なくならない臓器売買

005bc446aa5138424da405e3bc61b645_s

「臓器売買」という言葉を聞いたことがありますか。その文字の通り、自分または家族など身近な人の臓器をお金で売り渡す行為のことです。この臓器売買は、人道に反しているということで、先進国では禁止されています。

しかし、世界では臓器売買の例が、後を絶ちません。なぜなら、自国で臓器提供をしてくれるドナーを見つけるよりも、臓器を購入した方が早いと考える人が多いからです。

実際、自分が臓器移植を受けなければならない状態になった場合、多くの人は助かりたいと願います。また、自分の大切な人が、苦しんでいるのを見ていられないこともあるでしょう。しかし、臓器売買は、ビジネスとして扱っていいものではありません。

そこで、「なくならない臓器売買の問題」について解説していきます。

⚫︎巧妙化している臓器売買手口

臓器売買の歴史は、意外と古くからあります。例えば、日本の歴史の中には「生きている人間の生き肝を食べると不老長寿になれる」という迷信がありました。その迷信のために、人間の生き肝を手に入れようとして殺人が起こりました。

また、他国でも似たような文化を持つ地域は存在していました。つまり、臓器は古くから「取り替えができない貴重な物」として扱われていたのです。

確かに、医療と技術は日々目覚ましい進歩を遂げています。しかし、完全に臓器の代わりになるような物はまだありません。そのため、内臓疾患の患者に病状によっては、臓器移植でなければ、命が助からない場合があります。

したがって、「臓器移植をしなければ病気が治らない人」の存在がある限り、臓器は売買の対象となります。その上、ひとりの人間の臓器の数は決まっていますので、かなり高額で取引をすることができるのです。

これに目をつけたのが、闇市場のブローカーたちです。彼らは、独自に臓器売買の闇市場とネットワークをつくり、臓器をビジネスとして取引しています。では、どこから臓器を手に入れてくるのでしょうか。実は、そのほとんどは、非人道的な方法で手に入れています。

例えば、貧困や多額の借金が返済できない結果、「もう自分の臓器しか売るものがない」と追い詰められて臓器を売ってしまうことがあります。

現代では、臓器売買のブローカーとつながっている闇金融が、借金の担保として「契約者の内臓」を迫ることがあります。なぜなら、契約者が借金を返せなくなったとしても、その内臓を売ることができれば、闇金融は利益になるからです。

たとえ、無謀な内容であっても、「臓器提供は、借りたお金を返せば必要ありませんよ」と言われれば、お金に困って闇金融からしか借りることができない人は、承諾してしまいます。

しかし、高い利息に困った契約者は、借金を期限内に返すことができません。その結果、契約者は内臓を取られてしまうのです。これが、「貧困」という人の悩みにつけ込んで、内臓を手に入れる闇ブローカーたちの手段のひとつです。

それでも、年々臓器売買の闇市場は大きくなっているため、借金や貧困に困る人々の臓器だけでは供給が追いつきません。そこで行われているのが、「誘拐」や「人身売買」です。その対象は発展途上国だけではありません。

例えば、中国では貧しい農村地域で生まれたあかちゃんが、次々に姿を消すという事件がありました。真相は解明されていませんが、多くは人身売買ではないかとも言われています。

また、誘拐であれば、突然連れ去られ、犯人の足取りがつかめないままになってしまうことがあります。そして、身代金要求がなく、遺体も見つからず、謎に包まれたまま事件が終わってしまいます。つまり、突然誘拐されて、自分の内臓が取られてしまうことは、誰にでもあり得るということです。

もちろん、これらは犯罪です。国際的にも、そのような臓器売買は廃絶しようと監視を強化し、取り締まろうとしています。しかし、彼らブローカーの手段は巧妙です。たとえ、ひとりを捕まえたところで、また次のブローカーが現れます。

したがって、ブローカーと取り締まりが堂々巡りになって、臓器売買は根絶できていない現実があるのです。

⚫︎臓器売買による移植手術の問題

先進国では、臓器売買で手に入れた臓器を使用しようとしても、臓器移植手術はできません。それは、人道・倫理に反しているとして、禁止されているからです。

そのため、臓器売買で臓器を手に入れた人は、ブローカーと提携している病院や医師の元で手術を受けることになります。つまり、臓器売買が行われている国で手術を受けるのです。そこで、問題が起こることがあります。

もし、正規の手順を踏んだ海外での移植手術であれば、きちんと臓器提供を受ける患者と臓器提供者であるドナーが適合するかということに重点が置かれます。そして、専門の医師が手術を行いますし、手術後の予後も病院がきちんと管理を行います。

一方で、臓器売買で手に入れた手術の場合、専門病院ではないことがあります。また、患者とドナーが適合するかということに重点は置かれていません。そのため、最悪の場合は手術をしたとしても、患者の体に拒否反応が出て、死亡してしまいます。

しかし、患者やその家族がブローカーや手術をした病院を訴えたとしても、法的に取り合ってもらえる可能性は低いでしょう。逆に、違法な手段で手に入れた臓器だということが分かれば、訴えた人が罰せられるかもしれません。

そのため、手術がうまくいかなかったとしても、患者は泣き寝入りすることしかできません。つまり、臓器売買は、国内や海外で正規の手順でドナーを待っているよりも、リスクが高くなってしまう可能性があるということです。

このように、臓器移植を希望する人がいる限り、臓器はビジネスの対象になります。

現代では、臓器移植を世界中にネットワーク化しているので、安全な方法で移植を受けられる可能性が高くなりました。しかし、臓器の需要と供給が釣り合っていないため、臓器売買の問題が起こります。

なぜなら、「いつ受けられるか分からない移植手術を待つよりも、自分でなんとかしたい」と思う人間の生存欲求があるからです。そのため、この生存欲求によって、違法な手段である臓器売買に手を伸ばしてしまうことがあるのです。

このように、人間の根源である「生きたい」という感情を逆手にとり、非人道的な方法で臓器を提供することが、臓器売買です。しかし、その方法を選択する人がいなくならなければ、根絶はできないのです。

action
保育士・幼稚園教諭が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、施設や企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

botton6

注目の人気記事

a1管理人による転職体験記
保育士・幼稚園教諭として、私が実際に転職サイトを利用して転職した経験を述べています。

見学の際に感じたことや、失敗した経験から、転職の際に必要だと感じたことなどを詳細に記しています。


a2転職サイト利用の流れ
転職サイトを活用するとはいっても、初めて利用する人がほとんどなので「どのような流れで進んでいくのか分からない」という不安が残ります。

実際には難しいことは何一つないのですが、どのような手順で進んでいくのかを解説しています。


転職サイトを有効活用する方法
a3良い求人を見つけ、転職を成功させるときは転職サイトの利用が一番の近道です。しかし、保育士・幼稚園教諭の中でも、転職サイトを利用したことがないという人は多いです。

そこで、転職サイトの有効な活用方法について記しています。