感染症で死亡する子どもたちの問題

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世界では、5歳までに命を落としてしまう子どもが、年間810万人ほどいると言われています。この数字のほとんどは、先進国ではなく、ほとんどがアフリカやアジアなどの発展途上国と言われている貧しい国の集中しています。

その子どもたちの死因の半数としてあげられているものが、「肺炎」、「マラリア」、「下痢」です。この3つの死因の原因は、感染症によって引き起こされている症状であると言われています。

つまり、感染症を防ぐことができれば、5歳以上生きることができる子どもが増える可能性が高くなるということです。

しかし、それは容易なことではありません。なぜなら、衛生環境を整えるということは、お金も時間もかかることだからです。

そこで、今回は「感染症で死亡する子どもたちの問題」について、解説していきます。

⚫︎なぜ感染症にかかるのかを知らない人々

先進国では、病気が流行しそうな兆しがあれば、病気を予防するための手段が大々的に伝えられます。したがって、誰でも調べることができれば、感染症を予防する手段を得ることができるのです。

しかし、発展途上国において感染症で死亡する人々の元には、感染症の情報が入ってくることは稀です。また、仮に情報があったとしても、「どのように感染症を予防するのか」ということまでは知らないことがあるのです。

これには、原因があります。それは、発展途上国の国自体が、国民の実態の把握や健康対策まで、力が及んでいないからです。

なぜなら、発展途上国は、国によっては内戦などにより、政府機関や国内情勢が不安定な場合があるからです。これにより、とりわけ貧困層の人々への生活支援や、健康対策などは後回しになってしまいます。

また、通信手段も成熟しているとは言えません。したがって、発展途上国の全国民が、すぐに欲しい情報を手にいれられるとは限りません。事実、インターネットを使うことができるのは、中流以上の生活をしている人々に限られてしまっています。

つまり、正しい情報を得られないということは、最悪の場合、命を危険にさらしてしまうということなのです。

しかし、貧しい地域に住む子どもたちへの健康対策では、たくさんの課題が存在します。この課題の中には、専門知識を持った人が介入しなければならないものもあります。

そのひとつが、土地の安全性の調査です。悲しいことではありますが、政府が、どの程度その地域が安全であるのかを調べずに、放置されているケースが多数存在します。しかも、そのように放置されている地域ほど、感染症にかかる人が多いことも事実です。

そのようなときには、国連機関やNGO・NPOなどの民間支援組織が、その地域に赴き、調査をすることがあります。

実際、NGOなどの民間支援組織が、下痢に苦しむ人々の多い地域で水質検査をした結果、水の汚染が原因であったことがありました。しかし、その土地に住む子どもたちは、毎日のようにその水辺であそび、体を洗い、もちろんその水を飲んで生活していたのです。

この結果が知らされてから、子どもたちが危険な水であそぶことはなくなりました。そして、民間支援組織から、水をろ過・浄化する技術を伝えられ、汚染された水を使用することがなくなって、ようやく下痢で苦しむ子どもの数が減少するようになったと言います。

この例は、誰かから教えられていれば、すぐに防ぐことができた問題です。しかし、毎日その水を使っている人たちからすれば、「まさかそのようなことが起こるはずがない」と思います。なぜなら、「危険である」ということを誰も調べないからです。

つまり、正しい情報を知り、その土地の住む人々がどのように対策をすれば良いのかということを伝えられなければ、子どもたちが感染症を予防することは難しいでしょう。

そのためには、情報を手に入れる手段を知る必要があります。したがって、教育を受け、自分で情報を活用する術を子どもたち自身が身につけることが重要なのです。

⚫︎栄養管理の難しさ

先進国では、高齢でない限り、「肺炎」で亡くなることは考えにくいでしょう。なぜなら、医療が進歩しているからです。もし、肺炎になったとしても、抗生物質を投与し、栄養バランスの良い食事を摂って、休息していれば、大抵治ります。

しかし、発展途上国では、これらはすべて贅沢なことです。まず、貧しい人々は、抗生物質を自分の力で手に入れることはできません。そして、何よりも栄養管理が一番難しいことです。

そもそも、発展途上国では、その日食べる物にも困窮している人々が大勢います。たとえ、あかちゃんに母乳をあげたいと思っていても、お母さん自身に栄養が行きわたっていないため、母乳が出なかったり、出にくかったりするケースも多くあります。

したがって、母乳を頼りにしているあかちゃんにも、十分な栄養は摂取することができません。そのため、栄養素が足りず、あかちゃんが貧血になったり、免疫低下が起こったりして、結果、感染症にかかりやすくなってしまうのです。

その上、一度感染症にかかってしまうと、抵抗力のない子どもは、重篤化してしまう可能性が高まります。そして、医療で適切な処置を受けられないため、最悪の場合は、命を落としてしまうことになるのです。

では、薬を飲めば感染症は防ぐことができるのでしょうか。

もちろん、抗生物質を服用すれば、ある程度の症状を抑えることはできます。しかし、栄養状態が悪く、免疫力が低下した人々に対して、抗生物質を投与したとしても、弱った体がかえって薬の副作用に負けてしまうことがあります

つまり、「病気(感染症)=すぐに投薬」が良いとは限らないということです。

それよりも、日頃から体に免疫力がつくように生活することの方が大切です。なぜなら、体に免疫がなければ、薬で感染症の症状を抑えたとしても、体の抵抗力は弱ったままだからです。そうなると、すぐに違う病気になってしまうことがあります。

このようなことを防ぐためには、一番は健康な体を作るために、栄養バランスのとれた食事を摂ることです。しかし、まだ貧富の差が激しい発展途上国では、国民全員が食べたい物を選択することは難しいことは事実です。

このため、国連機関や民間支援組織により、定期的な食料支援を受けたり、その土地の人々が自分たちで食料を手に入れられるように農業の方法を伝えられたりする地域が増えてきています。

このような活動は、その地域に住む全員の栄養状態をすぐに改善できるものではありません。しかし、飢えることなく、それなりに栄養が摂取できるようになることで、まだ幼い子どもたちが亡くなるという、痛ましい事件は少なくなります。

このように、感染症を防ぐためには、その地域に住む住民が病気を知り、どのように対策するのかを実践できることが重要です。さらに、感染症対策だけではなく、毎日の体づくりが、元気に過ごすためには不可欠です。

つまり、貧困地区に住む人々が、健康の知識を身につけて、自分たちで情報を取得し、その問題を解決していくことが重要になってくるのです。

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