保護者と子どもがそれぞれの人生を歩むことの大切さ

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子どもと親の絆は、切っても切ることができないほど深くつながっています。親と子どもの関係の上で、絆は大切なものです。

女性の中には、「苦しんでようやく産んだ子どもを初めて抱いた瞬間のことは生涯忘れられない」と言う人も多いのではないでしょうか。愛する我が子を胸に抱いて、「この子のことは一生守る」と心に誓った親は、たくさんいます。

子どもへの無償の愛情は、それ自体は素晴らしいものです。しかし、現代では家族の絆が歪み、家族を崩壊させることもあります。そして、絆が深いからこそ、起こる問題もあります。

「家族という病気」という言葉が、日本ではつくられたことがあります。特に注目されているのが、母と娘の関係です。なぜ、母と娘の間には、問題が起こるのでしょうか。

本来、親と子どもは、絆は深くても別の生き物です。つまり、お互いの人生に口を挟むことはできません。しかし、人間であるがゆえに、過ちも起こります。

そこで、「親と子どもがそれぞれの人生を歩むことの大切さ」について解説していきます。

⚫︎親は子どもを自分の分身のように感じてしまう

先進国では、合計特殊出生率の低下が問題になっています。合計特殊出生率とは、夫婦の間に生まれる子どもの数の平均です。先進国では、「夫婦一組に対して、子どもが一人」という家庭も少なくありません。

子どもの数が少ないことで、起こる問題があります。それは、異性の子どもに対しては普通の接することができても、同性の子どもに対しては、自分の分身のように期待をかけすぎてしまうことです。

例えば、「お母さんは、昔スターになりたかったのよ。だから、あなたを絶対にスターにしてあげるからね」とかつての自分の夢を娘や息子に託すケースです。この場合、親に悪意はありませんが、子どもには大きな期待がかかります。

子どもは、精一杯親の期待に応えようとします。また、親が子どもにかける期待には、「スターになる」、「いい大学に入る」、「いい就職先をみつけ、結婚する」など、さまざまなものがあります。

子どもによっては、親が掲げた目標が、その子ども自身の夢になるときがあります。その場合は、親と一緒に頑張ることができます。それは、「頑張る」と決めた子どもの意思だからです。

しかし、このようにうまくいくケースばかりではありません。子どもが、親の期待に応えられない場合が出てくるからです。子どもは、親が喜ぶ顔を見たいために努力をします。

反対に、親の落胆した表情を見ると、子どもは「自分は失敗したのだ。自分はダメな存在だ」と感じるのです。そうなると、常に子どもは大人の表情を気にするようになります。

つまり、自分の意思ではなく、親の表情を伺いながらでしか行動できなくなるのです。しかし、子どもは成長の段階で、「自分は親とは違う存在だ」ということに気がつきます。そして、過度な親の期待に対して、強く反抗するようになるのです。

最悪の場合は、「今まで散々我慢させられてきた」とばかりに、子どもが荒れることがあります。親は、子どもに強制をしたつもりがないので、「どうしてあれほどいい子だったのに、ここまで暴れるの?」と途方にくれるのです。

子どもへの期待は、親ならば当然です。「こんな子に育って欲しい」という思いは、「どうか、この子に幸せになって欲しい」という願いにつながっているからです。

しかし、このときに忘れてはいけないのが、「子どもと親である自分は違う存在である」ということです。親に夢があるように、子どもには、自分の夢を描く権利があります。

親は子どもが悩んだときのアドバイスをしたり、「こういうこともできるよ」と子どもが選択できる幅を増やしたりすることはできます。それでも、「最終的に意思を決定するのは子どもである」ということを覚えておかなくてはなりません。

⚫︎必要以上に子どもに口出しをしない

子どもは、大人と比べたら人生経験が少なく、判断能力もまだまだ備わっていません。そのため、大人は子どもが失敗しないように、つい口出しをしてしまうことがあります。

「これは危ないよ」という注意喚起から、「こうしたら? この方がいいよ」というアドバイスまで、大人の口出しとは幅広くあります。それは、小さい子どもにとっては必要です。

しかし、子どもがいくつになっても、親は親です。子どもを愛するがあまり、成人を迎えても、親が子どもの人生の選択について口を挟んでしまうことがあるのです。

人生経験が長い「先輩」としてのアドバイスならば良いのですが、自分の子どもとなるとそうはいきません。

「この大学はやめなさい」、「付き合う友達を変えたら?」、「あの人がボーイ(ガール)フレンド? やめなさい」、「就職先は⚪︎⚪︎がいいよ」など、子どものプライベートなところにまで干渉をしてしまいがちです。

子どものことを心配して、口出ししてしまうことは、親になれば誰にでも当てはまることです。子どもの動向に目を向けることは大切なことですが、常に目を光らせておく必要はありません。

子どもにとっては、親から見た「大失敗」が人生の経験になります。自分が体験しなくては、教訓にはなりません。つまり、何事もやってみなくては分からないのです。

子どもに対して干渉しすぎてしまう人の場合、その人自身、子どものこと以外に関心が持てるものがないことが多い傾向にあります。だから、子どものことを監視するように見守ってしまうのです。

そうなると、子どもが自分の元から巣立ってしまったときに、抜け殻のようになってしまうことがあります。

これを「燃え尽き症候群」や「空の巣症候群」と言います。一つのことに情熱をかけていた人が突然目標を失い、自分はどうしたら良いのかわからなくなってしまうのです。ひどいときには、うつ病などの精神疾患につながることもあります。

この状況を回避するには、親自身が子ども以外で、関心を持てる趣味などを見つけることです。いつか、子どもは親の元から巣立ちます。そのために、自分が情熱を持って取り組めることが必要です。

このように、親が子どもを愛するがあまり、親自身が子どもの枷になってしまうことがあります。そして、子どもの人生はその子自身のものです。

愛することと、親の思いを押し付けることは違います。親が、子どもに人生を楽しむ姿を見せることで、子どもは大人になることへの憧れを抱きます。

「自分は親だから」と気負う必要はありません。子どもを愛し、見守り、ときにはアドバイスをしながら、親自身の人生を楽しみましょう。そうすることで、子どもも自分の人生を選択しながら生きることができるのです。

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