外国籍の子どもたちの言葉の問題と支援

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さまざまな理由で、子どもが外国で生活するケースがあります。そのときに、外国籍の子どもは、「言葉」という大きな壁に当たることがあります。それは、外国籍の保護者も同様です。

もともと、言語を聞き分ける能力に長けていて、何ヶ国語も操る人はいます。このような人のことを「バイリンガル」と呼びます。

このバイリンガルを目指して、小さいときから他言語を子どもに教えたいと思っている人は大勢います。実際、他言語を教える習い事教室は、とても人気があるのです。

一方、言語が苦手な人は、なかなか言葉を習得できません。そのため、出稼ぎや勉強のためにせっかく外国で生活しようとしても、現地の人々の言葉が理解できずに苦労するのです。

この「言葉の壁」は、子どもの将来に大きく影響します。つまり、言葉が原因で、その子が貧困という状況に陥ることがあるのです。

そこで、「外国籍の子どもたちの言葉の問題と支援」について解説していきます。

⚫︎勉強についていけない

外国籍の子どもたちも、その国で過ごしていれば、義務教育を受ける権利があります。したがって、子どもは公立の学校へ行くことができ、保護者は子どもを学校へ行かせる責任があるのです。

しかし、乳幼児のときからその国の言葉を覚えていない場合、子どもにいきなり言葉の壁が大きく立ちはだかることになります。

そうなると、学校の授業はもちろん、友達との会話を楽しむことができません。なぜなら、「味方になってくれる人がいない場所で、何を言っているのか分からない(理解できない)」ということは、人間は恐怖感を抱くからです。

中には、持って生まれた積極性を生かし、どんどん友達や教師に話しかけていく子もいますが、それは少数です。多くの場合は、「(自分が)しゃべれない」、「(言われていることが)分からない」ことが、ストレスになってしまいます。

また、学齢期の子どもたちは、「自分と違う」ことに対してとても敏感に反応します。

例えば、「外国人が片言で話している」ことや「言われていることが分からず、呆然としている」という様子が子どもには面白く感じられます。ときには、肌や瞳の色の違いが、「いじめ」や「からかい」の対象になってしまうことがあります。

このようなことが起こってしまうと、その子は、言葉を覚えることや話すことに対して、強い苦手意識を持つようになります。そうなってしまうと、学校が楽しくありません。

最悪の場合は、不登校になってしまい、勉強が大幅に遅れるだけでなく、対人関係を上手く結べなくなってしまいます。そして、話せないことと、学力を身につけられなかったことが原因で、大人になってから定職に就くことができなくなるケースが多いのです。

もし、定職に就けなかった場合は、日雇い労働や非正規雇用など、不安定な仕事をするしかありません。その結果、その子が大人になったら貧困という課題がやってきます。

つまり、外国で生活するならば、その国の言葉は話せるようにならなくてはいけないということです。

「子どもは、自然の言葉を覚えられるから大丈夫」と思う人は、たくさんいるかもしれません。確かに、大人と比べると、言葉や文化への順応は、子どもは早いと言われています。しかし、それにも個人差があることを忘れてはいけません。

先述した通り、人には言葉を比較的早く覚えられる人と、言葉を使い分けることが苦手な人がいます。

言葉を使い分けることが苦手な人の場合は、それが得意な人と比べると、とても時間がかかります。そのため、粘り強くその国の言葉が楽しく覚えられるようにする必要があるのです。

それには、適切な援助が必要なのですが、学校だけではその子に言葉を全て教えることができない現実があります。したがって、学校以外での援助が必要になってくるのです。

⚫︎外国人に勉強や言葉を教えるボランティアの活用

では、外国語教室へ行けば言葉を覚えられるのでしょうか。確かに、言語を専門としている教師に言葉を教えてもらうことは、とても効率が良いでしょう。

しかし、営利目的の言語教室の場合、お金がかかります。外国籍の子どもの保護者の中には、出稼ぎで来ている人も数多くいます。その人たちのほとんどは、金銭にゆとりのない人たちです。

そもそも、外国に出稼ぎに来たにも関わらず、完璧にその国の言葉を理解していない人も少なくありません。したがって、このような人たちが、言葉で困っていると言っても過言ではありません。そして、その子どもは、高い外国語教室へ通うことはできません。

そこで、そのような状況の子どもたちを支援しようと学校が終わってから、ボランティアで言葉を教える人や支援団体が増えてきています。そこでは、無料もしくはかなり低額でサポートを受けることができるため、活用している人からはとても好評です。

もし、学校へ行けなくなった子どもたちが、外をフラフラ歩き回っているのを見て、「外国人の子ども=学校へ行かない」と思っている人がいたならば、それは大きな間違いです。

なぜなら、出稼ぎでお金に苦労している保護者を見ている子のほとんどは、「勉強をして、お金が稼げる仕事に就きたい」ことを希望しているからです。

ただ、言葉の問題があって、今は学校から遠ざかっているだけなのです。むしろ、サポートを受けられる場所が近くにあるならば、それを伝えてあげることで、その子の生活は変化するでしょう。

しかし、世界には数多くの言語が存在するため、その子が話す言語でサポートしてくれる場所が必ずあるかというと、それは保証することができません。

また、少しずつ外国籍の子どもたちを支援する機会は増えていますが、すべての子どもたちには行き届いていない課題があるのです。

このように、外国籍の子どもにとって、その国の言葉を理解するということは、とても大変なことです。残念なことですが、言葉が理解できないということは、差別やからかい、いじめの対象になりえます。

つまり、子どもの将来のためには、コミュニケーション能力をつけることが、とても重要なのです。

現代では、言葉のサポートをボランティアでしてくれる団体があります。もし、言葉で困っている子どもや保護者がいたならば、インターネットの検索エンジンの活用で、近くのボランティア団体を伝えましょう。

そうすることで、その国で生活するために、必要なスキルを子どもは手に入れることができます。それが、その子が大人になったときに、自立できるようになることにつながるのです。

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