児童養護施設で保育士が働くときの注意点

bf9ee8f883da8ba0f7dffa0a2404d222_s

保育士の資格を持っていると、様々な児童関係の施設で働くことができます。その中の一つに、児童養護施設があります。これは、2歳から18歳までの家庭の事情で保護者と生活することができなくなった子どもたちが生活する入所施設です。

保育士の資格取得を目指す人の中には、この施設で働くことに興味や関心を持っている人も多いでしょう。

そこで、今回は「児童養護施設で働くときに子どもに必要な支援をするための注意点」について解説していきます。

⚫︎「してあげたい」だけでは務まらない

児童養護施設で生活する子どもたちの中には、想像を絶するような人生を歩んでいる子もたくさんいます。そのため、「自分が職員になったらその子たちを支えてあげたい」と願う優しく強い心を持つ人が希望します。

また、中には自分自身の育った環境が厳しく、そういった子どもたちの気持ちを汲んであげたい人もいるでしょう。

しかし、間違えてはいけないことがあります。それは、「してあげたい」という思いがあったとしても、見返りを求めてはいけないということです。

これは、児童養護施設の職員のみならず、すべてのことに共通しています。支援する人は、自分が良かれと思って行動しています。ですが、支援された側が思ったような反応を見せなかったり、「余計なことをするな!」とかえって拒否反応を示したりすることがあります。

その時に、「かわいそうな子どもたちを何とかしてあげたい」という気持ちだけで仕事をしていると、思わぬ相手の反応に大変戸惑います。時には、「せっかくしてあげたのに!」と憤りを感じることもあるかもしれません。

もちろん、支援をする動機として「心の傷を抱えた子どもたちを支えたい」というものは必要です。それがあるからこそ、頑張る気持ちが出てくると言えます。

しかし、「してあげたい」という思いだけでは、仕事をすることはできません。なぜなら、それに加えて、さらにプロとしての視点が必要になるからです。

⚫︎冷静に分析をする客観性が大切

「してあげたい」という気持ちだけで働いている人は、子どもたちの今までの境遇などに対して強い共感を示し、同化してしまいがちです。そうなると、支援をするにあたり、プロとして冷静な視点で支援をすることが難しくなってしまいます。

また、先述のように、自分の支援や働きかけが上手くいかなかった時に強いショックを受けてしまうことが多いものです。つまり、自分を否定されたように感じるのです。

そうならないためには、子どもの気持ちを寄り添おうとする強く優しい思いとは別に、「この子は大切な存在だけど自分とは違う存在」と考え、自分の行動と相手の反応を合わせて冷静に分析できる視点が必要となります。

これが、プロとしての客観性です。

客観的に自分を振り返ることができると、「どうしてあそこであの子はあのような反応を示したのか」について今までの生育歴、普段からの言動などを総合的に考えることができます。

したがって、「自分が悪い」と落ち込む時間が短くなり、次の支援について検討をすることができるようになるのです。

確かに、反省することは大切です。しかし、それ以上に必要とされるのは、そこから学んだことをどのように次に生かすかということです。そして、それを日々繰り返すことでその子にとって、今何を大切するべきかが見えてくるのです。

このように、児童養護施設で働くことを希望する人の中には、優しさから相手と自分を同化してしまう人もいます。そういった優しい思いは必要ですが、あくまで関係は職員と入所者であることを忘れてはいけません。

もちろん、寄り添う気持ちは必要です。時には、職員自身が実の親のように思ってしまうこともありますし、子どもたちからも親のように慕われる職員も確かにいます。

その関係性は大切にしながら、施設で育った子どもたちが自分で人生を歩んでいけるように支援するためには、「してあげたい」という気持ちだけでなく、プロとして客観的に子どもたちを支えるための視点を持つことが大切です。

実際、18歳になってから児童養護施設を退所した後の子どもたちは、一人で生きていかなくてはなりません。

その時に、施設の職員の優しさと暖かさに加えて、健康に自分に人生を歩めるような人間性を身につけられるように支援を行うスキルが、児童養護施設で働く職員には求められているのです。

action
保育士・幼稚園教諭が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、施設や企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

botton6

注目の人気記事

a1管理人による転職体験記
保育士・幼稚園教諭として、私が実際に転職サイトを利用して転職した経験を述べています。

見学の際に感じたことや、失敗した経験から、転職の際に必要だと感じたことなどを詳細に記しています。


a2転職サイト利用の流れ
転職サイトを活用するとはいっても、初めて利用する人がほとんどなので「どのような流れで進んでいくのか分からない」という不安が残ります。

実際には難しいことは何一つないのですが、どのような手順で進んでいくのかを解説しています。


転職サイトを有効活用する方法
a3良い求人を見つけ、転職を成功させるときは転職サイトの利用が一番の近道です。しかし、保育士・幼稚園教諭の中でも、転職サイトを利用したことがないという人は多いです。

そこで、転職サイトの有効な活用方法について記しています。