少年犯罪の数にはなかなか見合いません。

このように、少年犯罪を起こした少年たちの更生には、多くの時間と人手が必要です。また、少年らの更生の難しさの中には、「自分の存在意義がわからない」という不安や、「自分という存在を知らせたい」という少年たちの思いが混在していることもあります。

少年犯罪を起こした少年の中には、精神的な病気を患っている子もいます。そうなると、専門家の助けが必要です。そして、家族の形は変化していますが、近くの子どもの様子をみて「あの子は大丈夫かな?」と気にかける大人や地域の存在は不可欠です。

子どもの気持ちを知ろうとする大人の存在は、どこかで子どもの助けになるのです。

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