障害児・者施設でボランティアをするときに注意すること

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ボランティアをいつも募集している福祉施設の中で、特に多いのは高齢者・障害者施設です。高齢者や障害者の施設では、人手不足に悩まされています。施設に入所している人々が、安全で潤いのある生活を送るためには、ボランティアの存在が欠かせません。

身近に障害を持つ人がいない限り、「障害児・者との関わりがなかった」という人は大勢います。そのため、いざボランティアをしようと思っても、「どのように接したら良いのか、分からない」と困る人は多いです。

特に、自閉症をはじめとする発達障害や知的障害を持つ人は、独特な行動をとることがあります。接し方を知らない場合、彼ら彼女らと関係を作ることは難しいでしょう。

そこで、「障害児・者(自閉症をはじめとする発達障害)と関わるときの注意点」について解説していきます。

⚫︎自分の「普通」を押し付けない

この場合の「普通」とは、ボランティアをする人が考える「普通」です。自分が考えている「普通」を、障害児・者にあてはめようとしてはいけません。つまり、「自分の常識が相手の常識と同じだと思わないようにする」ということです。

自閉症をはじめとする発達障害や知的障害を持つ人々は、特性を知らない人から見たら、驚くような行動をとることがあります。例えば、「急に叫ぶ」、「意味の分からない言葉を羅列する」、「力加減ができずに叩く」などの行動です。

そのような行動を見ると、正義感の強すぎる人や焦ってしまう人の場合「何をしているの! ダメでしょう」と叱ったり、急に体を抑えたりすることがあります。しかし、これらの行動は、障害児・者にとって、逆効果になり、パニックを起こしてしまうことさえあります。

急に叫んだり、走り出したりする理解できない行動には、彼ら彼女らなりの「理由」があります。しかし、「どうして?」と聞いたところで、その行動を説明することができない場合があります。そして、説明できないことで、誤解を受けるのです。

人にはさまざまな価値観があるように、障害児・者にも同じように価値観があります。それが、場所や時間、相手を選ばずに自分がしたいように行動してしまうのです。この「社会性の欠如」が彼ら彼女らにとって、大きな課題です。

人を叩くなど、社会的に許されない行為は、もちろん毅然とした態度で止めて、「いけないこと」だということを伝える必要があります。しかし、まずは障害児・者の個性を理解することが大切です。

障害児・者の個性を理解するときに、分かりやすい例えがあります。その例えとは、海外の文化で驚くことがあるのと同じように、障害児・者の行動を「文化が違う人」だと考えることです

外国人と接するときに、相手の行動や習慣に驚くことがあったとしても、宗教やその国のマナーに大きく違反したときを除いて、頭ごなしに叱ることはないでしょう。もし、外国人がマナー違反をしたとしても、スマートに教えることが多いのではないでしょうか。

それを障害児・者と接するときにも、同じように当てはめれば良いのです。「自分の普通は普通ではない」という考え方は、障害児・者に限らず、誰と接するときでも大切にしたい考え方です。

自閉症や発達障害、知的障害を持つ人々に対して、彼ら彼女らの行動を理解しようとすることで、良い関係づくりの第一歩になります。

⚫︎スキンシップをとるときには注意をする

自閉症などの発達障害を持つ人の中には、触られることを極端に嫌う人がいます。彼ら彼女らの場合、感覚がとても敏感なのです。発達障害者の中には、「肩に触れられるのも嫌」という人もいます。

障害児・者の「嫌なこと」は、知っておくことが必要です。「人に触れられるのは嬉しいはず」と思って急にスキンシップをとってしまうと、最悪の場合、パニックになった障害児・者が暴力行為に及んでしまうことがあります。

しかし、あまりにも相手を警戒してしまったり、不安に思ったりする気持ちは、障害児・者に伝わります。

ボランティアの不安や警戒が、彼ら彼女らの神経をざわつかせてしまい、落ち着かなくなるのです。関わり方を注意することは必要ですが、相手も人間です。安心できるように関わることが大切なのです。

一方で、スキンシップをとても喜ぶ人がいます。明るく何度も話しかけてくる人もいるでしょう。ひとくくりに「障害児・者」と言っても、さまざまな個性の人がいます。そのような人には、好きなことを一緒に楽しむことで、関係を作っていくことができます。

また、実際に障害児・者と接するときには、その施設の職員に、最低限「好きなこと」、「嫌いなこと」は聞いてからにすると良いでしょう。

このように、障害児・者の施設でボランティアをするときには、いくつかの注意点があります。また、自閉症をはじめとする発達障害や、知的障害の人の場合、その行動の特異さゆえに誤解されがちです。

「子どもならともかく、大人の障害者と接することには抵抗がある」という人が多いことも、残念ながら現実としてあります。しかし、相手を理解しようとせずに決めつけてしまうことは、とてももったいないことです

障害を持っていても、人と関わることで生涯その人なりの成長をしていきます。障害児・者の特性を理解しようとするボランティアが増えることで、障害児・者が社会や地域の中で輝ける場所が見つかるでしょう。

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