闘病中の子どもたちを励ます【ホスピスクラウン】

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「ホスピスクラウン」という言葉を聞いたことはありますか。クラウンとは、「道化師」を意味しています。赤い鼻とカラフルな衣装が印象的で、「ピエロ」を思い浮かべる人もいるかもしれません。

しかし、ピエロとは、クラウンが演じるひとつの役を指しています。そのため、ホスピタルクラウンではピエロを含んだ「道化師」の総称である、「クラウン」を使用しているのです。

このホスピスクラウンとは、そのまま言葉を訳すと「病院道化師」です。つまり、ホスピタルクラウンとは、病院を訪問する道化師のことです。これは、闘病中の人たちを励ます存在として、アメリカで始まり、今ではアジアでも広がりを見せている活動です。

そこで、「闘病中の子どもたちを励ますホスピタルクラウン」について解説していきます。

⚫︎笑うことは、快復への第一歩

日本では、「病は気から」と昔から言われていました。このことわざは、「病気は気の持ちようによって、良くも悪くなる」という意味です。

これは、現代医学でも実証されていることです。

例えば、がん患者の予後を検討した臨床研究が行われました。その結果、否定的感情抑制や無力感などのマイナス的な精神的要因が、がん細胞の増殖や広がりに関連することが示唆されたのです。

これにより、闘病中に明るい気持ちを持つことが、より良い治療へ向かうための第一歩として考えられるようになったのです。

しかし、闘病中の人からしてみたら、「自分は本当に良くなるのだろうか」と不安になることは当然です。

まして、子どもたちの場合は、体調が悪いことで、自分が思ったように動くことができないことは、大変なストレスになります。

それに加えて、闘病中の子どもたちの多くは、保護者に対してとても気を使っている場合があります。なぜなら、子ども心に、「自分のせいで迷惑をかけている」と感じているからです。

したがって、一見無邪気に見える闘病中の子どもたちにこそ、丁寧な心のケアが必要となるのです。

そのような場面で、ホスピスクラウンは、大きな役割を果たしています。この大きな役割とは、「純粋な笑いの提供」です。クラウンのコミカルな動きや芸は、それを見ている人の心を和ませ、自然と笑顔にさせる不思議な力があるのです。

それは、闘病中で周りに気を使い、自分の病状に対して不安に思っている人たちにとって、心から笑うことのできる貴重な時間になります。また、笑うことは、塞ぎ込んだ気持ちを楽にしてくれるので、「また治療を続けていこう」と思えるきっかけになっていきます。

一方で、人間は「楽しかった」と思えることは、何度でも繰り返したいと思うものです。そのため、一度クラウンが病院を訪問すると、「また来て欲しい」と依頼が絶えません。

なぜなら、子どもたちだけでなく、闘病中の我が子が楽しそうに笑う様子をみた保護者たちからも、クラウンの活動は好評だからです。

つまり、闘病中の人は、治療が一番の目的ではありますが、患者が笑顔でいてくれることは、家族や周りの人にとっても幸せにつながるのです。

⚫︎ホスピタルクラウンはボランティア活動としてできる

通常、遊園地やパーティー会場などにいるクラウンは有料ですが、ホスピタルクラウンは、ボランティアで無償もしくは低額で行われることがほとんどです。

しかし、「ボランティア」だからと言って、クラウン役をいい加減に演じることはありません。その証拠に、各地にある「ホスピタルクラウン協会」では、一人前のクラウンを育てるための勉強やワークショップなどを積極的に行っています。

なぜなら、無償であっても有料であっても、クラウンを見る子どもたちには関係がないからです。そのため、クラウンはたとえボランティアであっても、ひとりひとりの子どもを観察し、その子にあった対応をする必要があります

そもそも、クラウンとは、サーカスやショーなどでも、一番難易度が高い役とされています。その理由は、その日の観客の様子とショーの進行状況を判断して、とっさに自分の動きを変えなくてはならないことがあるからです。

したがって、とっさの機転やアドリブをすることが苦手な人がクラウンになりたいと思うならば、何度も練習を重ねる必要が出てくるかもしれません。

このように、クラウンを演じることへの難易度は、「高い」と感じるかもしれません。しかし、「病気の子どもたちの笑顔ために頑張りたい」と願うならば、決して実現できないことではありません。

この奉仕の精神を持って厳しい練習の先をすることで、子どもたちの明るい笑い声がを聞くことができるようになります。それを必要としている子どもや保護者が大勢いるのです。

どうか、もし「クラウンをやってみたい」と思う人がいるならば、その気持ちを大切にしてください。そして、それを行動に移すことは、必ず誰かの救いになります。

このように、ホスピタルクラウンは、闘病中の子どもたちにとって大きな励ましになります。このクラウンがもたらす「笑い」の効果が、現代医療でも認められているからこそ、ホスピタルクラウンの活動は広がりを見せているのです。

しかし、現実問題として、ホスピタルクラウンの活動を支える資金や、クラウンを希望する人の不足などに悩む団体があることも事実です。

したがって、ホスピタルクラウンの認知度が上がり、必要としている人が増えているからこそ、闘病中の人たちを支える人の存在が、必要となっているのです。

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