ストリートチルドレンの問題

4e43a0e619a246f59f36ba33e1b5e24d_s

「ストリートチルドレン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。一度は耳にしたことがある人が多いかと思います。「ストリートチルドレン」とは、その名のとおり、「路上で生活をする子どもたち」のことです。

ストリートチルドレンの正確な数は把握されていませんが、推定1億人ともいわれています。なぜ人数が把握されていないかというと、出生届けが出ていなかったり、なんらかの事情で自分から家出をして姿を消した上に、家族は届け出ていなかったりするケースが多いからです。

貧しい地域では、特にストリートチルドレンの姿を多く見かけます。平均的に11~14歳くらいの男の子が多いようですが、女の子の数も次第に増えてきています。

子どもたち同士による性交渉で、早すぎる出産をしたり、子どもが性犯罪の被害にあったりするケースもあり、社会的な問題になっている国も存在します。

ストリートチルドレンになる子の境遇には、大きく分けて3通りの理由があります。

①親も路上生活者である(家族も路上で生活をしている)

②貧困のため、家計を支えるために路上で働いている

③家庭を失い、または離れて子どもたち同士で生活をしている

人数としては①②が多いようですが、③の自らストリートチルドレンになっている子は、大きな問題を抱えていることが多く、大人になってからも社会に適応することができずに苦しんでいるケースがあるのです

そこで、自らストリートチルドレンなった子どもたちが、「どんな問題を抱えているのか」ということを解説したいと思います。

⚫︎大人の支援を受けることができない

路上生活を送る子どもたちの中には、自らストリートチルドレンになってしまった子もいます。その理由として、「貧困のために保護者自身も麻薬やお酒におぼれて、子どもがひどい暴力や虐待を受け、我慢できなくなった」ということがあげられます。

そして、親から必死に逃げた先が、同じくらいの年頃の子どもが住む場所であり、そこでストリートチルドレンになったということです。そこでは、年長の子が年下の子を可愛がり、年下の子も年長の子を慕って手伝うなど、温かい家族のような関係になることもあります。

さまざまなNGOや政府機関が、避難所や保護施設を用意して子どもたちを受け入れ、自立への道を支えようとしています。しかし、子ども同士で家族のような関係になることが、施設への入所をためらわせる大きな原因になることがあるのです。

また、一度虐待などで心に大きな傷を負った子どもたちは、簡単に大人を信じることはありません。ストリートチルドレンの子どもたちは、愛想の良い子も大勢いますが、自分の過去を話したがらない子がほとんどです。

そして、路上生活の気楽さや自由になれると、施設の規則が窮屈に感じて、飛び出してしまうことがあります。ほとんどのストリートチルドレンの子が、保護施設に行ったことはあるけれど、そこから「逃げる」ことが常習化しているのです

保護施設には、愛情に飢えた子が集まってきます。しかし、少ないスタッフでは全員に対応しきれません。心に傷を負った子どもたちの信頼を得ることは容易ではないため、保護施設のスタッフも、子どもたちのケアには細心の注意を払っています。

それでもすぐに路上生活に戻る子が多いので、「せっかく来てくれたのに、もう飛び出してしまった」ということに頭を悩ませる施設は無数にあるのです。

支援を受けている人が、その国の成人の年齢に達すると、支援が受けられなくなってしまうケースは多いです。NGOや政府機関も、子どもたちを自立させる道を支えるために、働きかけています。しかし、心に大きな傷を持った子どもたちに、継続的な援助をすることがとても難しいのです

⚫︎自立をすることが難しい

路上生活をしていた子どもたちの多くが、「麻薬」を体験し、常習化している場合が数多くあります。麻薬は、幼い頃から常習することによって、脳細胞を破壊し、常にぼんやりする、感情の起伏が激しくなる、記憶力や学習能力が著しく衰えるといったことが起こります。

麻薬の害に加えて、虐待などにより心に傷を抱えている子は、精神的にとても不安定になります。つまり、「脳障害」と「精神障害」を併せ持つ場合があるのです。

そのため、読み書きや計算などが覚えられなかったり、理解することができかったりします。集中力も途切れがちです。このように、簡単な読み書きや計算ができないことで、その子どもは、低賃金の仕事にすらつけないのです

麻薬の常習者の場合、麻薬中毒の禁断症状の苦しみから、路上生活と保護施設を行き来するケースもあります。また先進国でも、麻薬中毒者の更生は簡単ではありません。

幼い頃から麻薬を常習していた場合は、脳細胞が破壊され判断能力も衰えているので、理性で自分を制御することがとても困難になります。しかし、麻薬を断つことができなければ、その子は自立することができません。そのため、精神的なケアとともに、麻薬中毒の更生をすることが重要なのです

このように、ストリートチルドレンと呼ばれる子どもたちを取り巻く問題は、さまざまな機関が連携をして、解決の道を探っています。しかし、「貧困」という問題が解決しなければ、「ストリートチルドレン」は減ることがありません。

すぐに解決することは難しいですが、「ストリートチルドレン」の抱えている問題を知り、関心を持つ人が増えることが、大きな支援の輪になっていくのです。そして支援が広がることで、救われる人たちがたくさんいるのです。

action
保育士・幼稚園教諭が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、施設や企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

botton6

注目の人気記事

a1管理人による転職体験記
保育士・幼稚園教諭として、私が実際に転職サイトを利用して転職した経験を述べています。

見学の際に感じたことや、失敗した経験から、転職の際に必要だと感じたことなどを詳細に記しています。


a2転職サイト利用の流れ
転職サイトを活用するとはいっても、初めて利用する人がほとんどなので「どのような流れで進んでいくのか分からない」という不安が残ります。

実際には難しいことは何一つないのですが、どのような手順で進んでいくのかを解説しています。


転職サイトを有効活用する方法
a3良い求人を見つけ、転職を成功させるときは転職サイトの利用が一番の近道です。しかし、保育士・幼稚園教諭の中でも、転職サイトを利用したことがないという人は多いです。

そこで、転職サイトの有効な活用方法について記しています。