【ちょっと気になる子】について保育士が保護者へ伝える方法

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保育の仕事では、家庭とは異なり集団での子どもの様子を見ることができます。その時、家庭では特に問題がないとされている子でも、集団においては個別の対応をしたり、配慮が必要になる「気になる子」がいます。

この「ちょっと気になる子」という存在は、年々増えていると言われています。中には、発達障害なども視野に入れて個別に対応するケースもありますが、保育士が決定的な判断を下すことはできません。

しかし、集団生活においては、その子が困っている場面が多々見られると、保育士は「療育相談など専門機関との連携」が頭をよぎります。その時に一番困るのが、「保護者にどのように伝えるか」です。

なぜなら、伝え方次第では保護者との関係が険悪なものになってしまうことがあるからです。

そこで、今回は「【ちょっと気になる子】について保育士が保護者へ伝える方法」について解説していきます。

⚫︎保護者に話をする前に施設長に伝える

良いことを伝えるのならともかく、我が子が集団生活において「ちょっと気になる子」に当たっていることは、保護者ならばあまり聞きたい内容ではありません。

一方で、「保護者を傷つけないように」ということを考えていると、話をしたい内容がわからず、ただの世間話で終わってしまうこともあります。

したがって、どのように話をするのかについては、あらかじめ要点をまとめておくことが大切です。

そして、保護者に話をすることは、必ず施設長に伝えましょう。なぜなら、最悪の場合このタイプの話は保護者とトラブルになることがあるからです。その時に、施設長に伝えていれば、トラブルになったとしても早めに対応をすることができます。

その上で、施設長にどのように話をするのかも一緒に伝え、客観的な意見をもらうことも大切です。客観的な意見をもらうことで、偏った子どもの見方になっていないかが分かりますし、より良い伝え方のアドバイスをもらうこともできるでしょう。

何より、施設長は全てにおいて責任を取らなければらならない存在です。そのため、保護者に話をすることをあらかじめ伝えておくことは、「きちんと報告・相談ができる人」と印象づけることができるため、今後働き続ける場合においても非常に重要なのです。

⚫︎「子どもが困っている」ことを明確に伝える

なぜ保護者に対して、保育士が集団場面での子どものことを伝えるのかと言うと、それは子ども自身が困っているからです。

しかし、伝え方によっては「あなたの子どもは保育士や友達にこんなに迷惑をかけている」とまるで我が子の悪いところを並べているように捉えられてしまうため、伝え方には注意が必要です。

例えば、「△△ちゃんは、怒ってすぐに友達を叩いてしまいます。保育士が、何度言い聞かせても行動が改まることはありません。だいたいこの年齢のお子さんだと、何度か伝えたら自分の気持ちをコントロールすることができます」と伝えたとします。

保育士は、この後、専門機関を紹介する予定です。ですが、これを保護者の気持ちで聞いたらいかがでしょうか。おそらく、良い気分にはならないでしょう。むしろ、「我が子は先生に可愛がられているのだろうか」と不安になるかもしれません。

一方、

「△△ちゃんは、友達と遊びたいと思うのに、「もしかしたら入れてくれないかもしれない」と不安になるのか、気持ちを表す手段として叩いてしまいます。しかし、話をすると、「いけないことだと思っている。でも手が出ちゃうんだ」と言っていました。遊び始めたら△△ちゃんは、面白いアイディアでみんなを楽しませてくれます。けれども、今は遊び始める前に手が出てしまい、△△ちゃんの良さが発揮されず、苦しんでいます。保育園でも、「怒る前に先生に言う」という約束を保育士として、それを守ろうと頑張っています。それでも、これから成長するに伴って、対人関係の面で△△ちゃんが苦労するのではないかと心配してします」

と伝えると、同じように「手が出てしまう」という子どものトラブルの姿を言っているのにも関わらず、印象はずいぶん異なります。

なぜなら、2つ目の例では、「子どもの内面」を保育士がきちんと探ろうとしていることと、「保育士がどのように関わっているか(対策)」がきちんと明確に分かるからです。

つまり、保護者に「子どもが保育士に大切にされている」ことが伝わるのです。そのため、1つ目の例の時とは異なり、話の続きを聞いてくれる可能性が高くなります。

もし、療育センターなど専門機関に子どもたちをつなげるとしても、それは決して「保育をやりやすくするため」という大人の都合ではありません。なぜなら、その子が、困っていることを明確にして、その子に味方をしてくれる人を増やすためであり、子どものためだからです。

そのためには、まず保護者に対して、「専門機関は味方である」という安心感を持ってもらう必要があるのです。したがって、身近な専門職である保育士が「どのように子どもの姿を伝えるか」が重要なのです。

このように、保育士は、子どもが集団の中で困っている姿を保護者に伝えなければならないことがあります。確かに、この事は保護者が積極的に聴きたい内容ではないかもしれません。

それでも、子どもの様子によっては伝えなければならないことがあります。ですが、その時の伝え方次第で、保護者が保育士に抱く印象は大きく差が出るでしょう。

ときには、どのような伝え方をしても、一時的に保育士と保護者が気まずい雰囲気になってしまうこともあるかもしれません。

しかし、「きちんと子どもが困っていることを明確」にして、「保育士が子どもを大切に思っていること」を丁寧に伝えることが大切です。

なぜなら、それが保護者が保育士の考えに理解を示してくれる一番の近道だからです。

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