子どもとうまく関われない保護者への接し方

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「子どもは親の宝物」という考え方は、どれだけ時代が変化しても変わることはない考えです。しかし、現代においては、子どもとうまく関わることができない保護者が増えてきている現実があります。

事実、愛情不足と表現されるような精神的に不安定な子どもや大人を試す行動を繰り返して安心感を得ようとする子どもが増加しています。

これにより、幼稚園や保育園でも子どもに理不尽なほど厳しく接したり、情緒が安定していなかったりする保護者との関わり方は困難を極めています。

そこで、今回は「子どもとうまく関わることができない保護者への接し方」について解説していきます。

⚫︎保護者の言動を多角的な視点から捉える

子どもとうまく関われない保護者の中には、誰に対しても威圧的な態度を取ったり、感情の起伏が激しかったりして、保育士や幼稚園教諭側が対応することが憂鬱になるケースが多々あります。

また、生活が安定しない場合や子どものことに無関心なケースもあるかもしれません。

これにより、「こんな親の元で育つこの子がかわいそう」という気持ちになるのは人間ならば当然のことです。本来ならば、大人の愛情を育ち、安心感を持って生活する権利を持つのが子どもたちです。

言い換えれば、親になったならば責任を持って子どもを養育する義務があるということです。

しかし、人間としての感情を持つことは悪いことではありませんが、保育士や幼稚園教諭は子どもの保育や教育のプロです。また、大きな意味で言えば、子どもを中心とした福祉や教育のプロでもあります。

したがって、一つの物事に対して多角的な視点で捉えられることが重要です。これは、保護者の言動や人格に対しても同様です。確かに、驚くような行動や発言をする保護者は大勢います。むしろ、年々増加しているように感じられる人もいるでしょう。

一方で、「この人は本当にダメな親」「だらしがなくて子どもを不幸にする」という見解でいると、保護者はそれを敏感に感じ取ります。このような感情は、自分では隠せているつもりでも意外と伝わるものです。

しかし、そうなると保護者と信頼関係を作ることができません。

子どもとうまく関われない課題を抱えている保護者の中には、「自分を理解してほしい」と考える人も多くいます。そのため、保育士や幼稚園教諭が少しでも自分に対して悪い見方をしていることを感じ取れば、すぐに心を閉ざしてしまいます。

つまり、保護者の言動だけに捉われ、一方向からのみの見方をしてしまうことは、保護者と関係を築くことができない原因になります。それは、子どもの立場を悪くしてしまい、結果不幸にしてしまいます。そのため、言動の裏にある保護者の思いに寄り添うことが大切なのです。

⚫︎保護者の「味方」になる

保護者の味方になるということは、保護者の子どもへの厳しい態度を容認するということではありません。しかし、先述にもあるように、繊細な保護者は保育士や幼稚園教諭の自分への関心や見方を敏感に感じ取ります。

また、保護者自身が生活の心配や精神的な課題を抱えているケースも多く見られます。したがって、人との関わりや仕事、金銭管理などの社会生活自体がうまくいっていない場合も多いのです。

つまり、自分の悩みや不安について本音で話ができる人がいないということです。

そのために、「この先生は自分のことをわかってくれる」と感じられるように、保護者の言動の奥にある思いをくみ取るることが大切なのです。

例えば、保護者と子どものケースによっては病院や相談所など専門機関につなげなければいけないこともあります。その時に、信用できる人からの勧めならば話を聞いてくれる可能性が高くなるのです。

確かに、保護者が問題を抱えている場合に信頼関係を作ることは容易ではありません。そして、すぐに関係ができるわけでもありません。

しかし、何も行動をしなければ、保護者との関係が良くなることは決してないのです。

この時に、何も特別なことをする必要はありません。まず、保護者の話を聞こうとすることと、話を否定しないことです。そして、自分から一言でも保護者と話をする機会を作ろうとすることです。

これは、いつも保育士や幼稚園教諭がやっていることではないでしょうか。ですが、保護者が課題を抱えている場合は、「話を否定しないこと」について特に注意しなければなりません。

なぜなら、つい自分と異なる意見に対して「でも」「だけどね」と反論の言葉を使いたくなるからです。それが、子どもへの態度で気になるものだったらなおさらでしょう。その場合でも、すぐに否定はせず、まずは聞くことが大切です。

自分が話をして楽になったと感じられれば、保護者はまた話をする気になってくれます。ほんの些細な心がけですが、これらに注意することで、保護者との関係は徐々に作ることができるのです。

このように、子どもとうまく関れない保護者には、保護者自身が抱えている課題があることがあります。確かに、子どもに対する態度にはふさわしくないこともあるでしょう。

しかし、そこで保護者を一方的な見方をして決めつけることは、信頼関係を作る上で大きな障壁になります。

また、保育士や幼稚園教諭が理解できないような考え方をする保護者の「味方」になることは難しいことでしょう。ですが、人は変わることができます。それは、すぐにではないかもしれません。

保育士や幼稚園教諭が、誠意を持って保護者と向き合うことは、保護者が信頼を寄せてくれるきっかけになるのです。

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