保育観の異なる職場に転職した際に陥る負の思考の切り替え方

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保育士の転職の場合、転職理由は様々です。転職理由の中には、「もっと自分の保育観(保育の仕方や子どもの姿への捉え方)と合う所で働きたい」と考える人もいます。

しかし、「転職したらこんな保育をしたい」と思い描いたとしても、意外と今までの保育方法は身に染み付いているものです。それを転職先の職員に指摘されると、「自分はこの保育という仕事に向いていないのではないか」と考えるようになり、自信を失ってしまいがちです。

そこで、今回は「保育観の異なる職場に転職した際に陥る負の思考の切り替え方」について解説していきます。

⚫︎経験者が陥る負の思考のスパイラル

転職した職員は、「自分に合う保育園だろうか」「どんな保育ができるのだろうか」と新しい環境に希望を持つと同時に、大きな不安を抱きます。しかし、それは転職者を受け入れる保育園の職員も同じです。

なぜなら、保育経験のない新人職員であれば教えやすいですが、転職者の場合は相手の今までの経歴や保育への考え方などを無視することができないからです。

また、保育士の場合は「何年経験しているのか」という経験年数は当てになるようでなりません。それは、働いていた施設の特色が異なり、保育のやり方が違えば今まで培ってきた経験で保育できるとは限らないという理由があるからです。

つまり、転職者の場合、自分が今まで働いていた保育園の考え方と違う園に望んで就職したとしても、子どもへの声のかけ方から保育士同士の呼び名など細かいところで戸惑うことが多いのです。

その上、転職した保育園からは「子どもへの関わりはこうしてほしい」と細かい指摘が入ることで、まるで今まで保育をしてきた自分自身が否定されているように感じてしまいます。そこで「何が正解なのかがわからない」と自分の保育に自信がなくなってしまうのです。

この状況が続くことで、「自分の保育は間違っているのかもしれない」「このやり方であっているのか」と他の職員の視線が気になるようになってしまうと、マイナス思考のスパイラルにはまってしまいます

そうなると、仕事が楽しいと思えなくなり、子どもたちの前でも笑顔になることができなくなってしいまいます。したがって、早くこのようなマイナス思考を転換する必要があるのです。

⚫︎転職者が言ってはいけないNGワード「前の保育園では」

転職者を受け入れる側の保育園の職員が聞いて不快になるNGワードがあります。それは、転職者に対して現在の職場の職員が指摘やアドバイスをした際に、「前の保育園ではこうしていた」と以前の職場のことを引き合いに出すことです。

この言葉を使っている本人自身には、他意はありません。実際に、感じたことを言葉にしたに過ぎないからです。

しかし、この言葉を聞いた人は「以前の保育方法に固執する人」という印象を持ちます。この「前の職場では」という言葉は、違いを引き立たせるために意識せずに使いがちです。「つい」使ってしまいがちな言葉だからこそ気をつけましょう。

特に、長く経験のある人ほど、自分の保育観が出来上がっており、柔軟に考えることが難しい場合があります。その時に、以前の職場のことを思い浮かべてしまいがちですが、それは今働く保育園とは切り離して考えなければ自分が辛くなってしまいます。

ですが、それは以前培ってきた経験を全て忘れるということではありません。「自分の保育観」にこだわらないということです。

なぜなら、周りの職員のアドバイスを素直に受け取ることにより、新しい環境での保育を学びながら、今までの経験してきたスキルと組み合わせていくことで、また新しい保育方法が自分の中で確立していくようになるからです。

したがって、「自分の保育法」を最初から披露するよりも、まずは周りの職員がどのように考えて保育をしているのかを学ぶ姿勢でいることが大切です。そして、素直な気持ちで学ぶことで、さらに子どもの姿への捉え方が広がります。

その上、アドバイスを素直に受け入れる姿勢を持つことにより、元いた職員たちも転職者の意見に耳を傾けてくれるようになります。つまり、職員関係も円滑に進む可能性が高まるのです。

このように、保育観の異なる職場に転職する場合、理想と現実のギャップに苛まれてしまう人は意外と多いものです。その時に、いかにマイナス思考を転換させるかによって、新しい職場での充実度は変わってきます。

しかし、思考を転換させようと思っても、人間は今までの自分の経験に基づく行動を取ってしまいますし、簡単に相手のアドバイスを受け入れられないこともあります。

それでも、まず転職者が相手(新しい職場の職員)の話を聞き、「自分はまだ知らないことの方が多い」ということを自覚することが大切です。

なぜなら、そうやって行動することで、相手は自分に「異なる意見を持つ人の話を聞くことができる人」として一目おくようになるからです。そして、周りの職員の信頼を得てから、自分なりの意見を出すことで、相手も聞いてくれるようになります。

保育士は転職すると、「経験者だけれど1年目の職員」と分かりづらい位置づけになります。そのため、まずは周りの職員の意見や保育の考え方を知り、新たな発見として楽しみながら学んでみてください。

それが、自分の保育観を広げることになり、「子どもたちにとって何が最善であるか」について多角的な視点で考えられるようになるのです。

そうなると、転職者は「多様な考え方ができる人」として、その職場にはなくてはならない人材になるでしょう。

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保育士・幼稚園教諭が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、施設や企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

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