求人票でチェックしたいポイント

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仕事を選択するときに、ほとんどの人は求人票は隅々まで見てよく検討します。。しかし、よく見ていても、実際入職してから、「想像していたことと違っていた」と感じる人が大勢います。

この「想像したこととの違い」が、後々まで禍根として残り、退職を余儀なくされてしまうケースは後を絶ちません。これを防ぐためには、求人票を隅々まで見た上で、面接の段階で質問できるところは聞いてしまった方が良いでしょう。

そこで、今回は「求人票でチェックした方が良いポイント」について解説していきます。

⚫︎通勤費について

日本では、大都市では公共交通機関が一般的ですが、地方ではマイカー通勤が珍しくありません。ほとんどの施設では、公共交通機関での通勤の場合「全額支給」となっていますがマイカーに関しては、それぞれ取り決めが異なっています

また、施設によっては公共交通機関での通勤で、半年分の定期代を一ヶ月分ずつ割って月々給与と振り込むところがあります。半年分を一括で振り込んでくれたら一度に半年分定期券を購入できるのですが、そうでなければ毎月自分が残りの金額を負担することになります。

なぜなら、定期代は6ヶ月分一度に購入した方が割安になるからです。そのため、ひと月分ずつ定期を購入するということは、かえって損になってしまいます。ですが、それでも「交通費全額支給」の表記で間違いはないのです。

この方法は、公営施設だけでなく、民間施設でも同じように実施しているところがあります。

そのため、毎月一ヶ月分の定期券代が支払われるのか、それとも半年分を一度に振り込まれるのか、半年分の定期代を一ヶ月ずつ割って支払われるのかは、就職を希望する施設に確認した方が良いでしょう。

一方、マイカー通勤ですが、地方の民間施設では駐車場を施設が保有していて、無償もしくはかなり低額で借りることができる場合もあります。ですが、都心部になると土地代が高くなるため、施設職員用の駐車場がないことがあります。

そうなると、マイカー通勤の場合は自分で駐車場を借りなくてはいけません。

その際、通勤費とは別に駐車場代が出るのかがポイントです。しかし残念なことに、駐車場代まで施設側が払うことは少ないようです。したがって、マイカー通勤の場合は自腹で駐車場代を支払うことを考えておいた方が良いかもしれません。

これは、公立施設であっても同様です。また、公立施設の場合は交通事故を懸念して、マイカー通勤自体を推奨していないことがあります。それは、地方自治体によって多少考えが異なりますので、公立施設の場合も担当者に確認した方が良いでしょう。

そして、マイカー通勤の場合は距離数で金額が異なることがあります。「通勤費が出るのは◯km以上から」とされている距離は、実際に走っている距離よりも少なく算出されることがあり、その結果「通勤費を支払ってもらえない」ことがあります。

このような事態を防ぐためにも、求人票で時給や月給だけでなく、諸手当の欄をよく見ておき、気になるところは入職前に就職希望先と確認しておくことが大切なのです。

⚫︎「残業なし」の落とし穴

これは、終業後にトラブルになることのひとつとして、求人票の中に「残業なし」と明記していることがあります。

この場合、臨時職員やパートタイマーの募集ならば、「非正規職員には残業をさせません(=働きやすいですよ)」ということを印象を与えることによって、求人募集がしやすくなるという目的があります。

しかし、正職員の場合、まったく残業がないということはよほど人員を余剰にして、体制を手厚くしていない限り難しいことです。

実際、このような例では「残業なし」ということは、本当に残業がないわけではなく、「残業代が出ない」ということが当てはまることが多いのです。

これらの例は、特に認可外保育所や託児所などによく見られる傾向です。なぜなら、認可外保育所や託児所は、まだまだ法整備が進んでいないために、労働条件についても経営者側の裁量で決めてしまえるからです。

また、認可外保育所や託児所の場合は国や市町村が認可している施設と比べると、少ない補助金しか受給できません。これにより、「職員に時間外手当を払いたくても払えない」という実情があるのです。

そのため、この「残業なし」の言葉を素直に信じて入職してしまい、後々トラブルに発展するケースがあります。

例えば、職員会議などが時間外で開催されているにもかかわらず、まったく時間外手当や残業代が出ないというものです。これは、求職者がそのときに確認することで、多少なりともトラブルを防ぐことができます。

しかし、施設側がいくら努力していても、保育の仕事には多少の残業が付き物です。なぜなら、次の日の保育準備などをするためには、子どもを保育ながら同時に行うことは難しいからです。

このような職員の残業を減らすためには、時間内で準備ができるようにするための余剰人員が必要です。しかし、現実的に非常に困難だと言えます。こういったことが珍しくないため、「保育の仕事はブラック企業と同じである」と揶揄されてしまうことがあるのです。

中には、「子どものために」と熱い志を持って働いている人もいますが、残業代がきちんと払われているか否かで、年収及び生涯賃金が違ってきます。若い人ならばそれでも良いと思うかもしれませんが、お金の問題というものは一生ついてまわります。

したがって、仕事を長く続けようと思うのならば、「施設が職員にどれだけお金をかけるか」ということは見極めた方が良いポイントになるのです。

このように、求人票に書いてある言葉だけを信じて入職してしまうのは、後々職場に対する不満に繋がる原因になります。

これらのトラブルを防ぎ、気持ち良く働くためには、求人票に書いてある文言だけでなく、中身や実態まで精査する必要があるのです。

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