幼稚園と保育園の休暇取得について

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保育園や幼稚園で働く際、ぜひ確認していただきたいのが「休暇について」です。なぜなら、休暇がどれだけ取得できるかで身体的・精神的な負担を軽減し、長く働くことが可能になるからです。

そこで、今回は「幼稚園と保育園の休暇取得について」について解説していきます。

⚫︎有給休暇について

この有給休暇は、保育や教育の仕事をする上で、しばしば問題になることです。そのため、就職する前に確認した方が良いことではあります。

しかし、「この人、就職する前から休むつもり?」と思われるのではないかと思うと、なかなか聞きづらいことです。これが、面接の「マナー違反」だと思われる人も多いのではないでしょうか。

そもそも、正職員である以上、労働基準法に則って、入職後半年で有給休暇は取得することができます。

しかし、ここで間違ってはいけないのは、「有給休暇を取得したからと言って、休暇がとれる」ということではないからです。

労働基準法の有給休暇の取り決めは、要約すると「雇用主は、有給休暇の申請があったときには、業務に支障が出なければ、理由に関わらず休暇を取得させなくてはならない」としています。

けれども、「業務に支障が出るならば」別の日に振り替えても良いということになっています。つまり、希望した日に休暇が取れるとは限らないということです。

では、なぜ保育園や幼稚園で働く人は、有給休暇がなかなか取得できないのでしょうか。

それは、幼稚園や保育園は、国の配置基準(子どもの人数に対する職員の人数)で職員の人数が決まっているからです。

保育士や幼稚園教諭を配置するときに、この配置基準に則って職員数が決まります。中には、保育体制を手厚くするために職員を多く配置している園もありますが、それは、施設が自腹を切ってやっていることです。

だいたいの園は、配置基準ぎりぎりの人数で運営しているところがほとんどです。そのため、予備の保育士や幼稚園教諭のいないところでは、「有給休暇はあるけれど、取得ができない」といったことが起こるのです。

しかし、有給休暇を職員全員が使わないということは、監査で指導の対象になります。また、施設長のほとんどは、職員に長く働き続けてほしいと願っているため、リフレッシュのために休暇が取得できるように努力しています。

それでも、昨今の職員の不足と保育体制の厳しさから、なかなか休暇の取得につながっていないのです。

この「休暇のとりにくさ」が、子育てをする職員には特に鬼門になります。なぜなら、職場への後ろめたさから、子どもが熱を出しても帰ることができないということが起こるからです。

そのため、近くに助けてくれる人がいなければ、働き続けることができません。

若い職員であっても、体調不良や余暇などで休みたい時はあります。それがなかなか叶わないということは、職員が退職してしまう原因のひとつになるのです。

⚫︎年末年始等の休暇は園次第

幼稚園の場合、ひとクラスにひとりの担任を配置するのが一般的です。そのため、なかなか有給休暇が取得しづらい現状があります。しかし、夏休み・冬休みなど幼稚園が休みになる場合は、長期休暇を取得することが可能です。

それを有給休暇の消化としてみなす施設もありますので、純粋に休園だから休みなのか、それとも有給休暇の消化にあたるのか、確認をした方が良いでしょう。

ですが、幼稚園でも現代の保護者の就労状況に配慮をし、保育を行っているところもあります。そこを確認せずに入職してしまうと、「当てにしていた休暇が取得できなかった」ということになりかねません

一方、保育園は就労している保護者の子どもを預かるため、基本的に園自体が休園になることは年末年始くらいのところがほとんどです。したがって、夏でも冬でも通常通り保育はあります。

たまに、「幼稚園のような夏休みはありますか?」という質問をする人がいますが、施設自体が休園になることがないため、正職員で1ヶ月近く休みがあるということはありえません。

また、保育園では、保護者の保育要求に応えるために、日祝保育を行ったり、年末年始も保育を実施したりするところもあります。つまり、保育園の場合、いつ休園になるのかは園次第ということです。

しかし、保育園にも夏(冬)季休暇があるところがほとんどです。特に、お盆や年末年始は、保護者が休みになることがあるため、そこで順番に休暇を取得することもできます。

それに加えて、保育園は複数担任でクラスを運営する場合があるので、幼稚園と比較すると有給休暇が取得しやすいともされています。

現代では、子育てを取り巻く環境や社会情勢が大きく変化しています。つまり、一概に「幼稚園(保育園)だから◯◯だ」と断言することはできません。どちらにも一長一短があるのです。

このように、幼稚園と保育園、どちらの施設にしても、なかなか休暇自体は取りづらい現状があります。これにより、仕事を続けることができない人が出てきて、職員が定着しないという悪循環が生まれてしまうのです。

休暇は、働く人にとってとても重要なものです。特に保育士や幼稚園教諭のように、子どもたちと接して、子どもたちに安心感を与える存在は、元気に働けるように上手に気分転換をする必要があります。

そのため、休暇のことは、きちんと施設長に確認したり、働いている職員の話を聞けるならば情報収集を行ったりして、自分が納得した上で入職することが必要です。

そして、聞くことは、恥ずかしいことではありません。入職してから「このようなはずではなかった」と後悔しないために重要なことなのです。

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