若い保育士や幼稚園教諭が保護者と話をする時に気をつけたいこと

4d55e0852d30ac1f342a6346ba2bf8e2_s

保育園や幼稚園では、「保護者との関係の作り方」が課題になっています。これがうまくいかないことで、職員が精神的に追い詰められたり、園と裁判沙汰になったりしているため、「どのように保護者と信頼関係を作るか」ということはどの園も職員も頭を抱えています。

例えば、「モンスターペアレント」に代表されるような無茶なクレームや要求を突きつける保護者もいます。また、精神疾患を患っている保護者や生活や子育てへの不安から子どもに辛く当たってしまう保護者など、子どもと同じように保護者への支援が重要な時代です。

しかし、いざ保護者と話をしたり、「相談があるのだけれど」と言われると、特に経験の浅い職員は「ドキッ」としてしまいます。

なぜなら、「自分には子育ての経験がないのに」とか「まだ働き始めて少ししか経ってないのに」など保護者を不快にさせないかについて不安になってしまうからです。

そこで、今回は「若い保育士や幼稚園教諭が保護者と話をするときに気をつけたいこと」について解説していきます。

⚫︎真摯な姿勢で話を聞く

話を聞く時には真摯な姿勢で聞くということは、どの職種であっても大切なことです。しかし、プライベートで友人の相談を聞くのと、仕事で保護者からの相談を受けるのでは、相談を受ける側の緊張度には大きな差が生まれます。

また、このような場面に慣れていない人にとっては、「相手のどこを見たら良いのかわからない」など、話をする時の姿勢について戸惑うこともあるでしょう。

なぜなら、保護者とは良い関係を作りたいと思うからです。

そのため、若い職員は「保護者が話をしてくれているのだから、何かプロとしてアドバイスしなければ」と考えます

ですが、話をしながら理論に基づいたアドバイスを考えるということは、経験の浅い職員には大変難易度の高いことです。

これにより、保護者の話の途中でつい口を挟んでしまったり、何か言わなくてはいけないと考えた末に、説得力のないアドバイスをしか出てこなかったりするのです。

それに加えて、保護者と話をすることに慣れていないために、会話が止まってしまったり、話が弾まなかったりすることで「自分は保護者と話すことは向いていない(苦手である)」と落ち込んでしまいます。

こういったことが重なり、「保護者と話をすることが苦手」と感じている人は少なくありません。

ですが、保護者が本当に求めていることは、アドバイスではなく「きちんと話を聞いてくれること」である場合がほとんどです。

したがって、「何か役に立てるアドバイスをしなければ」と考えながら話を聞くことは有効な手段とは言えません。それよりも、話をしてきた保護者に向き合い、保護者の思いを丁寧に聞くことの方が大切です。

まずは、保護者の話を真摯に聞くために、「アドバイスをしなくては」「プロとして何か役に立たなければ」と考えることを一旦やめましょう。なぜなら、話を聞きながら他のことをを考えていると、それは意外と相手に伝わるからです。

つまり、真摯に話を聞くためには、まず相手の思いを真剣に聴こうとする姿勢が何よりも重要です。

⚫︎保護者が「話して良かった」と思ってもらうためには

では、保護者が「この人に話をして良かった」と思うのは、一体どのようなときでしょうか。もちろん、保護者は、聞きたいことへの的確なアドバイスが返ってきたときには喜んでくれます。

しかし、これは難しいものがあります。なぜなら、いくら正しいことを伝えたとしても、相手がそのまま良い意味で言葉を受け取ってくれるとは限らないからです。

例えば、「ベテラン職員から言われるのはいいけれど、若いあなたに言われたくない」とかえって保護者から反感を買ってしまうことは珍しくありません。

なぜ保護者がこのように感じてしまうかというと、保護者自身の人柄も要因としてはあるかもしれませんが、話をする側の態度話し方や言葉の選び方、そしてその人との関係性も大きく影響している場合があります。

そもそも、保護者が保育士や幼稚園教諭と話をしようと思っているときに、「アドバイスが欲しい」とは思っていないケースが多々あります。これは、日常生活での場面においても同じことが言えます。

つまり、「ただ自分の話を聞いて共感して欲しい」という場合です。

このときには、自分が感じていることに対して共感してもらうことで、気持ちを明るくしたいという思いがあります。そのため、「あなたは間違っていない」「気持ちがよくわかる」という言葉を求めているのです。

そして、自分の気持ちを共感されることで、「相談して良かった」「話をして良かった」と感じることができるのです。

また、若い保育士や幼稚園教諭の中には「自分は経験がないのに保護者の相談に乗っても良いのか」と悩む人もいますが、話かけてくるということは、保護者はその人と話をしたいと思っているのです。

しかも、「きちんと話を聞いてくれた」と感じれば、その保護者は信頼を寄せてくれるようになります。

したがって、保護者「話をして良かった」と思ってもらえるのは、経験年数とかベテランや若手という括りではありません。「その人がどれだけ自分に気持ちに寄り添おうとしてくれたか」ということです。

たとえ若くても、話をしてきてくれた保護者の気持ちを寄り添おうとする姿勢は必ず伝わります。また、若手ならではの新鮮な視点で、子どものことを聞きたいと思う保護者は多いものです。

このように、若い保育士や幼稚園教諭が保護者と話をする時には、真摯に向き合おう姿を見せることが非常に重要です。

むしろ、「アドバイスをしなくては」と余計なことを考えずに、話を聞くことだけに集中しましょう。そうすることで、真剣さが伝わり、保護者からは「この人は若いけれど、きちんと話を聞いてくれる」と感じ、信頼を寄せてくれるようになります。

また、「若さ」や「経験が浅い」ということは、自分の努力で解決できるものではありません。ですが、話をしている保護者の気持ちを自分なりに考え、共感することにより、徐々に安心して話ができる人だと感じてもらえるようになります。

そして、保護者は子どもにとってかけがえのない大切な存在です。そのため、保護者との関わりは欠かせないものとなります。

このような「話を聞く姿勢」を意識することにより、保育や教育の経験の浅い職員も少しずつ保護者と関係を築いていくことができます。保護者とのより良い関係づくりのために、ぜひ「聴く姿勢」を意識してみてください。

action
保育士・幼稚園教諭が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、施設や企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

botton6

注目の人気記事

a1管理人による転職体験記
保育士・幼稚園教諭として、私が実際に転職サイトを利用して転職した経験を述べています。

見学の際に感じたことや、失敗した経験から、転職の際に必要だと感じたことなどを詳細に記しています。


a2転職サイト利用の流れ
転職サイトを活用するとはいっても、初めて利用する人がほとんどなので「どのような流れで進んでいくのか分からない」という不安が残ります。

実際には難しいことは何一つないのですが、どのような手順で進んでいくのかを解説しています。


転職サイトを有効活用する方法
a3良い求人を見つけ、転職を成功させるときは転職サイトの利用が一番の近道です。しかし、保育士・幼稚園教諭の中でも、転職サイトを利用したことがないという人は多いです。

そこで、転職サイトの有効な活用方法について記しています。