保育・教育ではサービスと支援の違いを明確にする

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保育園や幼稚園側と保護者との間でトラブルの原因となるのが、「保護者に対してどこまで支援(サービス)を行うか」というものです。

なぜなら、保護者の負担を考えてすべて職員が行えばできてしまうことだからです。

また、「困っている」と言われれば、力になってあげたくなるのは人情です。

しかし、良かれと思って行ったことが、後々大きなトラブルになる場合もあります。したがって、保護者支援とサービスの線引きを行うのは大変重要なのです。

そこで今回は、「保護者支援とサービスの違い」について解説していきます。

⚫︎「サービス」はすべての保護者が対象

支援とサービスについて、明確な差は各施設ごとにより異なります。

たとえば、昼寝用の布団カバーを保育士が用意し、洗ってまた掛け直すところもあれば、それを全て保護者にお願いする施設もあります。

それは、どちらが悪いというものではありません。それぞれ「保護者や子どものため」を思って行っていることです。

しかし、サービスと支援で大きく違う点は、サービスは条件を満たすすべての保護者が対象という点です。条件とは、そのサービスに対して申し込みを行い、料金を払えば良いものやそこに入園すれば自然と受けられるものです。

規定の料金が支払っていないのにも関わらず、「うちも布団カバーはレンタルのものがいい」と言っても受け入れられません。一方で、条件を満たせば、サービスを受けることができるため、サービスの必要性の有無は保護者の判断に委ねられます。

言い換えれば、保護者支援はこの限りではありません。なぜなら、保護者自身が抱えている課題や問題によって対応の仕方が変わるからです。

そうなると、「あの人はやってもらっているのに、うちはやってもらえない。不公平だ!」という不満につながるケースもあります。

このように言われた時に、どのように返答するかが重要です。

もし、あやふやな点があれば相手はそこを追求してくるでしょうし、「これは規則です」など突き放した言い方をすれば火に油を注いでしまいます。

だからと言って、援助や支援が必要な保護者や家庭の話を包み隠さず話てしまうのは個人情報の漏洩になりますし、プロとは言い切れません。

ここで大切なのは、「サービス」と「支援」の区別を自分なりの考えとして持つことです。

⚫︎保護者支援の計画を立てる

人間は、不公平だったり自分が損をしたりすると、悔しい気持ちがこみ上げるものです。、保護者の場合も同様です。したがって、自分と同じ立場同士の保護者に対しては平等でありたいと考えます。

しかし、現代の様々な家庭事情や保護者の抱える問題は、ひとくくりにして考えることはできません。また、一定の保護者にとってはあたりまえのようにできることであっても、様々な事情を抱えている人にとっては難しいケースもあります

そうなると、保育士や幼稚園教諭は、子どもと保護者が卒園後も自分たちで生活しているけるように力がつくように支援しようとします。それが、時として「あの人ばかり特別扱いされている」と揶揄されてしまう原因です。

ここで必要になるのが、きちんと施設全体で保護者支援の計画を立てることです。計画のポイントは、保護者や子どもへのきめ細やかな支援内容だけでなく、どのようにそれを実行するかです。

例えば、金銭的に厳しい保護者で「お昼寝用の布団を用意することが難しい」ケースで、施設の布団を使用することになったとします。それを見た他の保護者の中には、「どうしてあそこの家だけ布団を用意しなくてもいいの?」と不満に思う人もいるかもしれません。

一方で、卒園児から寄付された布団を100円程度で購入してもらい、それを他の保護者と同様に週末に持ち帰り、洗濯をしてもらう形をとると印象は大きく変化します。なぜなら、布団を手に入れる方法は異なりますが、最終的に持ち帰り洗濯することは同じだからです。

また、これは支援を受ける保護者自身が今後保育園や幼稚園を卒園した時に生活力をつけていくきっかけにもなることです。

ですが、以上の例は必ずしも全ての人に当てはまるわけではありません。だからこそ、どのような支援を行うかについての計画が必要なのです。

このように、保育士や幼稚園教諭が行う支援はサービスとは異なります。サービスは、条件を満たせば誰でも受けることができますが、支援は必要な対象者も内容も違います

そのため、それを職員が理解していなければ、「あの先生は不公平な対応をする」と他の保護者から不満の声が出てしまうでしょう。言われる側の職員も辛いでしょうが、一番避けたいのは支援を受けている保護者への攻撃です。

もちろん、そのようなことをする人は少数派でしょうが、現代では大人も厳しい社会情勢の中で追い詰められて生活をしている人も少なくありません。したがって、「リスク管理をする」という視点が保育や教育にも必要になってきているのです。

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