保育士や幼稚園教諭が精神疾患になった後の職場復帰の仕方

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幼稚園教諭や保育士の病休者は、年々増加しています。このような長期の病休の原因の多くは、うつ病を始めとする精神疾患です。

実際、この仕事をしていて「精神的なストレスを感じるか」という問いに対して、「感じない」と答えた人は0人であったという調査結果もある程です。

しかし、日々のストレスは感じながらも、目の前の子どもたちの保育や教育を行う中で「ある日突然、仕事をしようとしても体が動かない」「仕事へ行こうとすると涙が出てくる」などの精神症状が現れることがあります。

そこで病院へ行くと、「すでに精神疾患を患っている」と言われることは珍しくないのです。その時に言われることは、「仕事を休みましょう」ということです。

では、仕事に復帰した後は、どのように職場で振る舞えば良いのでしょうか。

そこで、今回は「保育士や幼稚園教諭が精神疾患になった後の職場復帰の仕方」について解説していきます。

⚫︎周りから理解を「求める」のではなく理解を「得る」

精神疾患を患い、辛い思いをしているのはもちろん本人です。一方で、精神疾患の人を支える周りの職員も、その人が休職している間の仕事を肩代わりするなど大変な思いをしています。

なぜなら、病休代替えの職員が必ずしもすぐに見つかるとは限らないからです。そうなると、自然と周りの職員が、休職中の職員の肩代わりをせざるを得ません。

ですが、「周りの人を気遣って」と言われても、精神疾患から患った人が職場復帰を行う際、自分が1日仕事をやりきるだけでも精一杯になってしまいます。

また、心身症状として目に見えて「病気」ということが分かりにくいのも精神疾患の特徴です。その上、「完治」の状態が分かりにくく、職場復帰をしたとしても、日によって体調や気持ちの変化が大きくなることがあります。

そのため、周りの職員からは「病気を盾にして、気が遣えない人」というレッテルを貼られてしまうことがあるのです。

しかし、その時に「どうして今の自分の辛い状況を理解しようとしてくれないのだろう」と考えてはいけません。そうやって考え始めると、ますます周囲と自分との間に、軋轢が生じてしまいます。

そのため、理解を「求める」よりも、理解が「得られる」ように心がけることが大切です。理解を得るためには、まず周りの職員がいかに自分をフォローしてくれているかについて考えましょう。それが、感謝の気持ちにつながります。

感謝の気持ちを伝え、自分ができることを精一杯行い、まだ難しいところは丁寧に他者にお願いすることで、周りが見る目が変わってきます。

つまり、「頑張ってやろうとしているけれど、まだ難しいところはあるのだな」と自然と周りが理解を示してくれるようになるのです。周りから理解を得ることことで、仕事復帰がしやすくなり、生活が安定することで精神疾患の再発を防止することができるのです。

⚫︎完全復帰の意思を見せる

職場によっては、病休明け職員の向けの復帰プログラムを持つところがあります。これは、時差勤務などの当番を免除されたり、行事の前でも残業はせずに帰宅させてもらえたりするなど、疾患に配慮することで、無理なく職場に復帰ができるようにすることが狙いです。

施設の運営体制によっては、「病気になった」と伝えたら、病休の制度がないために退職を余儀なくされてしまうところもありますが、貴重な職員を確保するために、復帰プログラムがないところでも、仕事の負担を軽減する工夫をしているところもあります。

一方、その余波は周りの職員に影響します。一人が抜けたところを肩代わりをする必要があるからです。そのため、たとえ病気のことに理解があるとしても、「あの人は病気だから仕方がないけれど、仕事の負担が少なくていいなあ」と思うのが事実です。

この感情は、病休だけでなく、子育て中の人や妊娠している人にも向けられます。しかし、それはそう思う人の心の器が小さいからではありません。誰しも、自分の時間を持ちたいと思うものです。そのため、これは当たり前の感情だと言えます。

その時に、「じゃあ、病気なのでお先に失礼します」と言われると、仕事を肩代わりしている人の中には、正直面白くない感情が生まれます。中には、「仕事の負担が軽減されるのは、病休者の権利だから当然」と言う人もいますが、それでは職場の中ではうまくいきません。

しかし、「病気になったことを負い目に感じて過ごせ」と言っているのではありません。病気になったことは、誰のせいでもないからです。

ですが、たとえ周囲の人に理解を得られたとしても、このような感情は抱いてもおかしくないことであるということは、覚えておくことが必要です。

では、どうすれば良いのでしょうか。

それは、復帰に向けて仕事で配慮されている時であっても、「ここならできそうだからお手伝いさせてください」と自分から声をかけることです。もし、本当に体調が悪い時ならば早く帰宅する必要がありますが、「できるところはやりたい」という意思を見せることが大切です。

「できるところはやろうとしている」ということを態度で伝えることは、「完全復帰をしたい」という意思を見せることになります。それは、周りの職員からも、「無理しないで早く帰って」と言いやすくなります。つまり、これは双方のためになることなのです。

このように、精神疾患から職場復帰する際には、自分の体調を一番に考えたいところですが、より良い形で復帰するためには、周囲の職員への配慮は欠かすことはできません。

ですが、病気になったことを負い目に思う必要はありません。それよりも、体を治すこととともに、自分にできることを精一杯行うことが大切です。もちろん、手を抜いている人はいないでしょう。

それでも、自分が努力していたとしても、周りが理解を示してくれなければ意味がありません。したがって、まず周りの人の思いを理解しようとすることが非常に重要です。

同僚たちが理解を示してくれたら、仕事をしやすくなります。仕事がしやすくなるということは、生活することに対して自信を持つことができるようになります。それが、精神疾患の完治につながるのです。

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