子どもの低体温の問題とその対策

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突然ですが、あなたや子どもの平熱はどれくらいでしょうか。現代では、子どもでも平熱が36℃以下ということが珍しくなくなってきました。

そして、学校や幼稚園、保育園などでは、体温が37.5℃を越えると、「発熱をした」とみなし、保護者に連絡をするのです。

しかし、統計では、第二次世界対戦前の日本人の子どもの0歳〜6歳の体温は、38℃台が一般的でした。そして、6歳〜12歳で37℃前後、12歳以降で36℃台であったといいます。そうなると、現代の発熱の目安である37.5℃はまだまだ平熱です。

つまり、「37.5℃」が発熱の目安になっているということは、それだけ子どもたちの平均体温が低くなってきていると言えます。このため、37℃台の体温で「発熱」を疑い、病院に駆け込む保護者も多くなってきています。

確かに、高い発熱が続くと、脳炎など脳へのダメージが心配になるかもしれません。あまりにも高い発熱が続き、子どもがぐったりしている場合には、受診が必要な時もあるでしょう。

しかし、高熱だけが体へ悪影響を与えるわけではありません。低体温も同じように害を与えるのです

低体温は、高熱とは違い、じわじわと体に影響を及ぼします。それは、病気のような症状ではないため、つい見過ごされがちになりますが、子どもの体づくりを弊害する厄介なものになります。

そこで、今回は「子どもの低体温の問題とその対策」について解説していきます。

⚫︎免疫力が低下する

そもそも、発熱すること自体は、悪いことではありません。なぜなら、体の免疫が細菌やウイルスなど体にとって有害なものを追い出そうと戦うことで起こる症状だからです。したがって、「発熱」は、体の免疫機能が正常に働いている証拠なのです。

しかし、低体温の場合は、体の中の酵素の働きが落ち、消化が悪くなって免疫力が下がってしまいます。その結果、さまざまな感染症にかかりやすくなってしまうのです。

その上、一度感染症にかかってしまうと、体のバリア機能が低下しているため、自分の力で治すことが難しくなります。

それだけではありません。体の免疫機能が低下している場合、アレルギー症状が出やすくなるということも分かっています。つまり、「低体温」はただ体温が低いわけではなく、子どもの健康さえも左右する大変な事態なのです。

しかし、ここでポイントとなるのは、子どもが風邪をひいたり、発熱したりしたときに、これを「免疫低下が原因である」ということに気がつかないことです。

そうなると、体が必死に戦っているいわゆる風邪症状(咳・鼻水・下痢・発熱など)が「悪いもの」とみなされます。そのときに何が行われるかというと、風邪症状を抑えようとして、薬を使用するのです。

ですが、残念なことに、薬では病気を治すことはできません。ほとんどの場合は、体の免疫機能を抑えて、咳や鼻水などが少なくなるため、「病気が治った」と多くの人は勘違いしてしまうのです。

このままでは、低体温は改善することはない上に、すぐに薬を使用することで、もっと免疫機能を低下させることにもつながります

それよりも、子どもの免疫機能をあげるために、低体温に注目し、対策を行うことが重要になってくるのです。

⚫︎生活習慣を見直す

体に恐ろしい影響を及ぼす低体温ですが、実は生活習慣を見直すことで大幅に改善することができます。この生活習慣には、以下の5つが大きく関係しています。

・運動

・食事

・睡眠

・ストレス

・冷暖房

これらは、生きていく上で欠かせないものですが、現代の先進国では、この基本的な5つの生活習慣が問題となります。

この生活習慣の中で是非とも見直してほしいのが、運動です。これは、想像がつく人も多いのではないでしょうか。

なぜなら、大人でも体を動かす仕事をしてない限り、ほとんどの人が運動不足を自覚しているからです。

そして、子どもたちの外あそびは、30年前と比べて格段に減っています。事実、子どもたちの好きな遊びを尋ねると、多くの子が「タブレット機器や携帯用ゲーム機でのゲーム」と答えます。

したがって、子どもの外遊びが減っている原因は、子どもが安全に遊べる環境が不足していることだけでなく、子どもを夢中にさせるゲームの存在も大きく影響しているのです。

しかし、外で汗をかいて遊ぶことが減るということは、筋力はどんどん低下していきます。筋肉は、体を温める機能があり、血流を促進します。それが少なくなるということは、自然と体温が低くなるのです。

つまり、子ども時代に、「どれだけ体を動かしてあそんだのか」ということが重要になります。

なぜなら、体をたっぷり動かして遊んだ子は、食事をしっかり食べることができ、体が疲れるので、夜早く就寝することができます。そこで、理想的な生活リズムを作ることができるのです。

また、冷暖房の設備が充実したことも、体温を低下させる大きな原因となっています。冷暖房設備があることで、年中快適に過ごすことができるようになりました。この「年中快適」が、低体温につながっている場合があるのです。

なぜなら、常に体が快適な状態で過ごせるということは、体温を自己調節する必要がなくなるからです。

しかし、一生快適な状態で過ごせるわけではありません。もちろん外出すれば室内と戸外とで温度差があります。その際、体温調整機能が低下していると、環境へうまく適応できません。この状態が続くと、自律神経がさらに乱れてしまいます。

自律神経が乱れることで、「気持ちが落ち込む」、「怒りっぽくなる」、「精神的に不安定になる」など、まるで大人のうつ症状のような状態が、子どもにもみられるようになります。そうなると、子どもの学校生活や遊びに大きく影響してしまいます。

したがって、暑さ・寒さを感じて、気温に応じて自分で体温を調整できるようになることが大切なのです。

現代では、暑さや寒さを室内ではコントロールすることができるため、大人自身もエアコンに慣れています。それをすべて「無し」にすることは難しいでしょう。また、地球温暖化の影響により、夏は熱中症が心配されるため、エアコンは欠かせない存在です。

そのため、冷暖房を常に使用するのではなく、状況をみながら使用し、エアコンに体が慣れすぎないようにすることが大切です。少しずつ冷暖房を控えることで、子どもが暑さ・寒さを感じられるようになるのです。

このように、子どもの低体温は、健康や精神状態にも大きな影響を及ぼします。しかし、低体温は、大人が子どもの生活習慣を見直すことで、大きく改善するのです。

現代は、快適に過ごそうと思えば、そのようにできてしまいます。ですが、あえて子どもにとって「不快」な状況をつくることは、子どもの体づくりにプラスに働くことになります。

そして、それは子どもだけ健康になるわけではありません。規則正しい生活リズムで生活し、運動を取り入れて、冷暖房と上手に付き合うことは、大人の健康状態も整えてくれることになるのです。

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