保育の仕事は求人票の求人の時期と理由、人数に着目すべき

1e92cbb330208d141a9bb660690c7bf0_s

保育の仕事は、慢性的な人手不足との戦いです。しかし、職員の配置基準があるため、欠員を出すわけにはいきません。つまり、保育や教育の仕事は、必要な人員は必ず確保しなくてはならないのです。

これにより、今は保育士や幼稚園教諭は「売り手市場」といえるでしょう。事実、保育の仕事を斡旋する派遣会社は増えていますし、職業紹介所でも保育士や幼稚園教諭の仕事はたくさんあります。

しかし、求人票を見極めなければ、入職してから「こんなはずではなかった」と後悔してしまうことになります。これを防ぐためには、求人票をしっかり見て、じっくり検討することが大切です。

そこで、今回は「保育の仕事で求人票の求人理由と人数に着目すべき」について解説していきます。

⚫︎年度途中に正規職員を募集している場合

保育士や幼稚園教諭の仕事は、通常ならば4月から翌年の3月までを1年と考えます。したがって、この1年間は最後まで仕事をすることが暗黙の了解になっていると考えて良いでしょう。

そのため、年度途中に正規職員を募集しているということは、途中で退職者が出たということです。

しかし、保育園の場合は、途中で0歳児クラスの受け入れ人数を増やしたことで、職員体制を増やすために募集をかけることがあります。これは、0歳児の予約事業(育休明けの子どもを預かる)が行なわれているために起こることです。

ですが、「産休」や「病休」の場合で正規職員を募集することはほとんどありません。なぜなら、この場合は期間の定めがあるため、採用は「臨時職員」の扱いになるからです。

そのため、年度途中に正規職員を募集している施設に対しては、どのような理由で退職をしているのかを探ることが重要です。

実際、毎年のように年度途中に職員が退職してしまう施設もあります。このケースの場合は、職員自身に問題があると言うよりは、辞めたくなるような実態があると考えた方が良いでしょう。

また、このような年度途中に求人を募集する施設に応募をする場合は、事前に見学を行うことをお勧めします。もし施設側が見学を断る場合は、要注意です。

なぜなら、「見せられない」ような実態があることが多いからです。もちろん、個人情報の観点から、見学を断る場合はあるかもしれません。

そのときには、施設の雰囲気を掴むために何度か素通りするだけでも構いません。自分が働こうとする場所と職員の雰囲気を見ておくことで、「気持ちよく働けるかどうか」と判断する材料になります。

確かに、見学では保育の全てを見ることができません。ですが、施設で「なぜ年度途中で正規職員を募集することになったのか」ということは感じることができます。

入職してから「こんなはずではなかった」と後悔する前に、求人票の出てくる時期と理由を見極めましょう。

⚫︎採用人数が多い場合はその年の退職者数に注目する

求人票が出てくる時期と同時やその理由と同時に、採用人数にも注目してみましょう。

なぜなら、運営する施設が複数ある場合ならばともかく、ひとつの施設しか運営していないのにも関わらず、採用者数が多い例があるからです。

端的に言えば、採用者数が多いということは、その年の退職者数も同じように多いということが当てはまるということです。

しかし、近年は施設側も考えています。それは、あまりにも採用者数が多いと、求職者が「ここの施設には何か問題があるのではないか」と考えて、応募が減ってしまうこと避けるための方法です。

このため、求人票で増えてきているのが、正確な採用人数は書かずに「若干名」と表記することです。公共職業安定所の求人票などは、ほとんどが「若干名」「数名」という実際に何人募集しているのかわかりにくい表記になっています。

ですが、保育士や幼稚園教諭の養成校用の求人票には、もう少し細かく描いてある場合があります。

なぜなら、保育士や幼稚園教諭の養成校は長くその施設で働いて欲しいと思うため、学校独自の求人票に求人内容を記載してもらうからです。

そこには、施設全体の子ども人数だけでなく、職員数と採用人数、それに加えて退職者数が描かれているものもあります。これにより、記載があれば退職者数に着目することができるのです。

また、養成校の求人ならば、学校の就職の担当者や学校職員が施設のことを知っている場合があります。したがって、養成校に通っていたならば、求人票を学校で探す方法も効果的です。

一方、保育士や幼稚園教諭は不足しているため、公共職業安定所が専門職を斡旋する窓口を置いている場合があります。そこでは、保育士や社会福祉士などが、教育や保育または介護などの仕事の相談に乗ってくれます。

そのため、仕事の相談に乗ってもらうことで、求人票の内容を一緒に吟味してもらうことができます。もし、そのとき「ここは毎回たくさんの人数を採用するようだ」とアドバイスをもらうことができたら、その施設は毎年退職者が多いことが分かります。

いずれの場合でも、毎年退職者が多いということは、その施設には働きにくい理由があります。しかし、一度就職してしまうと、子どもたちへの責任もあることからすぐに辞めることはできません。

責任を持って保育や教育にあたるためにも、求人票の見極めはとても重要だと言えるのです。

このように、働きやすい職場を見つけるためには、「求人票が出てくる時期が適切であるか」と「採用する理由」そして「退職者数」に着目することが必要です。

これら3つの条件がいずれ明確ではないということは、働きやすい環境ではない可能性が高いのです。そして、働きにくい環境で、「子どもへの責任」という使命感のみで働いていると、いつしか職員からは笑顔が消え、やりがいを感じなくなってしまいます。

一方、職員がやりがいを持って仕事ができる環境とは、子どもたちにとってより良い教育や保育の質の向上につながります。子どもたちのためにも、自分がやりがいを持って働けるような質の高い保育や教育を行う職場を見極めましょう。

action
保育士・幼稚園教諭が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、施設や企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

botton6

注目の人気記事

a1管理人による転職体験記
保育士・幼稚園教諭として、私が実際に転職サイトを利用して転職した経験を述べています。

見学の際に感じたことや、失敗した経験から、転職の際に必要だと感じたことなどを詳細に記しています。


a2転職サイト利用の流れ
転職サイトを活用するとはいっても、初めて利用する人がほとんどなので「どのような流れで進んでいくのか分からない」という不安が残ります。

実際には難しいことは何一つないのですが、どのような手順で進んでいくのかを解説しています。


転職サイトを有効活用する方法
a3良い求人を見つけ、転職を成功させるときは転職サイトの利用が一番の近道です。しかし、保育士・幼稚園教諭の中でも、転職サイトを利用したことがないという人は多いです。

そこで、転職サイトの有効な活用方法について記しています。