発展途上国で暮らす障害をもつ人々の問題

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発展途上国では、まだ経済が発展していなかったり、内戦や紛争が起きて政府が機能していなかったりすることで、「貧困」を始めとするさまざまな問題が山積しています。

医療のほか、子どもや女性の支援に取り組むなど、さまざまな政府機関や国連、NGOの団体などが、問題解決のために奔走しています。しかし、その中で忘れられがちなのが、障害をもつ人々の存在です。

先進国であっても、障害をもつ人が生活するためには、たくさんの課題があります。人や物、資金などすべてが不足している発展途上国では、障害をもつ人を支える生活はさらに大変なものになります。

そこで、「発展途上国で暮らす障害者の生活と課題」について解説していきたいと思います。

⚫︎長生きすることができない

なぜ、発展途上国で障害者の問題が大きく浮上してこないのでしょうか。その理由として、障害者自身が長く生きられないことがあげられます。

発展途上国では、乳幼児の死亡率が先進国に比べてとても高いです。世界では、1日400人のあかちゃんが亡くなっているといいます。障害を持たずに生まれたとしても、国によっては5歳までに生き残れる人数は全体の半数か、それ以下とも言われているのです。

そのため、障害を持って生まれた子どもが、生き残ることができる確率はおのずと低くなります。発展途上国で、奇形や障害を持って生まれてくる子どもは、少なくありません。なぜなら、母体の栄養不良のほか、母親自身が病気を抱えている場合があるからです。

また、貧困に苦しむ家庭に生まれてきた子が、親に「育てられない」と判断されると、その子どもが殺されてしまうことがあります。その理由として、その子が働き手となって、家族を支えられる確率に比べて、その子を育てるためにかかるコストの方が、高くなってしまうからです。

そうなると、たくさん子どもがいたならば、生活を支えてくれる子であるほど、育てる優先順位が高くなります。また、障害を持って生まれた子どもの中には、心臓や脳などに疾患を抱え、医療ケアが必要な子もいます。しかし、貧困家庭の場合、医療を受けることができません

そのため、親が障害を持っている子どもを育てようとしたとしても、その子は長く生きることができないのです。

⚫︎福祉用具の不足

貧困地区によっては、NPOやNGOが介入して、無料もしくはかなり定額で、医療支援を受けることができる場合があります。医療ケアを受けることができれば、障害を持つ子どもが、生き延びる可能性は高くなっていきます。

発展途上国では、障害を持つ子どもの中で、小児麻痺や身体障害を持つ子どもが多くいます。先進国では、衛生環境と母体の栄養状態が整ったことで、小児麻痺の子どもはかなり少ないです。

しかし、発展途上国では、小児麻痺をもって生まれてくる子どもの確率は、先進国に比べればままだまだ高いのです。また、紛争地帯だった場所では、薬物や化学兵器の影響で、奇形児が生まれるなど、後遺症に苦しむ子どももいます。

小児麻痺などの身体障害を持つ子どもを育てたり介助したりする場合は、車椅子などの福祉用具を使うのがとても有効的です。

しかし、発展途上国では、生活に必要なものが手に入りにくいです。また、発展途上国では車椅子は珍しいものであり、目立ってしまいます。その車椅子を巡って、強奪や争いが起きることも考えられます。

また、車椅子や杖などの福祉用具を使おうと思っても、それを阻む問題がもうひとつあります。それは、障害を持つ人が住む地域の道路などが舗装されておらず、地面の環境が悪いことです。

そのため、車椅子が用意できたとしても、悪路で車椅子自体が使用できなかったり、パンクなどですぐに壊れてしまったりすることがあります。そのため、福祉用具自体が、障害を持つ人々の手に渡り、有効活用されるようになるには、まだまだたくさんの課題があります

このように、発展途上国で障害を持つ人がその人らしく生き、自立して生活するようになるには、問題が山積しています。

発展途上国の人々がもつ「障害者は役に立たない」という考えの根底には、「自分自身が貧困に苦しんでいる」という背景があります。たとえ障害を持っていたとしても、その人が生まれてくることには意味があります。

しかし、その意味を考えられないほど、発展途上国の人々は生活に困窮しているのです。

障害者が、発展途上国で大人になるまで生活できる社会になるには、貧困という問題を解決しなくてはならないのです。

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