薬物に侵される子どもたち

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子どもを取り巻く問題のひとつとして、子どもの薬物乱用による麻薬中毒があります。この青少年の麻薬中毒の問題で、多くの人がイメージを持つのは、アメリカやメキシコなどの国ではないでしょうか。

実際、アメリカのテレビドラマなどでは、ドラッグ常用者による犯罪が起こったり、ティーンエイジャーが薬物に巻き込まれたりするシーンが描かれていることがあります。

もちろん、アメリカの政府でも麻薬の取り締まりは厳しく行っています。それでも、麻薬を使用する人がいなくならない限り、薬物乱用はなくなることがありません。そのため、ドラッグの問題は、社会問題として大きく取り上げられているのです。

このドラッグの被害は、子どもたちをも巻き込んでいきます。しかし、低年齢でまだ脳や体が発育途中の子どもが、麻薬を使用することは、深刻な健康被害を及ぼします

そこで、今回は「薬物に侵される子どもたち」について解説していきます。

⚫︎寂しさを埋めるために薬物を使用してしまう

麻薬の危険性は、広く啓蒙され、世の中に知れ渡っています。したがって、もし「ドラッグをやってみないか?」と聞かれたら、普通の人は躊躇します。

では、麻薬を使用した人が、最初に使ったきっかけはどうでしょうか。そのほとんどは、「軽い気持ちでやってみた」と言います。それだけ聞くと、自業自得であるように感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

しかし、日常生活をしているだけでは、普通麻薬には近づくことはありません。しかも、普段の生活を壊したくないと考える人ならば、薬物を勧められたとしても断るでしょう。

ですが、薬物を使用してしまう人の多くは、どこか心に満たされない気持ちを抱えています。そのため、麻薬を勧めてくる人の「嫌なことを忘れられる」などの甘い誘いに乗ってしまうのです。

これは、子どもたちも同様です。ドラッグを常用した子の中には、発展途上国のストリートチルドレンや複雑な家庭で育った子、虐待を受けた子、過度なストレスを抱えている子など、子ども自身が問題を抱えているケースが目立ちます。

中には、「友達から勧められたから」など、安易な気持ちで薬物に手を出してしまう子がいることも事実です。しかし、その場合、家族の支援があったり、環境を変えたりすれば、比較的早く麻薬から抜け出すことも可能です。

なぜなら、「自分を心配してくれる人がいる」ということは、自分自身を大切にすることにつながるからです。

ですが、子ども自身が問題を抱えており、支援してくれる人がいなければ、子どもは次第に薬物に快楽を求めるようになります。つまり、ドラッグを使用することでしか、満たされない気持ちを埋められなくなってしまうのです。

そうなることで、確実に薬物中毒への道を突き進むことになってしまうのです。

一方、10年、20年前は、若者たちのストレスのはけ口は暴走することでした。「自分は大人の思い通りにならない」として、道路を大音量のバイク音で爆走する暴走族が台頭したのも、この時代です。

もちろん、暴走することが良いわけではありません。この10年以上前の青少年と、現代の若者との違いは、自分が目立つことを避ける傾向が強くなったことです。そこで、ひとりでも快楽を得られる手段のひとつとして、薬物が出てきたのです。

しかし、今の青少年たちが「自分のことを見て欲しくない」と思っているわけではありません。むしろ、その逆で「自分のことを見ていてほしい。気にかけてほしい」と強く思っているのです。

したがって、子どもと薬物を引き離したいと思うならば、子どもを心配して、助けてくれる大人の存在が不可欠になります。

なぜなら、薬物中毒になったときに、助けになるのは医療だけではないからです。薬物治療とともに、「本当にドラッグをやめるのだ」という強い意志がなければ、薬物中毒からは抜け出ることができません。

この「薬物をやめる」と思えるようになるには、子どもを信じて支えてくれる人の存在が欠かせないからです。

⚫︎薬物中毒の影響

一度薬物中毒になってしまうと、そこから抜け出すのは至難の技です。なぜなら、一度得た快楽の感覚は、忘れられるものではないからです。

そのため、たった一度であってもドラッグと接触することがあれば、強い意志を持っていても、再び快楽を得ようと麻薬へ手を伸ばしてしまうことが珍しくありません。

これが、薬物中毒の一番恐ろしい点なのです。

その上、麻薬は一度やめたとしても、脳や体は甚大な影響を受けています。このときに、特に影響を受けていて心配されるのが、脳の機能です。

なぜなら、薬物は、「理性」の役割を果たしている大脳皮質が正常に働かなくなるようにしてしまうからです。

例えば自動車のアクセルを常に踏みっぱなしにしたときのことを想定してみてください。その状態では、ブレーキが全くきかなくなる状態と同じになるのです。こうなれば、人間は何をするかわかりません。実際、麻薬中毒の人が、幻覚や妄想の末に、殺人事件を起こすこともあるのです。

しかも、一度破壊された脳の機能は治すことができません。脳が破壊されることで、自分の感情を制御できなくなったり、記憶力や認知力が低下してさまざまなことが判断できなくなったりします。

これは、たとえ薬物中毒の治療を終えたとしても、その人が社会生活を送る上では、大きなマイナス要因になります。そこで「何をやってもうまくいかない」と感じてしまうと、また薬物に手を出してしまいかねません。

つまり、一度薬物に手を出して中毒症状を引き起こした後のその人の人生は、負のスパイラルに陥ってしまうことに等しいのです。

このように、世間に広く知られるようになったドラッグの危険性ですが、残念なことに、年々麻薬に手を出す人が増えているというのが現状です。これは、世の中の閉塞感から、薬物でなければ孤独を埋められないという人が増加しているからかもしれません。

しかし、薬物は、どれだけ規制したとしても、それを必要する人がいる限り、さまざまな方法を用いて国内に持ち込まれます。

したがって、子どもたちを薬物から遠ざけるには、薬物に対する教育をした上で、子どもたちが「愛されている」ことを感じられることが一番重要なのです。

なぜなら、人間は自分を大切にできるようになると、危険なものを避けようとするからです。そして、「自分を大切できる」ようになるためには、子どものときから「自分は大切な人間である」と感じられるように、大人が関わることが非常に大切だと言えるでしょう。

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