NGO・NPOの寄付金の使い道と自立を促すことの重要性

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NPOや NGOは非営利・非政府組織として、困っている人の支援を行っています。発展途上国においては、政府よりも巨大なNPO・NGOが活躍している国も存在しています。

政権争いや、紛争などで政府が機能していない場合は、国際機関や民間の支援機関が活躍せざるを得ないのです。

さまざまなNPO・NGO団体のホームページをみたときに、ほぼすべてに「寄付金の募集」の案内が載っています。つまりほとんどのNPO・NGO団体が、この資金繰りで苦労しているということです。

「国境なき医師団」や「ワールド・ビジョン」など、知名度の高い団体や、国連機関の「ユニセフ」でも、常に資金を必要としているのです。

NPO・NGO団体に対して、「寄付をたくさん集めている大きな団体なのに、いつまでたっても発展途上国の問題は解決しない。寄付金をただ搾取しているだけだ」という意見がありますし、インターネットでは、「詐欺だ」と書かれていることがあります。

そこで、「NPO・NGO団体が受け取った寄付金が、どのようなことに使われているのか」ということと、「寄付金を使い本当の支援を行うとは、どういうことなのか」を解説していきたいと思います。

⚫︎寄付金すべてがひとつの支援だけに使われているのではない

海外の子どもたちとのやりとりを楽しむことができる、「チャイルドスポンサー」や「子どもサポーター」という形で、寄付金を集めている団体がいくつかあります。

ここでよく勘違いしてしまいがちなのが、「その子どもやその子の地域に、自分が寄付した寄付金がそのまま使われているわけではない」ということです。

子どもたちとのやりとりの中で、「学校に行くことができて感謝しています」などの手紙が届くこともありますが、それは、自分が寄付したからその子が学校に行けているということに、すぐにはつながりません。

「寄付をたくさん集めているのに、ちっとも海外の状況は良くならない」と勘違いされるのはそのためです。

NPO・NGO団体は、支援している地域の必要なところに資金を使っています。つまり、集めた資金を平等に分配しているのです。(災害や紛争など、特定の寄付金を募集する場合もあります。)

むしろ、「スポンサー(サポーター)がついたよ」と言って、ある地域のある子どもが突然学校に行けるようになったり、暮らしが豊かになったりすることはかえって危険です。ねたみやひがみの対象になってしまい、今まで暮らしていた地域に住めなくなってしまうことがあるからです。

ひとりの子どもが教育を受けられるようになることは、とても素晴らしいことです。しかし、貧困地域の子どもの支援をするには、まずその子が住む地域を活性化させる必要があります

ひとりが突き抜けて豊かになるのではなく、他の地域と足並みをそろえながら、その地域が豊かになるように支援を行っているのです。

支援を行う側も、専門性が高く、即戦力になる人を求めています。そのため、NPO・NGO団体への参加を希望する人たちに、志のみで「働いてください」とは言えません。

また、紛争地域や発展途上国の貧困地区の支援では、命の危険も伴うことがあります。そのため、危険を回避できるだけの装備が必要なのです。

大規模に支援を行う団体の場合、その分だけ多くの寄付金が必要となります。そのため、常に寄付金を募集しているのです。「詐欺だ」という風評被害にあうことで、支援を必要とする人々に必要な支援が届かなくなることがあります。

寄付金は、必ず誰かの役に立っています。応援したい団体があれば、寄付をすることでとても喜ばれるでしょう。それは、その先にいる人々の、より良い生活や笑顔にもつながるのです。

⚫︎支援はいつかやめるものである

支援をする団体は、いつまでもその地域に居座ることはありません。なぜなら、支援を受け入れるうちに支援されることが「あたりまえ」になってしまうことがあるからです。

「支援してもらってあたりまえ」の状況になることが、一番悪いことです。それは、「自分たちの力で立ち上がろう」「自分たちで協力していこう」という自立への道を妨げてしまうことになるからです。

人間は誰しも自尊心を持っています。そのため、「自分たちのことは自分たちでなんとかする」という気持ちを最初は持っています。しかし、他人からの支援を受ける時間が長くなるほど、支援を受けている人は、だんだんと楽な方へ流れてしまうものです。

支援を受け続ける生活の方が、明日の暮らしを心配することがないため、気持ちが安定するからです。しかし、それではいつまで経っても、貧困などの困った状況から抜け出すことができません。

例えば、井戸を一基作ったとします。それをすべてNPO・NGOが作って、管理して、困ったらトラブルも解決してくれて、という形では、その団体が引き上げてしまったら、残された地域の人々は困ってしまいます。それと同じなのです。

それよりも、支援される側の人々に井戸の堀り方を教えて、管理の仕方を伝えて、トラブル対処の仕方を伝えて、それらを地域の人々ができるようになれば、その地域の住民が困ることは少ないでしょう。

人は、「自分が頼りにされている」ということが、自尊心を保つ上で大切なことなのです。そのことを、支援を受ける側の地域の住民ひとりひとりが見い出すことは、その地域の自立の一歩になっていきます。

その地域での問題が解決の方向に向かい、地域の自治が再び住民の手でできるようになれば、支援は必要なくなります。しかしそれまでには、とても時間がかかるのです。

このように、本当の支援とは、支援される側を、その地域の中で自立して生活できるようにすることです。「支援の引き際」を見極めることは、プロでも難しいときがあります。そして、自立を促すためには、途方もない時間、専門性の高いスタッフ、安全な物資が必要です。

質の高い支援には、それだけの資金が必要となります。それが、寄付金の使い道なのです。

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