発展途上国で井戸を設置するときの課題

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発展途上国では、先進国のように、完全に水道が完備されていません。特に、農村地区や貧困地区では、まだ水汲みをして水を手に入れている人々が大勢います。しかし、1日に何度も重たい水を運ばないと、家族が生きていけません。

そのために、発展途上国では、まだ幼い子どもたちが、水汲みの役目を担っている場合があります。そして、その子どもたちは、水汲みという大切な役目があるために、学校へ行くことができません

しかし、そのような状況を知った先進国の人々や国連機関は、発展途上国にひとつの対策を打ち出しました。それは、井戸の設置です。

これよって、発展途上国の人々は、遠くまで水汲みに行かなくてもよくなりました。そして、井戸ができたことで、子どもたちは、学校へ行けるようになったのです。しかし、これは「井戸が設置出来た地域」の例です。

実際に、発展途上国すべての地域に井戸ができたわけではないのです。例えば、首都から遠く離れた農村地区や少人数の居住者のみの地域は、井戸がなくて水汲みを行っていることがあります。

そこで、そのように困った状況の人々の生活を楽にしたいという信念を持った人が、発展途上国に井戸を設置しようとすることがあります。

しかし、井戸はただ設置すれば良いものではありません。なぜなら、場合によっては、井戸を巡って争いが起こることがあるからです。

そのため、もし、井戸を本当に途上国に設置したいと思うならば、注意しなくてはならないことがあります。

そこで、「発展途上国で井戸を設置するときの課題」について解説していきます。

⚫︎井戸を設置する地域と近隣地域の調査を行う

例えば、業者に井戸の設置を頼む場合であっても、設置を希望する人が設置場所を決める必要があります。意外と、「この国に井戸を作りたい」と、かなり大雑把に最初は考えるものです。

そのため、まずは井戸を必要としている地域の調査から始まります。また、井戸の設置を専門に扱う業者に頼む手段もあります。しかし、業者の場合は、水脈があるかどうかは調べてくれますが、実際に井戸を使う地域の事情までは調べません。

したがって、井戸を設置しようと思うならば、自分の足で途上国をめぐり、「だいたいこの地域に井戸をつくろう」と決める必要があります

なぜなら、井戸がない地域であれば、井戸は大切なライフラインになります。これにより、井戸を巡って地域同士がいがみ合うことが、考えられるのです。

例えば、隣り合っている2,3の地域があるとします。その中央に井戸ができれば、とても喜ばれるのでしょう。しかし、もしどこかの地域に偏ってしまった場合、今まで良好な関係を築いていたとしても、「ひがみ」や「ねたみ」が生まれてしまいます。

そこで、井戸を設置する際には、井戸を設置する人が近隣住民に「なぜ、この場所に井戸を設置するのか」ということを伝えましょう。井戸のない地域の住民からすれば、「どうしてあの地域だけ井戸があるのか」という疑問が、ひがみとなって出てしまうからです。

また、近隣地域に井戸がある場合は、「どのような形の井戸であるか」が重要です。

なぜなら、井戸を設置する方としては、「安全基準が高くて、より良い井戸を作りたい!」と考えますが、井戸の機能が、あまりにも他の地域よりも抜きん出てはいけません。

たとえ、「あの地域の井戸には、自分たちにはない蓋がついている」ということでも、強奪や略奪の対象になることがあります。中には、それを真似てより良い井戸づくりをしようとする人もいますが、新しいものに対しては、関心が高い分注意が必要です。

つまり、井戸を設置した後、地域住民に長く使い続けてもらうためには、井戸を設置した地域だけでなく、近隣地域にも恩恵があることが重要になるのです。

⚫︎井戸の管理について

井戸は、「作ったら終わり」ではありません。安全に使い続けるためには、定期的なメンテナンスが必要となります。そこで、そのメンテナンスを「誰がするか」ということが肝心です。

実際、最貧国と言われるバングラデシュでは、同じ時期にたくさんの井戸が作られました。しかし、メンテナンスをできる人がおらず、せっかく作られた井戸が使えなくなってしまったということがあったのです。

そのような事例を繰り返さないためには、井戸を設置した住民自身にメンテナンスをしてもらうことが理想です。

なぜなら、与えられることだけに慣れてしまっては、その地域、そして国はいつまでも自立することはできません。したがって、支援のポイントになることは、その国の力で、飢餓や貧困から脱却できる方法を伝えることが重要です。

そのためには、井戸を設置する際は、地域住民が管理しやすいかということに着目してみてください。もし仮に井戸に問題が起こったとしても、対処法をある程度マニュアル化することで、地域住民が自分たちで管理できるようになります。

つまり、設置する井戸を選ぶ基準は、「安全(性が高い)・簡単(に管理できる)」がベストです。

また、井戸を掘削する際は、地域住民に正当な賃金を払って手伝ってもらえば、雇用が生まれます。そして当時に、「自分たちの井戸である」という意識も芽生えます。つまり、「井戸を設置する地域のみんなが豊かになる」ことが本当に喜ばれることです。

このように、井戸はただ設置すれば良いというものではありません。本当に発展途上国の人々に長く使ってもらい、喜んでもらえる井戸にするためには、いくつものことに気を配らなくてはなりません。

なぜなら、発展途上国の人々が、自分たちの力で貧困から脱出することが、一番の支援になるからです。

ただ井戸を与えるだけでなく、自分たちの力でどのように使い、維持をしていくかを一緒に考えましょう。そして、実際に、地域住民が考えた方法で、井戸の維持を実行してもらうことが、彼らの自立にむけた力をつける一歩になるでしょう。

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