保育士経験者に期待される職場

8f33af85fc6f0d84c7f71e36c85a6b48_s

保育士や幼稚園教諭資格を持っている人が、転職する際によく言われる言葉があります。それは「やはり今から別の職種に就くことは難しい。だから保育士(幼稚園教諭)の仕事を探すしかない」というものです。

この言葉の裏には、「子どもと関わることが好きだ」という気持ちもあるのですが、保育園や幼稚園という職場は一般企業とは異なった雰囲気を持っています。そのため、「自分の常識は他の職種では通用しないのかもしれない」と考えるのです。

若い人ならば、保育や教育の職場とは異なる職種への順応は早いかもしれません。一方、何年か働いている人にとっては、異業種への転職は意外と勇気がいるものです。

しかし、保育士の資格を持っている人を歓迎している職場はたくさんあります

そこで、今回は「保育士経験者に期待される職場」について解説していきます。

⚫︎英語やダンス、水泳など幼児教室の担当者

保育士で転職をしたい人の中には、「子どもは大好きだけれど、保育園や幼稚園で子どもと走り回ることは体力的に難しい」と考えている人もいます。しかしこのような人は、気持ちの上では「子どもと関わる仕事に就きたい」と思っているのです。

そこで、注目されているのが、昨今急激に増えている幼児教室の担当者です。なぜなら、「子どもに様々な経験をさせてあげたい」と考える保護者が増加しているからです。

日本は、少子化の問題が叫ばれていますが、子どもが少ない分手厚く教育し、育てたいと願う保護者はたくさんいます。そのため、少子化問題はあるけれど、質の高い幼児教室には希望者が殺到している現状があります。

これにより、質の高い幼児教室には、カリキュラムだけでなく専門性の高い先生が必要になります。この時の専門性とは、子どもへの指導力とともに、「どれだけ子どもを引きつけてやる気にさせるか」がポイントになります。

なぜなら、幼児教室は、一度子どもが「つまらないから行きたくない」と言い出せば、簡単に辞めてしまう可能性があるからです。また、保護者の参観が許されている教室ならば、子どもが馴染めていない様子を見たら、心配になって他の幼児教室へ移ってしまいます。

つまり、幼児教室は「いかに子どもと保護者が楽しく通えるか」に存続がかかっていると言っても過言ではありません。

そこで、注目されているのが保育士経験者です。保育士の場合、子どもに新しい遊びを提案するときや取り組みを行うときには、子どもの興味を引きつけ「やってみたい!」という気持ちを引き出していきます。

この、「子どものモチベーションを上げる」ことができるようになるには、たくさんの子どもと接する経験が必要です。

確かに、英語やダンスを教えることは、その道のプロには敵わないかもしれません。ですが、保育士は、子どもの発達を踏まえて、気持ちを汲み取って他者との関わりをつないでいく対人援助のプロです。

もし、「保育園で働くことは体力的に難しいけれど、子どもと関わる仕事をしたい」と思う人がいるならば、幼児教室は保育士としての経験や専門性を十分活かすことができます。そして、対人援助のプロである保育士経験者を採用したいと考える就業先はたくさんあるのです。

⚫︎需要が増加する高齢者デイサービスでの仕事

保育士資格は、高齢者福祉の仕事でも活用することできます。例えば、高齢者のデイサービス(日中の通所施設)では、保育士資格を持っていると、相談員として働くことができるようになります。

相談員の仕事は、主に施設利用者及びその家族の相談や新規利用者の契約、ケアマネジャーとの連絡相談を行います。もちろん、施設によっては、介護業務を兼任で行わなくてはならない場合がありますが、高齢者福祉の分野でも保育士の資格を持つ人は期待されています。

なぜなら、援助の対象年齢は子どもと高齢者では大きく異なりますが、「その人がより良く生活するためには」を考える点では同じだからです。

つまり、保育で培ってきた子どもの気持ちを深く汲み取って活動を考える力は、高齢者やその家族の思いを受けとめる介護の仕事に大変役立つのです。これは、高齢者だけでなく、障害者を支える仕事でも同じように専門知識を発揮できることでしょう。

また、施設によっては介護業務が少ない場所もあります。現代は高齢化社会のため、デイサービスの需要は高く、施設数が多いために自分の希望にあった施設を見つけることも可能です。

したがって、「体力に自信がない」という人でも探せば条件と合うところを見つけやすいということが高齢者分野で働くメリットとしてあげられます。

そして、介護デイサービスは、慢性的な人手不足という現状があるため、やる気があってコミュニケーション労働ができる人は大変喜ばれるのです。

このように、保育士の経験者が行ってきた仕事は、どのように働きかければ子どもの興味を引き出せるのかについて知っています。これは、日頃から子どもの前に立っていなければ身につかない感覚です。

また、保育士の仕事の特徴は、人の良いところや苦手とすることを見つけ、「どうしたらより良く活動できるか」とを常に考えながら実践を繰り返すことです。

そして、保育士は他の職員と連携を取り、保護者とも良好な関係を築かなくてはならないコミュニケーション労働でもあります。こうしたコミュニケーション能力は、保育の職場以外でも求められている非常に有効なスキルです。

もし、他職種に興味があるならば、保育士経験で培ったこのようなスキルを是非アピールしてください。

action
保育士・幼稚園教諭が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、施設や企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

botton6

注目の人気記事

a1管理人による転職体験記
保育士・幼稚園教諭として、私が実際に転職サイトを利用して転職した経験を述べています。

見学の際に感じたことや、失敗した経験から、転職の際に必要だと感じたことなどを詳細に記しています。


a2転職サイト利用の流れ
転職サイトを活用するとはいっても、初めて利用する人がほとんどなので「どのような流れで進んでいくのか分からない」という不安が残ります。

実際には難しいことは何一つないのですが、どのような手順で進んでいくのかを解説しています。


転職サイトを有効活用する方法
a3良い求人を見つけ、転職を成功させるときは転職サイトの利用が一番の近道です。しかし、保育士・幼稚園教諭の中でも、転職サイトを利用したことがないという人は多いです。

そこで、転職サイトの有効な活用方法について記しています。