保育士・幼稚園教諭の転職活動体験

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転職活動を行う保育士や幼稚園教諭が転職活動を始める場合、「どのように取り組めばいいのかわからない」と感じることは多いです。

当サイトの管理人(=私)は保育士として働いていた頃、自力で転職活動を行った経験と、転職サイトを活用して転職活動を行った経験があります。そして、転職サイトを使って就職した保育園は条件が良く、今でも勤めています。

そこで、このページでは私が実際に行った転職活動の体験記についてお伝えします。転職活動を行ったときの状況を具体的に記載していますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

最初の保育園での勤務

保育士を養成する短期大学を卒業した後、私が初めて就職した先は「お寺が経営する保育園」でした。

なぜその園にしたかというと、短大の先生から「自宅から近いし、ここの園長とは知り合いだけどとてもいい人だよ」と聞いたからです。また、同期に仲良しの子がいたのも大きな決め手でした。

その園の方針は、「子どもの主体性を育てるために子どもの心に徹底的に寄り添う」というものでした。この園の方針に共感した私は「ぜひここで働いてみたい!」と思いました。

しかし、入職してから知ったことですが、この方針になったのは私が入職する1年ほど前からでした。私が入職する前は集団保育を行い、行事にも力を入れる幼稚園のような園でした。また方針が変わった理由は、園長が交代したからでした。

急な方針転換により、この園にもともといた職員の多くは戸惑っていました。さらに、園長からも「子どもの心に寄り添うように」というザックリした指示しかなかったため、保育方法は保育士によって大きく異なりました。

また、「現在の保育方針を支持するグループ」と「従来のやり方を押し通すグループ」で派閥ができていたため、先輩によって指導方法が違うことは日常茶飯事でした。そのため、私は毎日先輩たちの顔色を伺いながら勤務に当たっていました。

その生活を自ら工夫できれば良かったのですが、当時の私は自分なりにやっていたつもりでも注意されることの方が多い毎日でした。

この生活を続けるうちに、私は精神的に追い詰められてしまい、幻聴が現れるようになりました。

それは、帰宅してからも続きました。常に誰かが私の悪口を言っている気がして、落ち着かなくなってしまったのです。保育中であっても、子どものことより周りの先輩たちの反応が気になりそわそわしていました。

そのような状態で勤務に当たっていたため、私は「自分は保育士には向いていないのかもしれない……」と何度も感じるようになっていました。そこで私は、秋以降から少しずつ転職活動を始めることにしました。

保育士の求人はたくさんありますが、私は保育士として働く自信をすっかり失っていました。そのため、職場で保育士として働くことに対して抵抗感がありました。そこで、高校が商業科だったこともあり、今度は事務職の転職先を探してみようと思ったのです。

しかし、普通の企業に就職する気にはなれませんでした。せっかく保育士の資格を取得したので、できるならば保育士としての専門性を発揮できる職場が良いと思ったからです。

そのため、インターネットの検索エンジンで「保育士 事務職」と検索し、保育士以外の職で、保育士の資格を活かせそうな求人を探してみると、高齢者のデイサービスの生活相談員の求人が見つかりました。

求人欄には、相談員として資格は必要だけれども、仕事は連絡や相談、事務一般と書いてあったのです。私は、すぐに「ここしかない!」と思い、応募しました。

もともと直感で動くことが多かったことと、保育園を退職したらすぐにでも働きたかったので、求人が出たことに運命すら感じていました。

なんとかそこで採用が決まりましたが、私にとって次の職場ではたくさんの試練が待っていました。

高齢者施設での勤務

採用された日から、私は勤務するデイサービスで所長の補佐をするポジションになりました。職員の方はみんな優しく私のことを受け入れてくれましたが、同じ事業所に所長補佐の仕事をする人はいませんでした。
そのため、分からないことがあるときには別の事業所の相談員に電話をして聞くしかありません。

しかし、対面で直接聞けるわけではないため、思ったように回答を得られないことが頻繁にありました。さらに、それぞれにたくさんの仕事があるため、先輩職員の方が私の指導だけをするわけにはいきません。

そして、事務仕事は期限が迫るものも多いため、期日内までに仕上げなければなりません。
一方で、介護の仕事は慢性的な人手不足の問題があるため、介護職が足りずに介護の補助をしなければならないこともありました。

自分の業務は、利用者が帰宅してからということが珍しくありませんでした。そのため、私は毎日遅くまで残業をするしかありませんでした。

仕事自体は、とてもやりがいのあるものでした。ただ、「深夜24時頃まで働き、また朝6時30分に出勤する」という毎日を続けていくうちに、私は次第に疲れを感じるようになりました

それでも、「頼りにされているのだから」という気持ちと職場の人間関係が良かったことで、小さな幸せを感じていました。

しかし、休日はシフトで決められるため、固定休のある友達との日程はなかなか合いません。また、保育の仕事をして子どもと触れ合い、プライベートを充実させている保育士の友達がいたのですが、その様子を見ると正直羨ましく思いました

それにひきかえ、私は毎日仕事のみで1日が終わり、休日は疲れから昼ごろまで寝ているような状態でした。そのため私は、介護施設で働き始めてから3年経った頃から、少しずつ今の生活に疑問を持つようになりました。

転職サイトとの出会い

そして、デイサービスの仕事を始めてから4年目の夏、久しぶりに友達の休日に合わせて休みを取ることができたため、私は友達同士で女子会を開きました。その中で、私が一番惹きつけられたのは、仲良しの保育士仲間である「Mちゃん」の転職活動の話でした。

もともとMちゃんは、何度も仕事を変えては「いま働いているところもダメだった」と焦っていました。しかし、そのときの彼女の様子は「今の職場は楽しい!」と何度も口にしており、キラキラと輝いているように見えたのです。

Mちゃんの話を聞くうちに分かったこととしては、今までの転職がうまくいかなかった理由は、かつての私が求人票にある条件だけで転職先を決めたのと同じように、自らの直感だけを頼りに一人で活動したことでした。一方で今回の転職では、「転職サイトのエージェントが何度も相談に乗ってくれたことで、すごく良い職場に就職できた」と彼女は離していました。

Mちゃんが話していた「転職活動が上手くいかなかったときの話」は、まさしく今までの私が陥っている状況そのものでした。そこで私も、試しに転職サイトを使うことで満足できる職場に転職しようと考えました。ただ、やはり職を変えるのはためらってしまいます。

この女子会が終わって数日後、私の祖父が倒れて介護が必要となりました。しかし、相変わらず仕事は忙しく、家族との時間を取ることができません。一応、職場には介護休暇の制度はあったものの、周りの先輩職員の方が忙しく働いていたため、「介護休暇を使用したい」とはとても言えませんでした。

こうした現実を見たとき、私は転職を決意しました。今度は、焦って決めないように転職サイトに3つほど登録しました。すぐに担当者から電話がかかってきて、希望する条件や経歴などを尋ねられました。

私は、今まで転職は個人でするものだと思っていたので、ある転職サイトの担当者から「一緒に頑張りましょう」と言われたことは本当に嬉しかったです。

しかも、希望する条件を伝えたところ、その転職サイトでは2週間程度ですぐに候補の求人を選んでくれました
1つ目は「少人数の幼稚園」、2つ目は「保育園以外にも高齢者・障害者の施設を持つ社会福祉法人」、3つ目は「インターナショナルスクールの講師」でした。

どれも、私が希望した「日・祝休み」であることと「残業が少ない」ということをクリアしている施設でした。しかし、私は条件だけを聞いて働くことに対して抵抗があったので、実際に職場を見学した後で決めることにしました。

その中で、一番印象的だったのが2つ目の社会福祉法人でした。

小さい頃から、誰かの役に立ちたいと私は思っていました。その法人は、重症心身障害児の受け入れや長時間働く保護者のための夜間保育など、地域のニーズをくみ取り、精力的に活動を行っていました。

また、面接官であった施設長は、「私は厳しい社会情勢の中に生きるすべての子どもたちが豊かに育つようにしていきたい。そのために力を貸して欲しい」と面接を受ける側である私に対して最初に頭を下げました。

そして、緊張しながら述べる私の意見にも優しい微笑みを浮かべ、否定せずに聞いてくれたのです。それは、私には衝撃的なことでした。なぜなら、面接では「自分は試される立場」だと思っていたからです。

最後に施設長は、「働いてもらう以上は仲間だから、その人の意見は尊重するように心がけている。それが、子どもや保護者を理解するときにも大切なことだと思っているから」と話してくれました。

私は、この施設長ならば子どもたちだけでなく、職員も大切にしてくれるだろうと感じました。そのため、職場見学の後に「この法人で働きたい」ことを転職サイトの担当者に伝えました。

転職サイトの担当者が、私のことを好意的に先方に伝えてくれたこともあって、面接と実習を行って無事に内定をもらうことができました

現在、働いている園は、地域のニーズに応えるために日祝保育を行っています。しかし、働いた分は代休があるため、休みはきちんと取ることができます。

また、残業も極力しないことを目標にしていることもあり、先輩職員の方から「今日は早く帰ろうね」と声をかけてくれます。行事の前などは残業がありますが、それでも毎日ではありません。

転職サイトを使ったことで、私は今の働きやすい職場に出会うことができました。そのため、転職活動で自分の希望に合うところを見つけるならば、転職サイトのエージェントの手を借りることが大切だと心から感じています

また、転職サイトを使った経験がない方の場合、転職サイトを活用して転職活動をするのに戸惑ってしまう方もいるかと思います。そこで、次のページにて保育士・幼稚園教諭の転職サイトの活用方法についてわかりやすくお伝えしていきます。

転職サイトの活用方法