子どもにとって【良い先生】とは

735b05d34f67d168a8bf59135d772643_s

保育士や幼稚園教諭の仕事で、誰もが一度はぶつかる壁があります。それは、自分の保育や教育の仕方に疑問を持ち、「自分は果たして子どもにとって良い影響を与えているのか」ということを考えるのです。

特に、日頃の保育や教育がうまくいかないと感じている時には自信を喪失し、「自分は子どもたちにとって必要なのか」と考えてしまうことが多いようです。

また、新人職員は、最初はうまくいかなくて当たり前なのですが、「自分も保育士や幼稚園教諭になったのだから頑張らなければ」と気を張りすぎてしまい、子どもの次から次へと溢れ出る要求に振り回されてしまうことも珍しくありません。

その様子を見ている先輩職員に、「これだから新人はダメ」という烙印を押されているような気がして仕事が辛くなり、新年度が始まってからすぐに精神疾患を患って休職してしまう若い職員も少なくない現状があります。

では、子どもにとって「良い先生」とはどのような人なのでしょうか。

そこで、今回は「子どもにとって【良い先生】とは」について解説していきます。

⚫︎子どもを安心させることができる

保育や教育の現場では、「子どもたちをまとめる力がある人が素晴らしい先生」とされているケースが多くあります。そのため、経験の浅い職員も「自分もあんな風にならなくては」とベテランの職員と同じような方法で子どもたちに接しようとします。

しかし、それが「子どもを集団としてまとめなければ」ということにとらわれ過ぎてしまい、結果的に子どもを常に急かして、精神的に追い込むような方法で保育や教育を行ってしまう危険性があるのです。

結果、子どもとの関係もできず、さらにクラスもまとまらないという悪循環に陥ってしまうことがあります。そうなると、「このやり方は、自分が描いていた保育や教育ではない」と矛盾を感じ、苦しむことになるのです。

では、そもそも保育や教育において常に子どもに集団行動をさせることは必要なのでしょうか。

もちろん、その施設が考える保育・教育方針がありますが、クラス運営がうまくいく保育士や幼稚園教諭が必ずしも子どもにとって良い先生とは限りません

なぜなら、表面上は子どもが集団としてうまくまとまっているように見えても、それは「先生が怖いから」とか「きちんとやらないと怒られるから」という理由である場合があるからです。

つまり、ただ「集団としてクラスをまとめよう」とすることは、どちらかといえば職員側の都合です。そうなると、子どもは言うことを聞いてくれません。また、大人が目の前のことだけに一生懸命になっていると、子どもの本当の要求をつかむことができなくなってしまいます。

そのため、まずは子どもの話を聞き、一緒に遊んでみることが大切です。そうすることで、子どもと関係ができ、クラス運営の時にもひとりひとりの特性をつかんで保育や教育を行えます。それが、本来の意味で、集団として成り立つということなのです。

そして何よりも、子どもが「幼稚園(保育園)へ行くのが楽しい」「先生も友達も好き」と思えて安心できる大人であることが一番大切なことです。それを心がけることで、子どもは「この人は自分のことをわかってくれる」と信頼を寄せてくれるようになるのです。

⚫︎子どもを肯定的に捉える

現代は、様々な家庭の形が出てきました。これにより、保育士や幼稚園教諭が想像を絶するような環境で育っている子どもたちも保育園や幼稚園に通ってくることもあります。また、「ちょっと気になる子」と言われるような発達障害を持っている子どもも年々増えてきています。

そのため、保育園や幼稚園の中でも「あの子には個別の配慮や援助が必要」というケースも珍しくありません。また、特別個別支援を必要としない子でも、きちんと目を向けておかなければなりません。

こうしたことから、保育士や幼稚園教諭の仕事は多忙を極めています。そうなると、少し課題の多い子や保護者に対して「あの子は◯◯だから困る」「あそこの親はクレームばかり」など子どもや保護者のことを肯定的に見ることができなくなってしまうことがあります。

肯定的に見ることができないと、人間はなんとなくその人と距離を置きたくなりますし、自然に接することができなくなります。相手が子どもの場合は、やたらとその子に対して厳しくなってしまったり、冷たい態度を取ってしまったりすることも考えられます。

しかし、保育士や幼稚園教諭は対人援助のプロです。したがって、大きな課題を抱えている子どもや保護者に対してこそ肯定的に捉えて、問題を解決に導くための手立てをみつけるべきなのです。

そして、人間は必ず良いところや相手から学ばせてもらえるところがあります。相手のすべてを受けとめることが難しい時には、美点を探しましょう。どんな人にも必ずあります。例えば「毎朝必ずあいさつをする子」「笑顔が素敵な人」など小さなことで良いのです。

このような小さな良いところが積み重なるうちに、その人が抱える本当の問題や希望などが見えてきます。また、誰しも自分の良いところを認めてもらえることは嬉しいものです。そこから、信頼関係も生まれてきます。

そして、その様子を見ている周りの子どもたちにも良い影響を与えます。なぜなら、身近な大人が様々な人に分け隔てなく接することは、子どもが他者と接するためのお手本になるからです。

このように、子どもから見た素敵な先生は、子どものことを真剣に考え、肯定的に見てくれる人です。

ですが、これは施設の方針によっては多少食い違いが出ることがあります。施設側としては「この保育(教育)方針に合わせて欲しい」とする強い思いがある場合があります。

これにより、その方針と合わないことで、「子どもをただ追い立てているだけで、全く仕事が楽しくない」と感じてしまうのです。

しかし、職場の協調性ももちろんですが、一番大切なのは子どもたちです。このため、周りからの評価や視線は気になるかもしれませんが、目の前にいる子どもたちが安心して登園し、楽しく過ごせることだけを考えて仕事をしても良いのです。

保育士や幼稚園教諭は、子どもが集団生活の場で出会うはじめての大人です。その人が自分のことを真剣に考えてくれることほど、子どもにとって安心できることはありません。是非、子どもにとって「大好きな先生」を目指してください。

action
保育士・幼稚園教諭が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、施設や企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

botton6

注目の人気記事

a1管理人による転職体験記
保育士・幼稚園教諭として、私が実際に転職サイトを利用して転職した経験を述べています。

見学の際に感じたことや、失敗した経験から、転職の際に必要だと感じたことなどを詳細に記しています。


a2転職サイト利用の流れ
転職サイトを活用するとはいっても、初めて利用する人がほとんどなので「どのような流れで進んでいくのか分からない」という不安が残ります。

実際には難しいことは何一つないのですが、どのような手順で進んでいくのかを解説しています。


転職サイトを有効活用する方法
a3良い求人を見つけ、転職を成功させるときは転職サイトの利用が一番の近道です。しかし、保育士・幼稚園教諭の中でも、転職サイトを利用したことがないという人は多いです。

そこで、転職サイトの有効な活用方法について記しています。