保育士や幼稚園教諭に期待される職種【学習サポーター】

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地方自治体には、学習サポーター(名称はその市町村により異なります)を各小中学校へ派遣する事業があります。

これは、学校教育活動の一環として行われる学習支援や家庭教育を促進することを目的に発足し、国が「補習等のための指導員等派遣事業」に基づいて実施している事業です。

現代では、普通学級に通う子どもたちの中にも、学習面や生活面など様々な支援を必要するケースが年々増えてきています。したがって、このような子どもたちの学校生活を丁寧に援助するための学習サポーターの役割は大きくなってきています。

そこで、今回は「保育士や幼稚園教諭に期待される職種【学習サポーター】」について解説していきます。

⚫︎ひとりひとりへの支援や子どもへの理解の仕方は専門職ならでは

学習サポーターの応募資格は、各市町村によって異なります。そのため、教育や心理学を勉強した人や現在その分野を勉強している大学生など、教員免許を持たない場合でも応募することができる場合があるのです。

実際、学習支援への情熱を持った人ならば、歓迎という自治体もあります。

しかし、子どもが「どこでつまずいているのか」「何を理解することが難しいのか」という見極めは、子どもの発達を理解していないと非常に困難です。

なぜなら、発達を理解していなければ、子どもが学習や学校生活に適応することができないことを「子ども本人の怠慢」や「保護者の育て方のせい」など、偏った見方をしてしまうことにもなり兼ねないからです。

では、一般的に幼児期の保育や教育を担う保育士や幼稚園教諭が、なぜこの学習サポーターという職種で期待されているかというと、まさしく専門職ならではの丁寧な援助の仕方や公正な目で子どもを見ることのできる視点です。

確かに、勉強を教えることに関しては、保育士や幼稚園教諭の養成校では習いません。そのため、そこの専門性は教師には敵わないでしょう。

ですが、乳幼児期の発達保障と教育のプロである保育士や幼稚園教諭は、小さい子どもでも理解しやすい教え方や伝え方を知っています

これは、言葉だけで状況を把握して行動したり、勉強を理解したりすることを苦手としている子どもたちにとって分かりやすい援助方法にもつながるのです。

子どもたちは「わかった!」「できた」ということが、学校生活において自信になり、学校へ行くことが楽しくなるきっかけになります。

このように、学習サポーターが子どもたちに与える影響は、学習面だけではありません。支援が必要な子どもが、充実した学校生活を送るために欠かせない存在と言えます。

⚫︎長く学習サポーターを続けるためには

学習サポーターは、支援が必要な子どもたちの学校生活を支える上で重要な存在です。しかし、立場上は教員ではないため、雇用される際は非正規雇用で、給与面などの待遇は他職種とほとんど変わりがない場合が多く、良いとは言い切れません。

それでも、やりがいがあるとして続けている人やこの職種を希望する人がいるからこそ成り立っており、それでたくさんの子どもたちが支えられているのです。

しかし、大変だけれどやりがいのある仕事とされる学習サポーターですが、長く続けるためには一つポイントがあります。

それは、配属されたクラスの担任や学校職員と良好に関係を築くことです。なぜなら、担任と学習サポーターが連携が取れいて、はじめて子どもへの適切な援助を行うことができるからです。

言い換えれば、教師と上手くコミュニケーションをとることができなければ、効果的な支援が行えず、むしろ子どもは「自分はどうすれば良いのか」が分からなくなり、余計に混乱してしまいます。

したがって、学習サポーターとしての力量を高めることはもちろん大切ですが、教師と良好な関係を築き、支援が必要な子どものことを一緒に考えられるようにすることが重要なのです。

ですが、教師は教育のプロとして自分の教育方針に対してプライドを持っています。そのため、中には「学習サポーターに口を出されなくない」「担任としてクラスの子どものことは自分が一番理解している」と考えている人もいます。

これにより、教師と関係ができていないときに、学習サポーターがあれこれ自分の意見を話すことはお勧めできません。それよりも、教師がどのように子どもを教育したいのかをまずは観察して、教師の考えを尊重することが大切です。

もちろん、学習サポーターの人間ですので、完璧に相手の意向に沿うことはできないでしょう。しかし、「この教師の教え方は間違っている」と思い込んでしまうと、お互いの溝が埋まることはありません。

一方で、「子どもたちが学校生活を楽しみ、意欲的に学習できる力を育んでいく」という目標は教師も学習サポーターも同じはずです。このため、「子どものために」歩み寄ろうとする姿勢を見せることは非常に重要だと言えます。

担任教師と関係を築くことで、やりがいのある学習サポートにつながり、同時に長く働くこともできるようになるのです。

このように、学習サポーターの仕事は、保育士や幼稚園教諭だからこそ期待されている点がいくつもあります。それは、子どもの発達を理解し、ひとりひとりを援助するという点です。

この期待されている点を存分に発揮するためには、配属された学校職員や担任教師と良好な関係を築く必要があります。しかし、これも様々な職員と協力して行事などを進める保育士や幼稚園教諭ならば無理なことではありません。

したがって、学習サポーターは保育士や幼稚園教諭が働く分野として十分に期待できるのです。

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保育士・幼稚園教諭が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、施設や企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

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